
会社に勤めたくなかった大学生が、なぜアナグラムを選んだのか?そして、24歳(当時)にしてチームリーダーを任せられるようになった過程をお聞きしました。

自由人に憧れた大学時代。目指したのは「PC1つで出来る仕事」!?
ーーー仲上さんは大学時代、とにかく海外にたくさん行っていたのだとか。
はい。東南アジアは6か国、それ以外にもヨーロッパ、アメリカ、韓国など色々な国に行きました。長期休みはほとんど海外に行っていましたね。
きっかけは大学1年生の夏休みに、先輩が実施していたプチ留学のプログラムみたいなものに参加させてもらったことでした。それまでは海外に行ったこともなかったし、興味があったわけでもなかったんですが、語学留学生と話したり、観光したり、現地のご飯を食べたりするのが楽しかったんです。
私は大学入学のタイミングで岐阜から上京したというのもあって、知らない世界が山ほどあるということにすごくワクワクしました。

ーーー何か印象に残っている出来事はありますか?
現地でインターンをしてみたり、お金をぼったくられて人間不信のようになったり…色々なことがありましたが、フランスのドミトリーでたまたま出会った韓国人の女性は、今でもSNSでつながっていて刺激を受けています。
その人は当時すでに社会人として働いていたんですが、定期的に海外旅行に行く生活をしていて。私もそういった自由人っぽい生活に憧れていました。
大学生のときは、「働く=言われた仕事を決められた時間にやる」というイメージだったので、なるべく働きたくない、でも生活していくにはお金が必要だし…とモヤモヤしていました。世界を自由に飛び回りながらお金を稼ぐにはどうしたらいいんだろう?と考えたときに、PCさえあれば成立するような仕事がいいのでは?と思い至り、調べていくなかでウェブマーケティングに行きついたんです。
ーーーなるほど。「PC1つで稼げる仕事」という理由で運用型広告を目指してくれたんですね。
いや、その時点ではまだ運用型広告というものは知らなくて、最初はSEOの会社でインターンを始めたんです。
海外に行っていたときに、自分のSNSに新しく発見したことを自己満足でたくさん投稿していたんですが、それをきっかけに「自分も挑戦してみようと思った」と言ってくれる友達がいたり、「元気をもらった」と声をかけてもらうことがあって、自分が書いた言葉に対して反響をもらえる楽しさを知りました。
そのときは自己流で書いていたので、しっかりしたノウハウをもとに文章を書ける人になりたいと思って、ライターなどの職種を探していたところ、SEOというものに出会いました。
※SEO:検索エンジン最適化。特定のウェブサイトが検索結果の上位に表示されるように、ページの構成や記述を調整すること。
就職したくなかった大学生がアナグラムに入社を決めたわけ
ーーーそこから、どういった経緯でアナグラムにたどり着いてくれたんでしょうか?
SEOのインターンでも、上司から記事のフィードバックやSEOの考え方を教えていただき勉強になりました。でも、SEOで書いた記事から売上が立つまでは結構時間がかかるんですよね。そういった意味で、集客や売上の変化などの反響は思ったよりも感じられなかったので、当時の自分としては会社員として卒業後もやっていくなら何か別の手段がないか?と考えるようになりました。
運用型広告というものの存在は、SEOに関わり始めてから知りました。SEOをやっているなかで、どんなに頑張って上位表示ができても、そのうえには広告が出ていることに気付いたんです。お金を出して上位に掲載する広告という手法であれば、私が求めていた、「反響を得てそのデータをもとに改善するサイクル」が速いはず、と仮説を立てて目指し始めました。
アナグラムという会社は、「運用型広告 長期インターン」と検索して見つけたんですが、サイトを見ているなかで、ずっとフォローしていたXアカウントがアナグラムの社長(当時)だったということも知って、考え方的にも自分に合っていると感じました。
※運用型広告:検索結果に表示される「検索広告」と呼ばれるものや、Instagram・TikTokなどのSNSに表示される広告など、ターゲットや予算、入札価格を適宜調整しながら出稿する広告のこと。
ーーー長期インターンを経てアナグラムに入社してくれましたが、もともとは「就職したくない」と思っていたんですよね…?インターンをするなかで心境の変化があったんですか?
SEOのインターンをしているときも、文章を書くことが楽しいからやっていただけであって、働くということ自体に前向きだったわけではありませんでした。大富豪と結婚して、経済的な自由を得たいと真剣に思っていましたね。
でも、ある人から「結婚したら家計は同一になるかもしれないけれど、何かをしたい・逃げたいとなったときに、自分が社会に対して価値を提供して生み出したお金を持っていないと身動きがとれなくなるかもよ」と言われて考え方が変わりました。
でも、引き続き自分の中でピンとこない会社で働くということには懐疑的でした。だから、就職先はアナグラムしか考えていませんでしたね。内定をもらえなかったら、個人事業主としてやっていこうと思っていました。

ーーー実際にアナグラムでインターンをしてみてどうでしたか?
学生インターンというと、一部の仕事のみを任されるというイメージかもしれないですが、アナグラムのインターンは正社員とまったく同じ仕事をします。
基礎的な知識は研修で学んだり、上司からも教わることができますが、実際にやってみないと分からない部分もたくさんある仕事なので、インターンであっても自分がメイン担当として広告運用もクライアントワークもするんです。施策を考えて、実行して、振り返って、それをクライアントに報告したり議論したりするという一連の流れをインターンのときから経験できたのは貴重でした。
あと、アナグラムは一般的な組織とは違って「逆ピラミッド」の体制をとっているので、上司に指示されたことを部下が実行するというわけではなく、現場に立っているメンバー自らが「いま何をすべきか?」と課題ベースで考えられます。大きい会社だと、「こうしたほうがいいのでは?」と思ったこともなかなか実現できなかったりするかもしれませんが、アナグラムでは倫理と論理があっていればGOなので、自分が納得したことに対して主体的に取り組みたい自分には合っていました。
「仕事っぽいこと」から脱却し自分らしく働けるように
ーーー2024年からは最年少(24歳)でチームリーダーを任されるなど、すごく順風満帆に見えます。
決して順風満帆ではなく、うまくいかないと感じた時期もありました。先輩社員を見ると、自分のできないことが目に付いて、あれもこれもできるようにならなきゃ、と思ってしまっていたんですよね。
もちろん、一通りのことを最低限できるようになる必要はあるんですが、もっと得意なことや才能を発揮できることに時間を使っていったほうがいいと考えを変えたことで、うまく回りだした気がします。
私はコミュニケーションをとって関係性を築いていくのが得意なのに、「仕事ってこういうものだから」という考えにとらわれて、真顔でお堅い言葉で話す、みたいな振る舞いをしていたんです。上司に「仲上さんは仕事っぽいことをしようとしていないか?」と言われて、ハッとしました。パーソナリティを消すのではなく、活かすように意識することで、自然体でポジティブに働けるようになりましたね。
ーーーたしかに、仲上さんは社内社外を問わず、自然体でコミュニケーションを密にとっているイメージがあります。得意なことはマネジメントにも活かされていますか?
活かされていると思います。人への関心は強くて、仕事とは別にキャリアコンサルタントの勉強をしていたりもします。
メンバーが成長して、前は出来なかったことが出来るようになるのを見るのは楽しいですね。マネジメントはまだまだ試行錯誤しているところなので、これから頑張っていきたいです。

とりあえず動くことで道が拓ける
ーーーいま振り返って、大学時代にアナグラムで長期インターンをしようと思った選択はどうでしたか?
長期インターンを始めたときには想像もしていなかったような気付きや自己理解を得られているという時点で、選んで正解だったと思っています。
そういった気付きを得られたのも、インターンの立場から幅広い業務を経験できたことで視野が広がったからですね。入った時点では、アナグラムの良さをすべて理解していたわけではないですが、振り返るとよい選択だったと感じます。
ーーー最後に、就活やキャリアに悩んでいる大学生に対して、何か伝えたいことはありますか?
誰にとっても正解なキャリアなど存在しないですし、自分の見えている範囲で選択するしかないですよね。たとえその選択で上手くいかなかったとしても、「自分はこういうのが合わないんだ」という気付きになりますし、とりあえずやってみるというのが大事だと思います。
あれこれ想像するだけで動かないのはもったいないです。私も、時間があるうちに色々経験してみたことで、想像していなかった新しい世界がひらけてきました。
誰にとってもアナグラムが最適な環境だとは言いませんが、意義が分からない仕事が降ってくる環境にストレスを感じたり、主体性を持って取り組める環境を求めている人には合っていると思います。
少しでも運用型広告や会社の価値観に興味を持ってくれたのならば、ぜひインターンの門を叩いてほしいです!
