ビジネスオンチのデザイナーにならないために取り組んでいる3つのこと

ビジネスオンチのデザイナーにならないために取り組んでいる3つのこと

先日、ベイジさんより「デザイナーはビジネスオンチになるな」という記事が公開されました。この記事を読んで「ビジネスオンチ」というフレーズにドキっとした方もいるのではないでしょうか。

アナグラムでも常々、「デザイナーもビジネス感覚を持つべき」と考え、ビジネスオンチに陥らないように様々な取り組みをしています。そこでこの記事では、アナグラムのデザイナーがビジネスオンチにならないために行っている3つの取り組みを紹介します。

ビジネス感覚を養いたい、ビジネスオンチにはなりたくないと考えているデザイナーの方は、ぜひお読みください。

ビジネスを成功に導く伴走者を目指すために

アナグラムは、「クライアントの隠れた魅力を発掘し、ビジネスを成功に導く伴走者」となることを目指しており、デザイナーも例外ではありません。

クライアントのビジネスを深く理解し、どうすれば成果を出せるかの仮説を立て、クリエイティブやコピーを提案し制作、結果を検証してさらなる提案を行う。アナグラムのデザイナーは、そんな働きが期待されています。

こういった働きをするには、当然ビジネスオンチではいられません。クライアントや社内の運用型広告コンサルタント(以下コンサルタントと表記)と同じ目線で話せるように知識とビジネス感覚を身につける必要があるのです。

ビジネスオンチにならないために取り組んでいる3つのこと

アナグラムのデザイナーがビジネスオンチにならないために取り組んでいることを、以下に紹介します。

1. インプットを習慣づけるためにLTを開催

デザイナーとしてクライアントの伴走者になるためには、様々な知識が必要です。広告のこと、クライアントのこと、生活者のこと、市場のこと、デザインのことなど、身につけるべき知識の幅はとても広く、多岐にわたります。

これらの知識を身につけるためには、継続してインプットし続けるしかありません。そこでアナグラムでは、インプットを習慣づけるために、月に1回LT(ライトニングトーク)を開催しています。

LT(ライトニングトーク)
数分程度の短いプレゼンテーションのこと。
アナグラムのデザイナーは、月に1回業務に関連するテーマでプレゼンを行っている。テーマは、「最近読んだ本の紹介」「試してみたデザイン」「写真撮影のテクニック」などさまざま。

LTというアウトプットの機会があること自体が、インプットのきっかけとなっています。「LTがあるから何かしらインプットしなければ」となるわけですね。そうしてインプットを習慣づけることがねらいです。

それに、知識はアウトプットすることで脳に定着すると言われています。学んだことをLTの資料にまとめて発表することで、学びがより深いものになるはずです。
さらには、プレゼンの場数を経験することで提案力を高めるという副次効果もあります。

LT以外にも、社内のコンサルタントにとって必読の書籍を読むなど、クライアントと同じ目線で話ができるよう、インプットを意識しています。

2. 作って終わりにせず、個人の学びをチームの学びにする

次に意識しているのは、「作って終わりにしない」ことです。デザイナーとして、制作したクリエイティブがどんな結果につながったのか、は気になりますよね。

アナグラムのデザイナーは、クライアントやコンサルタントと行う打ち合わせのなかで成果のフィードバックを受け、今後のアクションを話し合っています。
こうして、作って終わりにせず、クライアントのビジネスにどう貢献したかを確認し、成果に向き合っているのです。

フィードバックを受けることで、「このやり方で成果が出たなら別のクライアントにも応用できるかもしれない」「成果が出なかった原因を探って次に活かそう」と、学びが生まれ、成長につながるわけです。

さらに、こうして得た個人の学びを、デザイナー間で共有する機会を設けています。受けたフィードバック・成果・そこから得た学びなどを共有し合うことで、自身が担当している案件以外からも疑似的な経験・学びを得ることができます。こうして、個人の学びがチームの学びになるよう、情報を流通させています。

3. チーム報を全社に展開し、クリエイティブの議論や相談を活性化する

3つめの取り組みは、これまで紹介した取り組みで得た学びを「全社にも展開する」ことです。
成果につながったクリエイティブの事例や、得た知見などを「チーム報」としてNotion(社内で使っているドキュメントツール)にまとめ、月に1度全社員に展開しています。

チーム報には、制作したクリエイティブの成功事例や考察などが紹介されており、例えば最近は以下の内容がチーム報で発信されていました。

  • 既存の勝ちパターンに一工夫を加えてさらに成果を改善した事例
  • 新クリエイティブを入稿したけどインプレッションが出ないときの対処法
  • インサイトを捉えたコピーライティングによる成功事例

こうして、デザイナーが得た学びを全社員向けに発信することで、社内でクリエイティブに関する議論や相談がより活発になることを目指しています。

広告成果を高めるためにデザインの力が重要なことは間違いないのですが、まだまだ社内では「どう改善すればいいか分からない」「どんなクリエイティブを作れるか分からない」という人も多い状態です。

チーム報で事例を紹介することで、クリエイティブによる広告成果向上のイメージを湧かせ、デザイナーに相談しやすくすることをねらいとしています。

また、チーム報を執筆するデザイナーにとっては、「自分が担当していないクリエイティブの制作背景や結果にアンテナを立てる」機会となっています。そうして様々な事例を知ることで、「広告運用で成果を出すためにどういう観点でものごとを見るべきか」の視点を養うことにつながっています。

このように、「社内でクリエイティブに関する議論を活性化する」「様々な事例に触れてデザイナーとして成果を出す視点を養う」目的のために、チーム報を全社に発信しています。

デザイナーも粋な商売人を目指す

以上、アナグラムのデザイナーが取り組んでいる、ビジネスオンチにならないための取り組みを紹介しました。

アナグラムでは、「粋な商売人」を輩出したいというビジョンがあります。商売人を簡単に言い換えると、「会社に頼らずとも1人で生きていく力がある」ことです(詳しくは以下の記事をお読みください)。デザイナーであっても、粋な商売人を目指したいと考えていますし、そのために今後もさまざまなチャレンジをしていきたいと考えています。

なかには、「広告代理店で広告バナーを制作する」という一部の仕事内容だけを切り取って、「市場価値が高まるだろうか」とキャリアの不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、この記事で紹介した取り組みを行い、デザインを通してクライアントのビジネスをどう成功させるか、を考え実行していけば、きっと1人で生きていける「粋な商売人」に近づけるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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