【運用型広告アップデートまとめ】2025年2月

【運用型広告アップデートまとめ】2025年2月

関東では3月に入り今シーズン初の雪が降ったりと、本格的な春を目前に季節が逆戻りしたように感じます。

2月はあっという間に過ぎていったので、見逃していたかもしれないアップデートをピックアップしています。

さっそく見ていきましょう。


目次

Google広告の注目アップデート

GoogleはAIを活用した広告クリエイティブの制作についてアップデートがありました。

レスポンシブ検索広告の見出し最大2個がサイトリンク枠に表示されるように

レスポンシブ検索広告の広告見出し最大2個が、サイトリンクのスペースにも表示されるようになります。対象は全世界、すべての言語です。これは、個々の検索に合わせて広告の利便性を細かく調整することでパフォーマンスの向上につながることが見込まれるためです。

画像引用元:アセットの柔軟性を高め、AI を活用した検索広告でパフォーマンスを高める - Google広告ヘルプ

広告見出しに基づいて作成された2個のサイトリンクは、広告の最終ページURLが参照されます

レスポンシブ検索広告で固定の設定をしている、広告見出し1、広告見出し2、説明文1 のアセットは、広告の配信時に指定された位置に引き続き表示されます。

なお、組み合わせレポートでアセットがどのように組み合わせで掲載されたかを確認可能です。広告見出しがサイトリンクのフォーマットに使用されているのか把握できます。

2024年2月のリリースで、パフォーマンスが見込まれるときに広告見出しが一つだけ掲載されるという発表がありましたが、今回の発表でよりアセットの柔軟性が向上しますね。

画像生成で人物画像(大人)などのライフスタイルイメージ画像が生成が可能に

AIを活用したライフスタイルイメージの生成機能が導入されました。これにより、大人の人物を含むリアルな生活シーンなどの画像を生成できるようになります。

対象はP-Max、デマンドジェネレーション、ディスプレイ広告、アプリ広告の各キャンペーンです。

動画引用元:New creative updates to help advertisers generate lifestyle imagery - Google Ads&Commerce Blog

「料理をしている人」のような簡単なプロンプトを使用して料理をしている人の画像を生成したり、「にんじんを切っている中年男性」のようなより具体的なプロンプトを使用して画像を生成したりできます。プロンプトに年齢、性別、人種、民族、国籍などの詳細な説明を追加することで更に詳細なイメージ画像が生成可能です。

なお、人物画像の生成に、ブランド名の付いた製品、政治家や有名人などの著名人、子供や未成年者、その他のセンシティブまたは露骨なコンテンツの画像は生成できません。生成されたすべての画像にはSynthID(※)のタグが付けられ、どの画像がAIを使用して生成されたかわかります。

SynthID:AIが生成した画像であることが識別できるようにデジタル透かしをいれるツール

対象: P-Max、デマンドジェネレーション、ディスプレイ広告、アプリ広告キャンペーン
公式ヘルプ: New creative updates to help advertisers generate lifestyle imagery - Google Ads & Commerce Blog

クリエイティブのプレビューでアセットの組み合わせ確認が柔軟に

Googleディスプレイ広告のプレビューにて、アセットの組み合わせの確認がしやすくなりました。

広告の編集から「組み合わせとプレースメントを確認」を選択。配信先毎に設定したアセットがどのように組み合わされているのかプレビューで確認できます。

これまでは、代表的な配信先であるYouTube ホームフィード、Discover、Gmailでの掲載イメージはプレビューされていましたが、すべての配置でどのようにアセットが組み合わされるのか確認できるようになっています。

さらに、広告プレビューのリンクを共有することもできるので、内容に齟齬がないかを関係者間で確認しやすくなりますね。今後、複数人でクリエイティブアセットをレビューして共同作成できるようにもなるそうです。

対象 : Googleディスプレイネットワーク
公式ヘルプ :Boosting your reach and performance with Google Display Ads- Google Ads & Commerce Blog

オフラインコンバージョン インポート時に「conversion_environment」の項目が必須に

オフラインコンバージョンインポート(OCI)を利用する広告主に対し、「conversion_environment」パラメーターの追加が義務付けされました。これは、アプリ内コンバージョンの正確なアトリビューション(効果測定)とスマート自動入札の最適化を目的としています。

オフラインコンバージョンインポートを活用している広告主は、以下の対応が必要です。

  • 対応内容 オフラインコンバージョンインポート(OCI)でインポートするコンバージョンデータに「conversion_environment」パラメーターを含める。
  • 対応期日: 2025年4月30日までに

「conversion_environment」パラメーターは、コンバージョンがアプリ内かウェブ上で発生したかを識別する役割を果たします。

このパラメータが追加されていない場合、キャンペーンでスマート自動入札のアプリシグナルが無効になり、アプリ コンバージョン数の減少や全体的なパフォーマンスの低下を招く可能性があるため、期日までにパラメータの追加に対応しましょう。

対象 : オフラインコンバージョンインポート(OCI)を利用するアカウント
公式ヘルプ:アプリのオフライン コンバージョン インポート(OCI)に必要な対応 - Google広告ヘルプ

Yahoo!広告のアップデート

Yahoo!広告では、ターゲティングに関するアップデートが多くありました。なかには、期日までに対応が必要なものもあるのでさっそく見ていきましょう。

※ここでは 「ディスプレイ広告」はYahoo!ディスプレイ広告(運用型)を指します。

【ディスプレイ広告】サイトリターゲティングの機能を拡張

ユーザーのプライバシー保護の観点から、サードパーティーCookieによる計測の見直しが進んでいます。これに伴い、サイトリターゲティングの配信対象が減少し、広告の効果計測にも影響が出ているでしょう。

この対策のひとつとして、ファーストパーティデータを活用する取り組みが進められています。今回はその一環として、ソフトバンク端末のIPアドレス情報を利用したユーザー識別によるリターゲティング広告の配信が開始されます。具体的には、Cookie情報だけでは補足できない、ソフトバンク端末のIPアドレスによって識別されたユーザーが配信対象に含まれるようになります。

今回のアップデートにより、自動的にサイトリターゲティングタグを通して広告主のサイトからソフトバンク株式会社へ広告主のサイト利用者データが送信されるようになります。

これは、Yahoo!ディスプレイ広告でサイトリターゲティングを実施しているアカウントすべてに影響があります。

必要な対応としては、4月14日までに、電気通信事業法における外部送信規律の対象となる企業(※)は、サイトに下記の内容を通知・公表いただく必要があります。

画像引用元:【ディスプレイ広告(運用型)】サイトリターゲティングの機能拡張について 資料内P3  - LINEヤフー for Business

※電気通信事業法における外部送信規律とは:外部送信規律について - 総務省

※外部送信規律対象となる企業の判断に迷う場合は、広告主さま法務部門または外部弁護士等にご相談ください。

なお、ソフトバンク株式会社へデータの送信を希望しない場合は、オプトアウト可能です。その場合、リターゲティングタグに記述を追加する必要がありますので、必要に応じて対応していきましょう。

対象 : Yahoo!ディスプレイ広告でサイトリターゲティングタグを設定しているアカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告(運用型)】サイトリターゲティングの機能拡張について   - LINEヤフー for Business

【ディスプレイ広告】スマートターゲティングの機能改善

ターゲティングを自動で最適化する機能であるスマートターゲティングで、3つのアップデートがありました。

  • ターゲティングの設定がデフォルトでオンに
  • 推奨する入札戦略に「コンバージョン価値の最大化(目標値あり/なし)」が追加
  • スマートターゲティングの推奨利用条件が変更

ターゲティングの設定がデフォルトでオンに

新規で広告グループを作成すると、スマートターゲティングの項目がデフォルトで「利用する」にチェックが入っています。既存の広告グループの設定に変更はありません。

推奨する入札戦略に「コンバージョン価値の最大化(目標値あり/なし)」が追加

画像引用元:【ディスプレイ広告(運用型)】スマートターゲティングの機能改善 - LINEヤフー for Business

入札戦略に「コンバージョン価値の最大化(目標値あり・なし)」が追加されました。

コンバージョン価値の最大化(目標値あり・なし)は、2025年2月19日よりベータ版にて提供開始されています。この機能を活用すると、コンバージョン数ではなく、コンバージョン設定の「コンバージョンの価値」が最大になるように入札調整がされます。

スマートターゲティングの推奨利用条件が変更

いままで、スマートターゲティングの推奨利用条件は、「過去7日間のコンバージョン数が20件以上あるキャンペーン配下の広告グループ」でした。しかし、2025年2月以降、この条件は廃止になっています。これにより、スマートターゲティングの活用を検討できるアカウントが広がるのではないでしょうか。

スマートターゲティングの詳細については以下のブログでも紹介しています。

対象 : キャンペーン目的「コンバージョン」「アプリ訴求」のキャンペーン
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告(運用型)】スマートターゲティングの機能改善 - LINEヤフー for Business

【ディスプレイ広告】オーディエンスリストターゲティングに新たなカテゴリー追加。除外設定も可能に

オーディエンスリストターゲティングで、共通オーディエンスリストに新たなカテゴリーが追加されました。興味関心、購買意向、属性・ライフイベントの各分野でカテゴリーが拡張されています。

画像引用元:【ディスプレイ広告】オーディエンスリストターゲティングの機能変更について - LINEヤフー for Business

カテゴリーの追加に伴い、一部のカテゴリーでは、新しいカテゴリーが追加となり配信対象が変わっている可能性もあります。オーディエンスリストターゲティングを活用している場合は意図通りのターゲティングになっているか、確認しておくと安心です。

また、これまで「配信」の設定のみ可能だった共通オーディエンスリストで「除外」が可能になりました。

より、詳細なターゲティングができるようになりましたね。

対象 : オーディエンスリストターゲティングを利用しているアカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告】オーディエンスリストターゲティングの機能変更について - LINEヤフー for Business

【検索広告】生成AIがキーワードを提案する機能の提供開始

2025年2月5日より、検索広告において生成AIがキーワードを提案する機能が提供開始されました。広告の最終リンク先URLを入力すると、ウェブサイト情報をもとにAIがキーワードを自動生成します。

対象となるのは標準キャンペーンのみで、生成AIによるキーワード提案は1アカウントにつき1カ月最大30回まで利用可能です。AIが生成したキーワードは審査の承認を保証するものではなく、広告掲載基準の確認など、必要に応じて提案内容を修正しながら活用しましょう。

【検索広告】自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供終了

2025年6月下旬、自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供が終了となります。「コンバージョン数の最大化」「コンバージョン価値の最大化」が拡張クリック単価と同等、またはそれ以上の広告運用における成果を上げる可能性が高まった状況を受け、終了がアナウンスされました。

提供終了までの予定スケジュールは以下です。

  • 2025年6月中旬:拡張クリック単価の設定終了
  • 2025年6月中旬~下旬:システムによる入札戦略の移行
  • 2025年6月下旬:拡張クリック単価の提供終了

拡張クリック単価を設定しているアカウントは、6月中旬までに目的にあった自動入札タイプに変更しておきましょう。変更の対応がない場合は、自動的に「個別クリック単価」の設定になります。

対象 : 検索広告で拡張クリック単価の設定を活用しているアカウント
公式ヘルプ:【検索広告】自動入札タイプ「拡張クリック単価」の提供終了について - LINEヤフー for Business

【ディスプレイ広告】年齢による制限が必要な商品・サービスの広告配信制御

未成年者保護のために、年齢制限が必要な商品・サービスを対象に新たな配信制御を実施しています。この仕様変更は、検索広告でも実施予定です。(時期未定)

商品・サービス年齢補足
パチンコ・スロット(機種、ホール訴求)、マージャン店 、カジノ(海外で合法なもの)18歳未満
出会い系サイト(インターネット異性紹介事業)、結婚紹介業18歳未満※同性同士も含む
加熱式たばこ20歳未満

対象 : 年齢制限が必要な商品・サービスを展開している広告主
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告】年齢による制限が必要な商品・サービスの広告配信制御について

【ディスプレイ広告(運用型)】LINEへの広告配信で配信可能な広告の種類が追加に

LINEサービスの掲載面にディスプレイ広告(運用型)が配信されていますが、掲載可能になった広告の種類が増えました。

  • バナー広告(画像)
  • バナー広告(動画)
  • 動的ディスプレイ広告

また、LINEファミリーアプリ(※1)やLINEファミリー広告ネットワーク(※2)にも配信先が広がっています。より多くの配信が見込めますね。

なお、2月28日時点でアップデートは変更済みです。

※1 LINEファミリーアプリとは、カメラアプリ「LINE camera」やゲームサービス「LINE GAME」など、コミュニケーション、コンテンツ、ゲーム、ツール、メディアなど、さまざまな分野でLINEと連携するアプリ。

※2 LINE広告ネットワークとは、11,000(※2023年6月時点の累計アプリ数)を超えるアプリにリーチできるモバイルアドネットワーク。主なパートナーアプリ:ウェザーニュース、ルナルナ、クラシル等・利用ユーザーの男女比:男性46%・女性54%(※2023年6月末時点)

対象 : すべてのアカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告(運用型)】LINEサービスへの広告配信追加について - LINEヤフー for Business

Meta広告のアップデート

Meta広告では、Advantage+ ソリューション(AIを活用した広告の最適化ツールの総称)のアップデートが加速しています。

Advantage+ キャンペーンの名称が変わりキャンペーン作成が簡単になるテストが開始

Advantage+ キャンペーンで3つのアップデートが段階的に公開されています。

  • Advantage+ ショッピングキャンペーンは、新名称「Advantage+ セールスキャンペーン」に
  • Advantage+キャンペーン作成時の設定が簡単に
  • 新機能「Advantage+ リード獲得キャンペーン」

Advantage+ ショッピングキャンペーンは、新名称「Advantage+ セールスキャンペーン」に

Advantage+ ショッピングキャンペーンの名称が「Advantage+ セールスキャンペーン」になっています。

名称が変わっただけでなく、キャンペーン設定もシンプルになっているので見ていきましょう。

Advantage+キャンペーン作成時の設定が簡単に

いままで、キャンペーンを作成する際には、手動のキャンペーンまたは、Advantage+ ショッピング/アプリキャンペーンのいずれかを選ぶ必要がありました。しかし、今回のテストでは、売上/アプリの宣伝/リードのいずれかを目的としたキャンペーンにおいて「Advantage+ セールスキャンペーン」が選択されるようになっています。

Advantage+ セールスキャンペーンを作成すると、キャンペーン設定の画面右上にキャンペーンスコアと、Advantage+ セールスキャンペーンがオンであることが出てきます。

新機能「Advantage+ リード獲得キャンペーン」

キャンペーン作成時にキャンペーンの目的でリードを選択すると、Advantage+ リード獲得キャンペーンが作成されます。

この機能は、リードの獲得を目的にAIを使ってパフォーマンスを最大化できるキャンペーンが設定されます。

これらのアップデートは一部のアカウントで導入されています。

新機能「最適化スコア」のテスト開始

キャンペーン、広告セット、広告がどれだけ最適化されているかを0~100ポイントの範囲で表した、最適化スコアがテスト公開されています。

最適化スコアの掲載は、広告アカウントにログインし、キャンペーン画面の左上にあるアカウント名の右に掲載されています

このスコアは、適用されているMeta広告マネージャの推奨事項の数に基づいており、推定されるパフォーマンスへの影響が「成果の見込み」として表示されます。

キャンペーンを最適化するための事項だけでなく、広告やキャンペーンに問題がある場合に表示されるエラーや警告(正しくないフォーマットや未入力の情報、ポリシー違反など)も含まれます。

なお、推奨事項を適用した場合でも、パフォーマンスの向上が保証されるわけではありません。実際のパフォーマンスは、マーケットの変動などのさまざまな要因に左右されますので、最適化のためのヒントとして活用できるといいですね。

X広告のアップデート

直近のXでは広告事業以外のプラットフォーム利用に関するアップデートが目立っていました。しかし先月、米国で先行公開されていたShopifyとの連携をはじめ、広告関連のアップデートもいくつか発表されています。みていきましょう。

入札戦略に目標顧客獲得単価が追加

入札戦略に目標顧客獲得単価が追加されています。キャンペーンの目的の設定が「売上」の場合に使用可能です。

この戦略を利用することで「Target Cost Per Purchase(購入あたりの目標コスト)」に基づく入札が可能になるためより効果的にアプローチすることができます。

対象 : キャンペーン目的を売上に設定しているアカウント
公式ヘルプ:Create a Website Traffic Campaign - X Business

日本でShopifyとXが連携開始

簡単にECサイトを開設・運営することが可能なShopifyとXが連携しました。これにより、X広告でShopifyストアの商品をプロモーションすることができます。

連携は、Shopify app storeよりXのアプリをインストールすることで可能です。効果計測は、ShopifyのウェブサイトにXピクセルタグを導入することで、パフォーマンスとインサイトを確認することができます。

画像引用元: ショップスポットライト - X Business

また、Xのアカウントプロフィール上で商品を直接掲載できる「ショップスポットライト」という機能も公開になっています。現在、Web版、iOS版、Android版で利用可能です。

対象 : 日本でShopifyアカウントをお持ちの方
公式アカウントの投稿 : X公式アカウント(@MarketingJP

Grokを活用した広告画像や見出しの生成やキャンペーンの分析が可能に

Xは広告プラットフォームにAI技術を取り入れ、Grokを活用して広告クリエイティブの生成やキャンペーン分析の効率化をする新機能を2つ発表しました。

今回導入された「Prefill with Grok」と「Analyze Campaign with Grok」は、広告主がより簡単に効果的なキャンペーンを実施できるよう支援します。

画像引用元:X公式アカウント(@XBusiness)

「Prefill with Grok」は、ウェブサイトのURLを入力すると、Grokが広告画像やコピー、CTAの設定、見出しを生成できる機能です。生成されたものは編集もできます。簡単に広告クリエイティブの生成ができますが、運用者の意図とずれたものも生成される可能性もあるため、必ず確認してから掲載の準備ができるといいですね。

「Analyze Campaign with Grok」は、キャンペーンのデータをAIが分析し、最適化のためのインサイトがわかるようです。トレンドの発見や改善点の提案など、広告運用に役立つ情報を可視化することで、ターゲティングや広告クリエイティブの調整を効率的に行えるようになるかもしれません。

対象:ーー
公式アカウントの投稿:X公式アカウント(@XBusiness)

Amazon広告のアップデート

Amazonではついにプライム動画にて広告配信が開始されます。

Amazon Prime Videoで広告表示が開始

日本では2024年10月に「2025年に制限付きで広告表示がされるようになる」と告知がありましたが、2025年4月8日からAmazon プライムビデオで広告掲載が始まります

Prime Video Adsという名称で提供開始されるとのことです。Amazonプライムで視聴でき「Amazon オリジナル」以外も含む全てのコンテンツです。

なお、広告主の方は、次の2つの方法でPrime Video Adsを利用できます。

  • Amazon DSPのマネージドサービス(Amazon社による運用代行)
  • セルフサービス(広告主側での運用)

対象:ーー
公式ヘルプ:Prime Video Ads - aamazon ads

Microsoft広告のアップデート

Microsoft広告も続々と機能の充実が図られています。

PMAXで新たな機能が提供開始

PMAXで、効率的にオーディエンスにリーチし、パフォーマンス目標を達成するため新たな機能が発表されました。

  • オーディエンスセグメント毎に成果がわかるレポート
  • コンバージョン値のルール
  • 新規顧客獲得目標戦略

オーディエンスセグメント毎に成果がわかるレポートがすべての広告主を対象に公開されています。オーディエンス セグメントに最もよく響くアセットが確認可能です。

また、新しいコンバージョン値のルールが導入され、ビジネス要素に基づいたリアルタイム値調整が可能になりました。PMAX キャンペーンを含むすべてのキャンペーン タイプに適用されます。

画像引用元:New Performance Max tools and other product updates for February - Microsoft Advertising Blog

新規顧客獲得目標戦略は、新規の顧客獲得に重きをおいた目標戦略がテスト導入されています。新規顧客への入札額を増やすか、新規顧客の獲得のみに注力するかを選択可能です。

インプレッションベースのリマーケティングが段階的に全アカウントで利用可能に

2024年10月に公表されていたインプレッションベースのリマーケティングが、グローバルで利用可能になります。また、Microsoft広告エディター で一括管理がサポートされる予定です。

広告管理画面の左側ナビゲーションメニューから「ツール」→「オーディエンス」を選択し設定できます。

まとめ

各媒体で生成AIを活用したアップデートが目立ちましたね。また、昨年から続々とXとShopifyの連携のように、各プラットフォームがさまざまなツールと連携しているなとも感じます。

広告媒体の最新情報や広告運用に関わる方にとって役に立つ情報を、Xでも発信していますのでフォローしてもらえるとうれしいです。

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