SmartNews Adsの「Pixelタグ(ピクセルタグ)」を用いたイベント計測の方法

SmartNews Adsの「Pixelタグ(ピクセルタグ)」を用いたイベント計測の方法

SmartNews Adsの配信やアカウント設計をしている際にこう思ったことはないでしょうか。

「SmartNews Adsでマイクロコンバージョンの設定はできるのかな?」
「SmartNews Adsで複数のコンバージョン地点ってどうやって設定するのだろ?」
「コンバージョンの種類ごとに成果計測ってできないのかな?」

そのような疑問を解決するのが、Pixelタグを用いたイベント計測方法「マルチプルコンバージョン(MCV)」です。今回の記事では、Pixelタグの使い方からMCVの実装方法まで解説します。

Pixelタグとは

Pixelタグはベースコードとも呼ばれ、Webサイトへの誘導を行う配信をする際に広告の成果を計測できるようにする基本的なタグになります。対象のWebサイトのコードに直接設置したり、タグマネージャーを用いて設定します。

設定することで、リターゲティング広告配信やCVのイベント計測が可能になります。Webサイトへの誘導を行う広告配信する場合は必ず対象サイトの全ページに設置しましょう。

Pixelタグの実装方法

Pixelタグ(ベースコード)の発行と実装方法について説明します。

ログイン後、SmartNews Adsの管理画面の右上のログインユーザー情報をクリックし、「ユーザー情報」を選択。ここには企業アカウントの情報が表示されています。

①「SmartNews Ads PIXEL」タブを選択。
②「新しい Pixel ID を発行する」を押すと新しいPixel IDが発行されます。
③「広告アカウントに割り当てる」から発行されたPixel IDを使用したい広告アカウントに紐づけます。
④「</> Pixel タグを取得」を選択し取得したコードをサイトの<head>〜</head>の配下に設置します。Googleタグマネージャーなどのタグ管理ツールを利用した設定も可能です。Googleタグマネージャーの場合は、「カスタムHTML」のタグの種類を選択し設定しましょう。

Pixelタグ(ベースコード)例:

<!-- SmartNews Ads Pixel Code -->
<script type="text/javascript">
!function(){if(window.SmartnewsAds=window.SmartnewsAds||{},!window.SmartnewsAds.p){var e=window.SmartnewsAds.p=function(){e.callMethod?e.callMethod.apply(e,arguments):e.queue.push(arguments)};window.SmartnewsAds._p||(window.SmartnewsAds._p=e),e.push=e,e.version="1.0.0",e.queue=[];var n=document.createElement("script");n.async=!0,n.src="//cdn.smartnews-ads.com/i/pixel.js";var s=document.getElementsByTagName("script")[0];s.parentNode.insertBefore(n,s)}}();
SmartnewsAds.p("Pixel識別子", "PageView");
</script>

※「Pixel識別子」は任意のPixel ID
※上記のコードはサンプルです。ご利用の際は広告管理画面からの取得をお願いします

Pixelタグ(ベースコード)の設定は以上となります。

Pixelタグを用いたイベント計測(マルチプルコンバージョンとは?)

画像引用元(アナグラムで一部加工):Pixelを利用した複数コンバージョンについて(Multiple CV・MCV) | 広告出稿をサポート|SmartNews Ads ヘルプセンター

MCVは既存のコンバージョンタグ(CVタグ、CV.js)に代わるPixelタグを使った標準サイトタグです。

SmartNews AdsではこれまでWebサイトの効果計測は、サンクスページなど成果ポイントにコンバージョンタグを設置することでコンバージョンを計測していました。ただ、1つの広告アカウントに対してコンバージョンタグは1つしか発行されないため、複数のコンバージョンポイントを区別して計測することができませんでした。

それを解決するのが2023年10月より機能が解放されたMCVです。

タグ別タグの種類計測最適化地点
コンバージョンタグ(CVタグ、CV.js)1広告アカウント1つ複数のコンバージョンの区別ができないコンバージョンタグ
MCV媒体が用意しているイベント数※2024年1月時点では5つ複数のコンバージョンを別々に計測可能キャンペーンごとに1つまで任意の最適化ポイントを設定可能

MCVは従来のコンバージョンタグとは違い、Pixelタグを利用してコンバージョンを計測する機能で、MCVを設置することでユーザー行動単位のイベントを別々に計測できます。さらに、キャンペーンごとに設定した任意のMCVで最適化がかかります。コンバージョンの対象でないページにもPixelタグの埋め込みをしていた場合、広告のLPからCVページまで関連づけることができるので、従来よりも最適化の精度が上がりパフォーマンスの向上が見込めます。

また、2024年夏頃に既存のコンバージョンタグの廃止を行う旨が媒体から公表されました。廃止までのスケジュールは以下の通りです。

  • 2024年4月頃:コンバージョンタグの発行機能停止
  • 2024年6月3日:コンバージョンタグのサポート終了

※スケジュール変更の可能性あり

参照:コンバージョンタグの廃止について|SmartNews Ads ヘルプセンター

2024年度中にコンバージョンタグは利用できなくなるため、今後コンバージョンの設定を行う場合はPixelタグを用いたMCVでコンバージョン設定をしましょう。

設定するメリットは?

従来のコンバージョンタグとは違い、さまざまなイベント計測に対応したことが大きなメリットです。キャンペーンごとに任意のイベントを最適化ポイントに設定できるため、今までよりも広告配信の改善が見込めます。

また、コンバージョンの対象でないページにもPixelベースコードの埋め込みをしていた場合、広告のランディングページからコンバージョンページまで、サイト上でのユーザーのアクション(たとえば、商品詳細ページ訪問・カート追加・会員登録など)関連づけられるため、より最適化の精度向上も期待できます。

Pixelタグを用いたイベント計測(MCV)の実装

MCVのコンバージョン計測にはPixelタグ(ベースコード)の設定に加えてイベントコードも準備が必要です。

画像引用元:Pixelを利用した複数コンバージョンについて(Multiple CV・MCV) | 広告出稿をサポート|SmartNews Ads ヘルプセンター

イベントコードは、ユーザーがウェブサイト上で起こしたアクションを計測するコードです。商品購入完了ページなどWebサイトの特定のページでMCVの計測を行うには、「Pixelタグ(ベースコード)」と「イベントコード」の2つを特定のページに設置することが必須になります。

イベントコードの準備

ここからはイベントコードの準備についてです。イベントとは、ウェブサイト上で発生する各アクションを指します。特定のページを見た、特定のリンクをクリックした、といったアクションに合わせて所定のコードを読み込むことでアクションをイベントとして取得することが可能です。

2024年1月時点で媒体が提供しているMCVのイベントは以下の5つになります。

アクションイベント名説明
詳細ページViewContent特定のページの閲覧
カート追加Add To Cart商品をカートに追加
商品購入Purchase商品購入
会員登録CompleteRegistration会員登録
課金Subscribeサービスの課金

イベントコードを実装することで、管理画面やレポートでアクション別にコンバージョン数の確認ができます。実装するには、Pixelタグのベースコードにイベント名を含むコードを追記する必要があります。

<!-- SmartNews Ads Pixel Code -->
<script type="text/javascript">
!function(){if(window.SmartnewsAds=window.SmartnewsAds||{},!window.SmartnewsAds.p){var e=window.SmartnewsAds.p=function(){e.callMethod?e.callMethod.apply(e,arguments):e.queue.push(arguments)};window.SmartnewsAds._p||(window.SmartnewsAds._p=e),e.push=e,e.version="1.0.0",e.queue=[];var n=document.createElement("script");n.async=!0,n.src="//cdn.smartnews-ads.com/i/pixel.js";var s=document.getElementsByTagName("script")[0];s.parentNode.insertBefore(n,s)}}();
SmartnewsAds.p("Pixel識別子", "PageView");
SmartnewsAds.p("Pixel識別子", "イベント名"); //イベント行を追加
</script>

<noscript>
<img height="1" width="1" style="display:none;" alt="" src="https://i.smartnews-ads.com/p?id=Pixel識別子&e=PageView" />
</noscript>

※「Pixel識別子」は任意のPixel ID
※「イベント名」はアクションに合わせ媒体が提供しているMCVのイベント名(View Contentなど)を記載

上記は、イベントコードを追加したコードの例です。例のようなイベントコードをサイトの対象ページに設置します。Googleタグマネージャーなどのタグ管理ツールを利用した設定も可能です。

画像引用元:Pixelを利用した複数コンバージョンについて(Multiple CV・MCV) | 広告出稿をサポート|SmartNews Ads ヘルプセンター

同ページ内でベースコードが重複している場合は2回ベースコードが反応する問題が発生するので、計測や最適化がうまく機能しない可能性があります。コードを設定する際はベースコードが重複しないように注意しましょう。

特定の動作でイベントを反応させたい場合

ここまでは、サイトの対象ページにコードを入力する方法を解説しました。では、特定のリンクをクリックなど動的にイベントを反応させたい場合はMCVをどう設定すればいいのでしょうか?

その場合は、まずベースコードを読み込ませたうえで、MCVイベントが反応するように設定します。

<script>

  SmartnewsAds.p(“Pixel識別子”, “イベント名”);

</script>

※「Pixel識別子」は任意のPixel ID
※「イベント名」はアクションに合わせて媒体が提供しているMCVのイベント名(View Contentなど)を記載

上記はMCVイベントの反応のみ設定するときのコードの例です。ページの<head>〜</head>の配下でベースコードを設置し、その後上記のようなイベントコードが反応するように設定しましょう。

以上がイベントコードの準備となります。

広告配信設定

MCVのイベントが反応するよう設定した後は、キャンペーンを作成します。

①管理画面上部にある「広告設定」から「キャンペーン設定」を選択後、②「新規キャンペーン」をクリック。

③キャンペーンの目的で「Website Conversions」を選択

④オーディエンスなど設定後、キャンペーンに使用する予算の欄の「イベントトラッキングピクセル」でキャンペーンで利用するPixel IDを選択。

⑤「最適化地点」で最適化したいMCVのイベントを選びます。
ここで、最適化地点を設定することで、従来のコンバージョンタグは利用されなくなります。もし最適化地点を設定しない場合は、配信の最適化には従来のコンバージョンタグが使われたままになるので必ずこの設定は忘れないようにしましょう。

MCVの件数、成果の確認方法(広告マネージャーβ管理画面)

続いてはMCVの件数の確認方法について説明します。

管理画面の「広告設定」から「広告マネージャー βeta」を選択します。

画像参照元:Pixelタグを利用した複数コンバージョンについて(Multiple CV・MCV) | SmartNews Ads ヘルプセンター | 広告出稿をサポート

こちらで、キャンペーン別にMCVの効果計測を確認できます。

画像参照元:Pixelタグを利用した複数コンバージョンについて(Multiple CV・MCV) | SmartNews Ads ヘルプセンター | 広告出稿をサポート

また、任意のキャンペーンを選択すると、広告クリエイティブごとの成果も確認できます。

データをダウンロードしたい場合は、管理画面のパフォーマンスレポートから「csv download」をクリックすることでレポートからMCVの成果の確認が可能です。ダウンロードしたレポートからはMCVのイベント発生数と各種イベント単価が確認できます。

  • ViewContent
  • costPerViewContent
  • AddToCart
  • costPerAddToCart
  • Purchase
  • costPerPurchase
  • CompleteRegistration
  • costPerCompleteRegistration
  • Subscribe
  • costPerSubscribe

MCVのポイント・注意点

ここから、MCVの設定をして広告配信する際の注意点を4つ紹介します。

①MCVの管理画面上の計測期間は、従来のコンバージョンタグ(CVタグ、CV.js)同様にクリックから30日のものが計測されます。

②1ユーザーが複数回イベントを反応させても、従来のコンバージョンタグ(CVタグ、CV.js)同様に計測は複数回ではなく1回となります。

③同じ広告主で2つの別広告アカウントがある際は、Pixelタグは広告アカウントごとにそれぞれ発行しましょう。

④一度作成したキャンペーンの最適化地点は変更できません。キャンペーン作成後に最適化地点を変える場合は、既に作成したキャンペーンでは変更できないので新たにキャンペーンを作成し直す必要があります。

なお、マイクロコンバージョンとして利用する場合には、ただ設定すれば成果が上がるというものではありません。どのように導入すれば良いのかはこちらの記事もあわせてご覧ください。

まとめ

Pixelタグによりさまざまなイベント計測への対応が可能となり、よりユーザーの行動を加味した広告運用が可能となります。

例えば、購入フローで「カート追加」「入力フォーム」「購入完了」など複数のステップがあるECサイトや、同LP内に「資料請求」「問い合わせ」「無料トライアル」といった複数のコンバージョンがあるBtoB商材での活用が見込めます。

この記事を参考に、運用中の方は改めてPixelベースの計測タグの設定をご検討いただき、新たにSmartNews Adsを考えている方は効果的なトラッキングを行えるようチェックしていきましょう。

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