Facebook広告のカスタムオーディエンス「Facebookでのエンゲージメント」が新たに利用可能に

Facebook広告のカスタムオーディエンス「Facebookでのエンゲージメント」が新たに利用可能に
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Facebook広告のカスタムオーディエンスは今まで「カスタマーリスト」、「ウェブサイトトラフィック」、「アプリアクティビティ」の3種類でした。2016年3月14日現在、一部広告アカウントにおいて新たに「Facebookでのエンゲージメント」が追加されており、利用可能になっています。この機能は実用的かつ強力なものであり、個人的にも今後の可能性含め大きく期待できる内容ですので、紹介いたします。

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上図のように、Facebook広告マネージャ、Power Editorともに、カスタムオーディエンスの作成画面で新たに「Facebookでのエンゲージメント」の項目が追加されています。「Facebookであなたの動画でリアクションを実行した人のリストを作成できます。」との説明記載があり、英語版でも同様の内容です。

どんなエンゲージメント実行者をオーディエンス対象とできるのか?

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現状、「Facebookでのエンゲージメント」で、オーディエンス対象とすることができるエンゲージメント実行者は、上図にあるように以下の項目から選択可能です。

  • 「あなたの動画を3秒以上再生した人」
  • 「あなたの動画を10秒以上再生した人」
  • 「あなたの動画を25%以上再生した人」
  • 「あなたの動画を50%以上再生した人」
  • 「あなたの動画を75%以上再生した人」
  • 「あなたの動画を95%以上再生した人」

オーガニック動画投稿・動画広告を問わず、「過去に動画を再生した人」のみの内容です。

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1オーディエンスリストで対象となる動画とその再生時間条件、過去の期間を指定してリスト作成が可能です。ここでは複数の動画を選択でき、動画それぞれで再生時間条件を指定できるなど柔軟な設定が可能です。(作成したリストは通常のオーディエンスリストと同様に、ターゲット指定、またはターゲット除外指定が可能です。)

この新機能により、動画を再生した人を確実にオーディエンスリスト化することができ、ブランディング施策・ダイレクトレスポンス施策どちらにおいても有効利用ができそうですね。

今後の可能性について

名前が、「Facebookでのエンゲージメント」とあるように、今後は対象とすることができるエンゲージメントが動画再生だけでなく、その他のエンゲージメントまで拡大する可能性があるのではないかと予測します。動画再生者だけでなく、例えば下記のようなエンゲージメント実行者も今後オーディエンス化対象とすることができるようになれば、Facebook(Instagram)広告の施策可能性はより幅広くなると同時に、Facebookページ運営の重要性も高まっていくのではないでしょうか。

  • Facebookページ投稿、広告へ「いいね!」をした人
  • Facebookページ投稿、広告のウェブサイトリンクをクリックした人
  • Facebookページに「いいね!」をした人
  • Facebookページに訪問した人

これらが導入されればの話ですが、それぞれのエンゲージメントで「過去○日以内」の期間指定が可能であるため、直近でアクションを起こした熱のあるオーディエンスをターゲティング、といったことも可能になる訳ですね。2016.0315の時点で当機能に関するFacebook公式アナウンスもなく、あくまでも予測ですが、実現すればターゲティング機能をさらに強化することができ、Facebook(Instagram)広告はより実用的な広告プロダクト、プラットフォームとなることと思います。

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