Google 広告で縦型の動画広告が利用可能に:モバイルユーザーの視聴環境に合わせて最適な動画サイズを

Google 広告で縦型の動画広告が利用可能に:モバイルユーザーの視聴環境に合わせて最適な動画サイズを

2018年のGoogleの調査によると、全世界でのYouTubeの総再生時間の70%以上をスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末が占めているそうです。

参考:スクエア動画や縦長の動画を使ってモバイル ユーザーにアプローチする

そのためYouTube上で動画を通してユーザーにアプローチするのに、モバイル端末に合わせた動画を用意することが重要です。モバイル端末ではユーザーが普段使用している縦向きのままで動画を視聴するシーンが少なくありません。Instagram ストーリーズやTikTokなど縦型での視聴を前提としたサービスとは違いYouTubeでは従来の横長の動画を縦向きで視聴しようとすると、画面に対して動画が小さく表示されてしまったり、フルスクリーンで表示しようとすると端末を横に倒す必要があったりと、快適なモバイル体験が提供されていたとは言えませんでした。


画像引用元:YouTube の TrueView キャンペーンやユニバーサル アプリ キャンペーンで縦長の動画広告を利用できるようになりました – Google 広告 ヘルプ

これまでもGoogleは、モバイル端末での動画視聴を快適にするために、YouTubeチャンネルに縦型の動画をアップロードできるようにしたり、動画プレイヤーに合わせて動画のサイズや比率が自動で調整される機能を追加したりとアップデートを重ねてきましたが、Google 広告でも縦型の動画広告が利用可能となりました。

2018年10月の段階では、TrueView インストリーム広告、TrueView ディスカバリー広告、アウトストリーム広告、バンパー広告、ユニバーサルアプリキャンペーンで利用可能です。TrueViewアクションのフォーマットには未対応とのことです。

参考:YouTube の TrueView キャンペーンやユニバーサル アプリ キャンペーンで縦長の動画広告を利用できるようになりました

縦長の動画を使うメリット


YouTube動画の画像サイズは、横長、スクエア、縦長と分類できますが、YouTubeアプリの動画プレイヤーでは動画のサイズに合わせて自動的に調整されます。ただし、モバイル端末の画面に占める動画の割合は、スクエア動画と縦長の動画のほうが横長の動画よりも大きくなります。そのため従来の横長の動画と比べて視認性が高く、ユーザーに反応されやすい傾向があります。また、静止画と比較してより多くの情報を伝えられるのが動画を使うメリットの一つですが、画面に対して小さい動画サイズでは動きが細かくなり、場合によっては商品の魅力やメッセージがユーザーに伝わり切らないことが考えられます。


画像引用元:スクエア動画や縦長の動画を使ってモバイル ユーザーにアプローチする – Google 広告 ヘルプ

なお、画面に対する占有率が大きいものの、動画下にある関連コンテンツをスクロールするなど、ユーザーがYouTubeアプリを操作すると動画プレーヤーは最大16:9のアスペクト比に圧縮されるため、ユーザーの操作の邪魔にはなりにくいよう配慮されています。

縦長の動画を使うときのポイント

重要なテキストを縦長の動画の上部10%と下部25%に表示しない

縦長の動画は、ユーザーが全画面モードで視聴していない場合、インプレッション時に動画の一部がトリミングされます。



画像引用元:スクエア動画や縦長の動画を使ってモバイル ユーザーにアプローチする – Google 広告 ヘルプ
(アナグラムで一部加工)

そのため、縦長の動画を使用する場合は広告文やキャプション(字幕)などの重要なテキストを動画の上部10%と下部25%に表示しないことが推奨されています。なお、スクエア動画はインプレッション時に動画がトリミングされることはありません。

ユーザーの配信環境に対応する複数サイズの動画を用意

スクエア動画と縦長の動画はモバイル端末での視聴ユーザーに効果的ですが、だからといって今後は横長の動画を配信しなくて良いというわけではありません。デスクトップ端末でYouTubeを視聴しているユーザーに対しては従来の横長の動画が向いていますし、モバイル端末を横向きにして視聴しているユーザーに対しても横長の動画の方がいいでしょう。。広告枠や端末などユーザーの視聴環境に合わせて最適な広告が配信されるよう、横長・スクエア・縦長の動画を用意するのがおすすめです。今回のアップデートで、アスペクト比(横:縦)が16:9~9:16の間に収まる動画はGoogle 広告の動画キャンペーンとユニバーサルアプリキャンペーンで追加できるようになっています。

ユーザーが動画広告に触れる場面にも配慮を

これまで、動画は横型が常識と思われていましたが、ユーザーの視聴環境の変化により、もはや縦型の動画に何の違和感もないユーザーも少なくないでしょう。縦型の動画では、フルスクリーンで没入感をもたせより集中してみてもらえる可能性があります。アパレルの全身コーディネートや人物の自撮り、ペットボトルなどの飲料やボトルタイプの化粧品などは縦型の動画との相性がいいですよね。

ただし、縦型の動画では横長の動画と異なり、横書きの文字を入れられる幅も制約されます。従来の横長の動画を編集してスクエアや縦長に展開する場合でも、ユーザーの目にどう映るかは必ず気にしておきたいポイントです。

また、ターゲットとなるユーザーがどのような場面でその動画広告に触れるかも注意が必要です。YouTubeで何らかの動画を探しているユーザーは、操作のためにモバイル端末を縦に持っている可能性が高いと思われます。一方で長編の動画を視聴する際には、操作はせず横向きに端末を持っている可能性が高そうです。

縦型の動画を利用して、広告の対象となるサービスや商品を、どのようにユーザーにとって魅力的に映るようにできるか検討してみてはいかがでしょうか。

Yutaro Akiyama

Yutaro Akiyama

アナグラム株式会社 チームリーダー。学生時代よりインターネット広告に関心を持ち、複数の代理店でリスティング広告の運用経験を積む。その後新卒でアナグラムに入社し、現在はリスティング広告とFacebook広告の運用・コンサルティングを行っています。

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