Yahoo!検索広告、レスポンシブ検索広告の編集が可能に

Yahoo!検索広告、レスポンシブ検索広告の編集が可能に
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2023年3月8日より、Yahoo検索広告にて、作成済みのレスポンシブ検索広告の編集が可能になります。

これまでは作成済みのレスポンシブ検索広告では広告名のみしか変更ができず、それ以外の項目を編集したい場合は新たに広告を作成する必要がありましたが、今回のアップデートでその他の項目の編集が可能になるのはうれしいですね!

この記事では、レスポンシブ検索広告の編集可能になる項目や配信実績の確認方法、注意点について解説します。

参考:【検索広告】レスポンシブ検索広告の編集に対応


編集が可能になった項目

今回、作成済みのレスポンシブ検索広告にて編集可能になった項目は以下の項目です。これまで編集可能だった広告名を除きすべての項目が編集可能になっています。

アセット タイトル…①
説明文…②
表示位置の固定 タイトル…①
説明文…②
各種URL 最終リンク先URL…③
表示URL…④
スマートフォン向けURL…⑤
URLオプション トラッキングURL…⑥
カスタムパラメータ…⑦

「アセットの配信可否」項目が追加に

アセット詳細画面にて、アセットごとに配信可能かのステータスを表示する「アセットの配信可否」項目が追加されます。確認できるのは「配信可能」と「配信不可」の2種類です。

編集した場合は新しいアセットとして集計される

アセット(タイトル、説明文)ごとのインプレッション数や、1つの広告の中でアセット同士を相対的に評価した指標である「掲載評価」は、アセット詳細ページあるいはレスポンシブ検索広告アセットレポートから確認できます。

今回のアップデートでは、表示位置の追加や固定を行った場合は「編集」と見なされ、元のアセットの実績を引き継ぎます。一方でアセット内容の変更は「上書き」と見なされ、元のアセットの実績は引き継がず、新しいアセットとして集計されます。

例)広告編集画面より「沖縄」の表示位置の固定を1番目に変更、アセットを「タイ」から「韓国」に上書きした場合

画像引用元:【検索広告】レスポンシブ検索広告の編集に対応 - Yahoo!広告 ページ内PDFより

例)上記変更を加えた上で8~9月のアセットレポートを取得した場合

画像引用元:【検索広告】レスポンシブ検索広告の編集に対応 - Yahoo!広告 ページ内PDFより

9月に上書きされた「タイ」のアセットは、アセットの配信可否が「配信不可」となり、掲載評価は「未評価」となります。表示位置の固定と掲載評価は、レポート取得時の内容が反映されることを認識しておきましょう。

また、広告レポートではレポート取得時のアセット内容は確認できるものの、アセット単位の実績は確認できないため、アセット単位の実績を確認したい場合は、レスポンシブ検索広告アセットレポートから確認を行いましょう。

レスポンシブ検索広告を編集する際の注意点

ここからは編集の際の注意点についてお話ししていきます。

審査が完了していない広告は編集ができない

広告の審査ステータスが「審査中」「編集内容審査中」の場合、編集を行うことができません。審査が完了してから編集しましょう。

リリース前に審査状況が「掲載停止」になっている広告を編集する場合

2023年3月8日以前に審査状況が「掲載停止」となったレスポンシブ検索広告を、3月8日以降に編集すると以下のような影響があります。

  • 編集前(掲載停止以前)の広告単位での配信実績が取得不可に
  • 広告管理ツールの広告一覧画面には、広告単位では編集後の実績が表示されるが、合計欄では編集前の実績も含めた数値が計上
  • 広告グループ単位およびキャンペーン単位のパフォーマンスレポートでは、編集前後の合算値が計上
  • 広告トラッキングIDが変更(広告IDに変更はなし)になるので、外部ツール等で広告トラッキングIDを用いた集計をしている場合は注意しましょう。

また、広告管理ツールとパフォーマンスレポートで表示される内容に差異があります。

配信実績の表示箇所 編集後に表示される内容
広告管理ツール 広告 各行 編集前の実績は確認不可
合計行 編集前の実績も含めた数値を表示
アセット詳細 各行 編集前の実績は確認不可
合計行 -
パフォーマンスレポート ・広告レポート
・アセットレポート
各行 編集前の実績は確認不可
合計行 編集前の実績は含まれない

キャンペーンレポートと広告グループレポートについては、編集前の実績も含めた数値を確認できるなど、レポートの種類によって定義が変わるため、注意しましょう。リリース日以前に「掲載停止」となったレスポンシブ検索広告を編集する場合は、事前にパフォーマンスレポートなどで配信実績を取得しておくと安心です。

まとめ

今回のアップデートは広告運用に携わる全人類が待ち望んでいたものなのではないでしょうか!例えば「2022年最新版」を「2023年最新版」に変更したい際など、これまでは新たに広告を作成する必要があり、過去の実績が引き継がれなかったものが、引き継がれるようになったのは非常に便利ですね。

一方で広告管理ツールとパフォーマンスレポートで表示される内容が異なるという落とし穴があるため、配信結果を見る際には気をつけて見ましょう。

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