2021年3月からTwitter広告において「会話設定」機能が利用可能になりました。
この記事では会話設定の使い方から設定方法まで解説していきます。
会話設定とは?
Twitterは誰もがオープンに会話できるスペースである一方、スパムや心無い返信などに悩まされることもしばしばあります。
Twitterで望まない返信を受け取ることなく、より有意義な会話が行えるよう、2020年8月から返信できる人をコントロールできる「会話設定」を提供してきましたが、この度、広告においても会話設定が利用可能になりました。
会話設定を利用することで、ツイートに返信して会話に参加できる人を次のように選択できます。
全員 (Everyone can reply) |
これまでのようにTwitter上のすべての人とつながります。 |
---|---|
フォローしているアカウント (People you follow) |
フォローしているアカウントに限定して返信ができます。 |
@ツイートしたアカウントのみ (Only people you mention) |
@ツイート(メンション)したアカウントのみ返信ができます。 |
会話設定の設定方法
では実際に会話設定の使い方を見ていきましょう。
広告マネージャーの[クリエイティブ]タブから「ツイート作成画面」を選択します。
ツイート作成画面ではデフォルトで「Everyone can reply(全員)」が選択されている状態です。会話に参加できる人を調整したい場合にはプルダウンから「People you follow(フォローしているアカウント)」あるいは「Only people you mention(@ツイートしたアカウントのみ)」を選択します。
希望の会話設定を選択した上でツイートすることで適用されます。なお、Ads APIを使って利用することも可能です。
また、画像や動画、カルーセルの他、ファーストビューやプロモトレンドなど予約型の広告キャンペーンにおいても利用することができます。
会話設定の注意点
会話設定を利用する上では以下の点に注意しておきましょう。
- 下書き、予約投稿では利用できない
- 従来のツイート作成画面では利用できない
- 従来のツイート作成画面でのみ利用できる「投票機能」「カンバセーショナルカード」を用いたツイートで利用不可
- 会話への参加が許可されない利用者でもリツイートや引用リツイートは可能
現状ではすべてのツイートタイプで利用するができなかったり、その場でツイートする時以外に使えなかったりとやや制限があるため、より計画的に利用することが大切ですね。
Twitter上の会話の価値、より創造的な利用へ
会話設定を利用することで、より細かく会話を管理することができます。
しかしながら一方で、Twitter上で会話が増えることでユーザーにブランドや商品に興味を持ってもらえ、購買など行動をも生み出します。
そのため、スパムや悪意のあるコメントの排除という目的のためにすべてのツイートで会話対象を狭めるように設定をするのはあまりおすすめできません。
また、Twitter社としても会話設定をより創造的な目的のために利用してもらうことを期待しています。たとえば、ゲストを招いてのインタビューやファイアーサイドチャット(カジュアルな座談会)など新しい交流の方法をみつけられるかもしれません。
広告を含めて誰とどうコミュニケーションを取りたいか考えてみると、広告の使い方もまた変わってきますね。