この記事は最終更新日から約3年が経過しています。
Google 広告では、オーディエンスと呼ばれる特定の興味や関心、ユーザー属性を持つと推定されるユーザーのセグメントやグループを指定して広告を配信できます。今回、オーディエンスに関する用語やオーディエンスレポートのアップデートが発表されました。
オーディエンスに関する用語の更新
今回、Google 広告で変更が発表された用語はこちらです。
変更前 | 変更後 |
---|---|
リマーケティング | 広告主様のデータ |
アフィニティ(カテゴリ) | アフィニティ(セグメント) |
購買意向の高いオーディエンス | 購買意向の高いセグメント |
ライフイベント(オーディエンス) | ライフイベント(セグメント) |
詳しいユーザー属性(オーディエンス) | 詳しいユーザー属性(セグメント) |
カスタムオーディエンス | カスタムセグメント |
組み合わせオーディエンス | 組み合わせセグメント |
類似ユーザー | 類似セグメント |
馴染み深い「リマーケティング」も「広告主様のデータ」に変更されるのは驚きですね。
その他「オーディエンス」「カテゴリ」という言葉なども「セグメント」に統一されています。
オーディエンスレポートについての更新
オーディエンスのユーザー属性、セグメント、除外情報に関する詳細情報が、管理画面左側のナビゲーションメニュー[オーディエンス]タブに集約されました。
オーディエンスレポートの確認方法
Google 広告の管理画面左側のナビゲーションメニューから[オーディエンス]タブを選択します。
オーディエンスレポートの画面では、「オーディエンスセグメント」、「ユーザー属性」、「除外」の大きく3つのモジュールを確認できます。各モジュールに含まれる情報は下記です。
セグメント | 詳細 |
---|---|
オーディエンスセグメント | アフィニティ セグメント、購買意向の強いセグメント、類似セグメント、詳しいユーザー属性セグメント、広告主様のデータ セグメント(旧リマーケティング)、カスタムセグメント、ライフイベントセグメント |
ユーザー属性 | 性別、年齢、子供の有無、世帯収入 |
除外 | 広告のターゲットから除外したセグメント |
最後に
今回、Google 広告内で長く使われていた用語が変更となったことは大きな衝撃です。ただし用語は変わりますが機能的な変更はなく、引き続きサイトの訪問者へ広告を配信することができます。
「リマーケティング」があたかも広告メニューのように取り扱われていた風潮もありましたが、脱Cookieの機運が高まっていることもあり、いま一度オーディエンスセグメントのひとつであるという位置づけを理解し、他のオーディエンスセグメントが有効に利用できないか見直す、いい機会だと考えることもできるのではないでしょうか。
しっかりと情報をキャッチアップし、正しい用語を使えるよう気をつけていきたいですね。