Google アドワーズ、デバイスごとに独立した入札単価調整が可能に。

Google アドワーズ、デバイスごとに独立した入札単価調整が可能に。
この記事は最終更新日から約3年が経過しています。

デバイスごとに独立した入札単価調整

これまではパソコン・タブレットの入札単価を基準として、モバイルの入札単価調整比を設定する仕様となっていました。今回のアップデートによりパソコン、タブレット、モバイルとそれぞれに独立した入札単価調整比を設定できるようになります。(2016年8月現在、一部のアカウントより順次管理画面に反映しているようです。)

参考:入札単価調整について - AdWords ヘルプ


デバイス調整の調整方法詳細

今回のアップデートにより、入札単価調整比で設定できる範囲も拡大しています。
変更前:-90% ~ +300%
変更後:-90% ~ +900%
※変更前後ともに-100%にした場合、そのデバイスに広告が表示されなくなります

設定方法はこれまでと同様です。
google-adwords-bid-adjustments_01
① 設定タブから「デバイス」を選択
② 入札単価調整比の画面が表示され変更が可能です。

また複数のキャンペーン、広告グループを含めて一括して変更することも可能になりました。
google-adwords-bid-adjustments_02
① 「キャンペーン単位」か「広告グループ単位」かを選択
② 変更対象にチェックを入れる
③ 「入札単価調整を設定」から「引き上げ率」「引き下げ率」を入力して設定
※フィルタから「デバイス」で対象のものだけを選ぶなど、フィルタを併用するとより効率よく変更が行えます

モバイルファースト時代に合わせより柔軟な入札が可能に

これまで、モバイル端末での掲載結果が良好なので従来の上限値である+300%までモバイルの入札単価調整比を上げて十分な入札単価を確保した際に、パソコンとタブレットもこれに引きずられて入札単価が上がってしまい意図しない入札状況となってしまうこともありました。また、デスクトップとタブレットは共有の入札単価となっており、両端末によりそれぞれ利用状況が異なるケースでは掲載結果も同じく違っておりどちらかを調整したいというニーズも少なくなかったかと思います。

今回の変更により、広告主のビジネスにとって優先度の高い(あるいは低い)デバイスにおいてより柔軟な入札単価の調整が可能となりました。これまでのパソコン・タブレットを基準にした仕組みからの変更は、モバイルファーストな状況への対応を望んでいた広告主にとって待望の機能ですね。

google-adwords-bid-adjustments_footer

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