
大寒波が襲来している関東ですが、近くの公園では梅の花が開花していました。一足先に春の訪れを告げているように感じます。
1月には、広告媒体からアップデートのお知らせが続々と届きました。数ある中から広告運用に携わる方にとって影響がありそうなことをピックアップしています。
さっそく見ていきましょう。


Google広告の注目アップデート
Googleは1月末に大きなアップデートが立て続けにリリースされました。内容をチェックしていきましょう。
デマンドジェネレーションキャンペーンでさらに柔軟性の高い配信が可能に
デマンドジェネレーションキャンペーンに今後導入される6つのアップデートが発表されました。
- 広告掲載面が選択できるように
- Googleディスプレイネットワークへの配信が追加
- β版で、レポートの指標にコンバージョン(キャンペーン タイプ)を追加
- YouTube Shortsで、9:16のフルスクリーン縦型画像広告が配信開始、動画を短縮する機能もリリース予定
- 商品フィードを活用して、広告内から商品詳細ページに直接アクセス可能
- 広告内で実店舗の在庫状況を確認できるローカル在庫情報が表示できるように
1、広告掲載面を選択できるように
2025年3月から、広告掲載面(YouTube、Discover、Gmail、GDNなど)を自由に選択できるようになるとのことです。
広告グループの設定で以下の配信先が選べるようです。
- You Tube
- You Tube in-stream
- You Tube in-feed
- You Yube Shorts
- Discover
- Gmail
- Google Display Network
2、Googleディスプレイネットワークへの配信が追加
デマンドジェネレーションキャンペーンの配信先にGoogleディスプレイネットワーク(GDN)が追加されます。
なお、現在、画像アセットを設定していてGoogle 動画パートナーへの配信を有効にしている場合、自動的にディスプレイネットワークへの配信がされるようになります。
意図しない配信とならないよう、あらかじめ現在の設定を確認しておくのをおすすめします。1でご紹介した通り、設定画面で配信のオン・オフが可能となります。
3、レポートの指標にコンバージョン(キャンペーン タイプ)を追加(ベータ版)
デマンドジェネレーションキャンペーンの成果を測定するための新しい指標として、[コンバージョン(キャンペーン タイプ)] がベータ版で提供されます。
この指標では、ビュースルーコンバージョン(VTC)を含めたコンバージョン数の把握が可能です。そのため、デマンドジェネレーション単体の貢献度が把握しやすくなります。
また、Meta広告など他の広告プラットフォームでは、ビュースルーコンバージョン(広告を見たがクリックせずにコンバージョンしたケース)を含めた計測がデフォルトになっているため、効果を比較しやすくなることも期待できます。
なお、最適化や入札には影響しないとのことです。
参考:[コンバージョン(キャンペーン タイプ)] 列について - Google広告ヘルプ
4、YouTube Shortsで、9:16のフルスクリーン縦型画像広告が配信開始。動画を短縮する機能もリリース予定
2025年2月下旬より、You Tube Shortsで9:16 の縦型画像広告が配信可能になります。
縦型のクリエイティブでスマートフォンの画面いっぱいに表示されるため没入感が期待できるでしょう。
また、今後数週間で、動画の短縮バージョンを作成できる新機能が展開される予定です。
先日、横向きの動画から縦向きや正方形の動画を作成する機能もリリースされたので、ますます動画広告の活用シーンが広がりそうですね。
参考:About video enhancements - Google Ads Help
5、商品フィードを活用した広告配信が可能に
商品フィードの利用により、広告に画像付きで商品詳細ページへのリンクを提示できるようになります。気になった商品の詳細情報をすぐに確認できるのはユーザーにとって大きなメリットですよね。これは、今後数週間で導入予定です。
参考:Use a product feed to show your products in Demand Gen campaigns - Google Ads Help
6、広告内で実店舗の在庫状況を確認できるローカル在庫情報が表示できるように
広告内で、実店舗の在庫状況を確認できる機能として「ローカル在庫情報」が表示できるようになります。
ユーザーは在庫数を広告上で確認することができるので、店舗で購入するかの判断がしやすくなりそうですね。
対象 : デマンドジェネレーションキャンペーンを実施中のアカウント
公式ヘルプ : New ways to help you drive performance with Demand Gen - Google Ads&Commerce Blog
P-MAXでキャンペーン単位の除外キーワード設定など多数のアップデートが発表
P-MAXキャンペーンで、「キャンペーン管理の強化」、「検索レポートの拡充」、「アセットグループのレポート機能改善」が発表されました。詳細は以下の通りです。
キャンペーン管理の強化
- キャンペーンレベルでの除外キーワード設定が可能に(最大100個)
- ブランド除外を「検索広告のみ」に適用できるように(ショッピング広告は維持)
- 新規顧客にアプローチ可能な「新規顧客モード(価値の高い新規顧客モード)」が利用可能
- デバイスターゲティングが適用&年齢の除外が可能に(ベータ版)
検索レポートの拡充
ベータ版だった「検索テーマ」が正式にリリースされました。
「検索テーマのインサイト」では、設定した検索テーマからユーザーが来ているのかを確認できるようになります。また、検索テーマの横に、検索テーマがどの程度「役立っているか」を示すインジケーターが表示されます。
追加した検索テーマがP-MAXにどのように影響があるのか、わかりやすくなりそうですね。
アセットグループのレポート機能改善
アセット グループのパフォーマンスをデバイス別・時間帯別などにセグメント化する機能が改善されています。これにより、結果をより細かく分析することができます。
また、アセット グループのパフォーマンスをダウンロードできるようにもなっています。今後数ヶ月でレポート機能の改善が多く予定されているとのことです。
対象 : P-MAXを実施中のアカウント
公式ヘルプ : Kick off 2025 with new Performance Max features - Google Ads&Commerce Blog
動画アクションキャンペーンのデマンドジェネレーションキャンペーンへの移行スケジュールが公表に
動画アクションキャンペーンは、デマンドジェネレーションキャンペーンに移行が予定されますが、その具体的な移行スケジュールが発表されました。
- 2025年3月 : 移行ツールが利用可能に。ツールを使用すると、既存の動画アクションキャンペーンの設定や学習データを反映したデマンドジェネレーションキャンペーンが作成可能。
- 2025年4月 : 新しい動画アクションキャンペーンの作成が不可に
- 2025年7月 : 自動的に既存の動画アクションキャンペーンがデマンドジェネレーションキャンペーンに移行

移行は、新たなキャンペーンを作成することも可能ですが、コピー&ペースト機能で行うことも可能です。その場合、既存の動画アクションキャンペーンではロゴと会社名の登録がないため、設定する中で入力する必要があります。
自動的に移行に任せると、運用者が意図しない配信になる可能性もあるので事前に準備しておけるといいですね。
対象 : 動画アクションキャンペーンを実施しているアカウント
公式ヘルプ : New ways to help you drive performance with Demand Gen - Google Ads&Commerce Blog
Yahoo!広告のアップデート
Yahoo!広告では、前月より数多くのアップデートがありました。その中でも注目の内容をピックアップしています。
※ここでは 「ディスプレイ広告」はYahoo!ディスプレイ広告(運用型)を指します。
【検索広告】検索連動型ショッピング広告でアルコール飲料の広告掲載が可能に
これまで、アルコール飲料の広告掲載は商品情報掲載のみ可能でしたが、2025年1月9日より検索連動型ショッピング広告でもアルコール飲料の販売制限が解除されました。
商品情報掲載でアルコール飲料を掲載していたショップは、特別な手続きなしに検索連動型ショッピング広告でアルコール飲料の広告掲載を開始できます。
なお、検索広告(ショッピング)広告は、現時点で、代理店など後払い請求のアカウントで利用可能です。
対象:アルコール飲料を取り扱っており、検索連動型ショッピング広告を実施しているアカウント
公式ヘルプ:【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告におけるアルコール飲料の販売制限解除について - LINEヤフー for Business
【検索広告】ファビコンアセットの提供開始について
2025年春ごろ、検索広告でファビコン(サイトのアイコン)の提供開始がアナウンスされました。
現在もシステムによって自動的にファビコンが表示されているケースが多いですが、広告主側でアップロードし設定できるようになります。そのため、複数ブランドの展開がある場合、ファビコンを使い分けられるように設定も可能になります。
対象 : すべての検索広告アカウント
公式ヘルプ : 【検索広告】 ファビコンアセットの提供開始について- LINEヤフー for Business
【検索広告】新パラメーター導入のお知らせ
広告のトラッキング精度向上のため、新たなパラメーターが導入されました。具体的には、ウェブコンバージョン(広告がどれだけ成果を生んでいるか)をより正確に測定するために、追加のデータを取得できるようにするものです。
対象は、下記の条件です。
- 自動タグ設定で「設定する」を選択済み
- 広告対象のサイトに「サイトジェネラルタグ」「サイトジェネラルタグ・コンバージョン測定補完機能タグ」「コンバージョン測定タグ」のいずれかを設置済み
新パラメータは、対象の広告をクリックした際に「sa_」で始まるもので、2~10文字程度が追加されます。
また、これらのパラメータが追加された広告から遷移したサイトには、「_ycla_aw」という1st party cookie(ファーストパーティークッキー) が設定されます。追加されるデータ量は50文字程度です。
なお、今回のアップデートにより、広告配信への影響や広告の効果測定への影響はありません。
対象 : すべての検索広告アカウント
公式ヘルプ : 【検索広告】新パラメーター導入のお知らせ - Yahoo!広告ヘルプ
【ディスプレイ広告】LINEデータとYahoo!広告連携で広告効果向上へ
Yahoo!ディスプレイ広告で、LINE広告・LINE公式アカウントのオーディエンスデータを活用した広告配信ができるようになりました。
たとえば、LINE広告の類似オーディエンスを活用してYahoo!広告で広告配信することができます。
なお、この機能は、契約当事者が「広告主」のアカウントであることか、「代理店」契約のアカウントの場合には広告取扱基本規定に同意することで利用ができます。
ディスプレイ広告に連携できるLINE公式アカウントとLINE広告のオーディエンスタイプは以下です。
対象:すべてのディスプレイ広告アカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告(運用型)】LINE公式アカウント・LINE広告からのオーディエンスデータ連携について - LINEヤフー for Business
【ディスプレイ広告】絵文字の入稿対応と利用可能な記号の追加
広告タイトルに「絵文字」の入稿が可能になりました。また、タイトル、説明文、主体者表記で利用可能な「記号」が追加されています。
画像引用元:【ディスプレイ広告】絵文字の入稿対応と利用可能な記号の追加等について 絵文字対応 - LINEヤフー for Business
広告タイトルに使用できる絵文字は以下を参考にしてください。
参考:【ディスプレイ広告】絵文字の入稿対応と利用可能な記号の追加等について 絵文字対応 - LINEヤフー for Business
タイトル、説明文、主体者表記で利用可能な記号は以下を参考にしてください。
参考:【ディスプレイ広告】絵文字の入稿対応と利用可能な記号の追加等について 利用可能な記号の追加と記号利用ルールの緩和 - LINEヤフー for Business
利用できる絵文字や記号が増えたため表現の幅が広がりました。同時に、入稿規定も一部内容が更新されているため、入稿前に目を通しておきたいですね。
対象:すべてのディスプレイアカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告】絵文字の入稿対応と利用可能な記号の追加等について - LINEヤフー for Business
【ディスプレイ広告】動的ディスプレイ広告 全アカウントで提供開始
2025年2月3日より、ユーザーの行動履歴や属性に基づき最適な広告を作成する「動的ディスプレイ広告」が、すべてのアカウントで利用可能になりました。
これまでは正規代理店経由のみの提供でしたが、今回の変更により、より多くの広告主が直接活用できるようになっています。
動的ディスプレイ広告について詳しくは下記の記事でも紹介しています。
なお、一部の業種やカテゴリーでは、掲載制限や販売制限があるため動的ディスプレイ広告の配信はできないため、事前に確認しておきましょう。
参考:動的ディスプレイ広告について - Yahoo!広告ヘルプ
対象:すべてのディスプレイアカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告(運用型)】動的ディスプレイ広告 全アカウント提供開始のお知らせ - LINEヤフー for Business
【ディスプレイ広告】画像生成AI 機能の提供開始
生成AIを活用した画像の自動生成機能が提供開始されました。2025年1月25日からすべてのアカウントを対象に利用できます。
この機能は、登録された画像をもとにして背景を自然に補完したり、異なるアスペクト比の画像を生成したりします。
広告の新規作成または編集時の画面に表示される登録済み画像に、「AI拡張」ボタンが画像右下に出ています。それをクリックすると、「注意事項」がでますので同意のできる場合「生成を開始」に進みます。
クリックすると、生成された画像が各アスペクト比で3パターンずつ表示されました。
生成された画像を確認し、利用したいものにチェックを入れると画像が登録されます。
なお、画像生成AIは1アカウントにつき1カ月最大30回の利用回数上限があります。また、生成AIで作成された画像にも審査が入る点は注意が必要です。
対象:すべてのディスプレイ広告アカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告(運用型)】画像生成AI 機能の提供について - LINEヤフー for Business
【ディスプレイ広告】サーチキーワードターゲティング提供終了のスケジュールと対応が公表に
サーチキーワードターゲティングの提供終了予定が2025年7月末と発表されました。現在、サーチキーワードを活用して配信を行っている場合「高度なセグメント」に移行が必要です。
移行に必要な対応は、下記の2つです。
- サーチキーワードリストを 「高度なセグメント」に移行
- 広告グループのターゲティング設定を、サーチキーワードターゲティングからオーディエンスリストターゲティングに切り替え
広告管理ツール上でリスト移行機能が提供されますが、「高度なセグメント」の作成までしか行われないので注意が必要です。広告グループのターゲティング設定は、手動で行う必要があります。
提供終了までのスケジュールは以下の通りです。
2025年7月以降、強制的にリスト移行とターゲティング設定の変更が行われます。強制的に移行がされると意図しない配信になる可能性もあるため、事前に移行ができているといいですね。
対象:サーチキーワードターゲティングを活用しているアカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告(運用型)】サーチキーワードターゲティングの提供終了について - LINEヤフー for Business
LINE広告のアップデート
LINE広告では、商品点数が多いビジネスやECサービスをされている方に嬉しいニュースがいくつかありました。
バリュー最適化機能(ベータ版)の提供を開始
バリュー最適化機能とは、ユーザーが商品を購入する際の合計金額を最大化したい場合に活用できる自動入札です。
キャンペーン目的が「ウェブサイトコンバージョン」に設定されており、標準イベントが「購入」の場合に選択できます。
今までは「コンバージョン数の最大化を目的に自動で設定」「クリック数の最大化を目的に自動で設定」の2パターンの入札方法だったので、コンバージョン値の最大化が選択できることによって、より広告の目的にあった配信が可能になるでしょう。
対象:キャンペーン目的を「ウェブサイトコンバージョン」を選択して、標準イベント「購入」を最適化対象にしているアカウント
公式ヘルプ:LINE広告アップデート情報 2025年1月 バリュー最適化機能の提供を開始! - LINEヤフー for Business
LINE Dynamic Adsで商品セット作成時の設定が柔軟にできるように
LINE Dynamic Adsで3つのアップデートがありました。
- 商品フィードで広告セット作成時に、「全商品を含む商品セット」が簡単に設定できるように
- 商品フィードで広告セット作成時に、「フリーワード」で条件の追加可能
- 画像をクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンスが作成可能に
1、商品フィードで広告セット作成時に、「全商品を含む商品セット」が簡単に設定できるように
広告管理画面の商品フィード作成画面で、「商品セット作成」ボタンをクリックすると、プルダウンが表示され「すべての商品を含める」が選択できるようになりました。
「すべての商品を含める」を選択するとカタログ内のすべての商品を含んだ商品セットの設定になります。
2、商品フィードで広告セット作成時に、「フリーワード」で条件の追加可能
商品セットの作成画面上「条件」の設定時に、文字列での指定が可能になりました。
いままでは、商品フィードの「カスタムラベル・商材タイプに登録されているワード」に限定されていましたが、これからは、「カスタムラベル・商材対応に登録されていない文字列でも条件設定ができる」ようになります。
3、画像をクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンスが作成可能に
指定したキャンペーン内の画像をクリックしたユーザーのオーディエンスが作成可能になりました。
いままで、画像クリックオーディエンスの作成条件は、「キャンペーン内に画像のクリエイティブが存在すること」でした。今回のアップデートで「LINE Dynamic Adsキャンペーンで配信実績がある」ことも条件に追加されています。
対象 : LINE Dynamic Adsを活用しているアカウント
公式ヘルプ : LINE広告アップデート情報 2025年1月 バリュー最適化機能の提供を開始! - LINEヤフー for Business
その他のアップデート
配信面に「LINEスタンプショップ」が追加されました
対象 : すべてのアカウント
公式ヘルプ : LINE広告アップデート情報 2025年1月 バリュー最適化機能の提供を開始! - LINEヤフー for Business
Meta広告のアップデート
Meta広告では、配信先として影響が大きそうなThreads(スレッズ)でテスト配信が始まりました。
Threads(スレッズ)で広告表示テスト開始、アメリカと日本が対象に
Metaはテキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」で広告表示のテストを開始しました。
米国と日本の一部ビジネスと利用者が対象で、結果にもとに提供の拡大を検討されます。
Threadsの利用者は増加しており、2024年12月には月間アクティブ利用者数が3億人を突破しています。また、利用者の4人に3人は、少なくとも1つのビジネスをフォローしている点も特徴です。
広告主はMetaの他のプラットフォームと同様にブランドセーフティを設定可能で、利用者も広告を管理できます。Threadsへの広告は一部のホーム画面フィードに表示されます。
対象 : 一部ビジネスと利用者
公式ヘルプ : Threadsで広告を表示するテストを開始、米国と日本の一部ビジネスと利用者が対象 - Meta
Instagramで10代利用者向けのティーンアカウントを日本でも導入開始
2025年1月、日本でも10代向けの「ティーンアカウント」を導入開始しました。
ティーンアカウントの対象は、13歳から17歳の利用者で自動移行が進行中です。これによりSNS利用の安全性が向上し、保護者の見守りの下での利用が促進されるでしょう。
対象 : 13歳から17歳の国内利用者
公式ヘルプ : Instagram、10代利用者向けのティーンアカウントを日本でも導入開始 - Meta
Microsoft広告のアップデート
Microsoft広告のアップデートも盛んに発表されていますが、広告の周辺領域のプロダクトも、引き続き機能の充実が図られています。
Microsoft ClarityがGoogle広告との連携を開始
Microsoft ClarityとGoogle広告が連携できるようになりました。これまでは一部のアカウントのみで連携可能でしたが、これからはすべてのユーザーで利用できるようになります。
連携すると、Google広告のキャンペーン単位での実績と、Clarityの行動分析を合わせて確認できるため、広告クリック後のユーザー行動も含めた分析が可能です。
主要な機能として、キャンペーンレベルでセッション記録やヒートマップ分析があげられます。分析を通じて、ランディングページの課題や改善点を特定できるでしょう。
クリック率(CTR)、コンバージョン率(CVR)、広告費用の指標(CPC・CPA)といった広告データとユーザーの行動を連携し、マーケティング戦略の精度を高められることが期待できます。
対象 : すべてのアカウント
公式ヘルプ : Unlock Deeper Insights with Microsoft Clarity’s Google Ads Integration - Clarity Blog
まとめ
年初から多くのアップデートがありましたね。今月取り上げた中でも、春に向けて広告プロダクトの提供終了やアップグレードのニュースが目立ちました。
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