小売カテゴリ レポートとは?検索広告とショッピング広告の掲載結果を商品カテゴリごとに分析

小売カテゴリ レポートとは?検索広告とショッピング広告の掲載結果を商品カテゴリごとに分析

いまやECサイトにおいてもっとも重要な施策のひとつがショッピング広告です。

ショッピング広告を実施しているのであれば多くの場合、検索広告もあわせて配信していると思います。同じ検索結果に表示される広告ですが、両者のキャンペーン構成は異なることも多く、たとえば同じ商品カテゴリであってもその分析方法はまったく別ということも珍しくありません。

2020年5月より追加された「小売カテゴリ レポート」であれば、検索広告とショッピング広告の数値をGoogleの定義した商品商品カテゴリごとに包括的に分析することができます。

参考:小売カテゴリ レポートで検索広告とショッピング広告の掲載結果を把握する – Google 広告 ヘルプ

今回は小売カテゴリ レポートについて紹介していきます。

小売カテゴリ レポートとは?


小売カテゴリ レポートでは、Googleの定義した商品カテゴリごとの配信状況を、検索キャンペーンとショッピングキャンペーンの掲載結果を1つのレポートで確認することができす。

小売カテゴリ レポートの仕組み

小売カテゴリ レポートは、以下のGoogle.comページでの検索のみ利用可能です。

  • Google 検索結果ページ
  • Google ショッピング タブ
  • Google 画像検索タブ

小売カテゴリとは、特定の検索キーワードのすべての広告インプレッションに対して、ショッピング広告で使用されているGoogle 商品カテゴリと同じ商品分類が割り振られたカテゴリです。

たとえば、ユーザーが「フラフープ」を検索した場合、その検索語句はさらに次のようなカテゴリに分類されます。

第1レベル:おもちゃ・ゲーム
第2レベル:おもちゃ
第3レベル:スポーツ玩具
第4レベル:フィットネス玩具
第5レベル:フラフープ

このレポートではおもに下記の指標が確認可能です。

確認可能な指標 指標例
小売カテゴリ Google 商品カテゴリでの分類(第5レベルまで確認可能)
掲載結果の指標 クリック数、費用、表示回数
属性 キャンペーンのタイプ、キャンペーン名前
コンバージョンの指標 コンバージョン、コンバージョン値、コンバージョン値 / 費用
競合指標 クリックシェア

ただし、下記のケースに当てはまる検索語句については、カテゴリに分類されないため、注意が必要です。

  • 検索語句に対して、適切なカテゴリに割り当てることができない場合
  • 広告をトリガーしたトラフィックではない場合
  • 小売固有のトラフィックではない場合
  • 検索ネットワーク上の該当するショッピング キャンペーンと検索キャンペーンのトラフィックではない場合

小売カテゴリ レポートの確認方法

小売カテゴリ レポートは、以下の方法で確認することができます。


①「商品グループ」選択


②管理画面右上の「レポート」を選択
③「事前定義レポート(詳細分析)」を選択
④「基本」を選択
⑤「小売カテゴリ(検索キャンペーンとショッピングキャンペーン)」を選択

なお、レポートエディタから以下のように確認することもできます。

①管理画面右上の「レポート」を選択
②「レポート」を選択


③ページの左上にある「+カスタム」をクリックし、[表]、[折れ線グラフ]、[棒グラフ]、[円グラフ]、[散布図]のいずれかを選択
※今回は[表]を選択します。


④ページメニューで [検索語句カテゴリ] を選択し、小売カテゴリのすべてのレベルを表示します。


⑤確認したいカテゴリレベルを[行] ウィンドウ、評価する指標を [列] ウィンドウにドラッグ&ドロップします。

また、[行] ウィンドウや[列] ウィンドウに指定したカテゴリや指標でフィルタリングすることができるので、分析対象とするカテゴリのみを抽出することも可能です。

小売カテゴリ レポートを活用する際の注意点

小売カテゴリレポートは検索語句をカテゴリに分類しているため、分析の際には以下の点に注意すると、より役立つ分析が可能です。

  • 検索広告がブランド(指名)キーワードを含むか
  • ショッピング広告の対象商品が限定的か
  • オーディエンスによるターゲティングをしているか
  • 入札戦略設定の違い

たとえば、「社名 +シャツ」と「シャツ」は同じ商品カテゴリに分類されますが、それぞれ費用対効果が大きく異なりますよね。そのため検索語句の属性に注意を払う必要があります。分析の際には指名検索のキャンペーンは除外しておくのがおすすめです。

他にも、上に挙げた要素を含む場合には掲載結果に大きな違いが生じる可能性があるため、分析前にチェックし、必要に応じてフィルタリングするのがよいでしょう。

まとめ

商品カテゴリが多岐に渡るECサイトなどでは、これまでレポーティングのためにキャンペーンや広告グループを細かく分けてアカウントを構築していたケースも少なくないのではないでしょうか?必要以上に多いアカウント構成の細分化は広告運用の負担になり、成果に繋がらない場合がほとんどです。

今回ご紹介した小売カテゴリレポートを活用し、成果に貢献できているカテゴリを把握し、検索キャンペーン、ショッピングキャンペーンをあわせて改善に繋げていけるのは大きなメリットですね。また、検索語句をカテゴリごとに自動で分類することで、アカウント構成をより成果の出やすい内容に調整することも期待できます。

ぜひ一度、小売カテゴリレポートを使ってカテゴリごとの掲載結果を分析してみてください。

この記事のURLをコピーする
Shota Mochizuki

Shota Mochizuki

アナグラム株式会社 クルー。学生時代からマーケティングを学び、インターネット広告に興味を持つ。インターネット広告とマーケティングをより深く学びたいと思い、2017年9月からアナグラムへ参画。リスティング広告やSNS広告の運用を行っています。

最近書いた記事