もう迷わない!Facebook広告の画像サイズとテキスト文字数の推奨要件にみるクリエイティブの基本の「き」

もう迷わない!Facebook広告の画像サイズとテキスト文字数の推奨要件にみるクリエイティブの基本の「き」
  • Facebook広告の文字数の上限は?
  • 入力したはずの渾身の広告文が表示されない…どこに何の情報を入力すればいいの?
  • 掲載される場所によって、いろんな画像サイズを用意しなきゃいけないの?

などなど、従来のサイズが固定されたバナー広告と違い、画像とテキストが柔軟に組み合わされるフォーマットでは、どのように表示されるかを完全に把握したい広告主にとっては不安や疑問が尽きません。

本記事では、Facebook広告のクリエイティブの推奨要件についての考え方を解説するとともに、Facebook広告のクリエイティブ作成時の注意点や疑問を整理していきます。Facebook広告や話題にあがることの多いInstagramに広告を掲載したいけどなかなか一歩が踏み出せない広告運用者の方向けです。

※本記事は2017年9月現在の情報を基にしているため、クリエイティブの要件や表示形式などは変更となる可能性があります。仕様が変更となっても基本の考え方は活かせます。


伝えたいことを伝えられるテキストの考え方

Facebook広告では、デバイスや配置によって広告の表示形式が変わります。これがFacebook広告のクリエイティブ作成を難しく考えさせてしまっている理由の一つです。そのため、まずは基本となる要素「テキスト」と「画像」の推奨事項をしっかりと抑えておきましょう。

テキストの推奨事項

テキストは上図の通り3要素あり、推奨文字数は以下の通りです。

① 見出し:25文字以内(一部表示では非表示)
② テキスト:90文字以内
③ ニュースフィードリンク説明文:30文字以内(一部表示では非表示)

基本的には上記3要素から、デバイスや配置によって情報が取捨選択され、クリエイティブが構成されます。カルーセル形式など広告フォーマットによっては別の要素を追加されますが、まずはもっとも汎用性の高いこちらの基本要素を抑えておくと、さまざまな広告の目的や配置をカバーすることができます。

その他、広告の目的ごとの推奨事項は以下からご確認いただけます。

参考:Facebook広告ガイド

推奨値はモバイルファーストの基準

上記の推奨事項は、スマートフォンなど画面の小さなデバイスでも広告テキストが上手く収まるようFacebook社が公式のヘルプページで挙げている推奨値です。管理画面でも表記されていますが、パフォーマンスが高くなる可能性の高い配置を自動的に選択する「自動配置」がFacebook社より推奨されていること、9割以上のユーザーがスマートフォンからFacebookを利用していることを踏まえると、モバイルファーストな基準値を抑えておくことは必要不可欠ですね。

参考:フェイスブック、日本の利用者2700万人に(日本経済新聞)

大事なことは左側へ

デバイスや配置によっては、意図せず広告テキストが途切れてしまう可能性があります。そのため、商材の最大の強みなど、大事なことは左側へ書くよう意識しましょう。広告の表示場所に合わせて画像とテキストの組み合わせが柔軟に変わるGoogle アドワーズのレスポンシブ広告も同様です。

参考:Google アドワーズのレスポンシブ広告を成功させる為に知っておきたい5つのこと

必ずプレビューを確認する

Facebook広告の作成画面では、各配置における広告プレビューを確認することができます。配置によっては見出しやニュースフィードリンク説明文は省略されます。

広告を作成する際には意図通りのクリエイティブを配信できるように。必ずプレビューを確認することが重要です。特に「モバイル機器でプレビュー」機能を使うことで、実際のモバイル端末でよりユーザー目線に近い形で確認するのをおすすめします。

参考:Facebook広告のプレビューを見るには? | Facebookヘルプセンター

媒体の考え方に寄り添う

※画像引用元:Facebook広告ガイド (広告の目的がコンバージョンの場合を参照)

例えば、Instagramのニュースフィードでは、一般的に機能やメリットなどの商業的な訴求が色濃く反映される「見出し」は省略されます。積極的な情報収集が目的となるFacebookに比べ、画像中心にコミュニケーションが行われるInstagramでは商業的要素の強い内容は特に避けられがちです。このためInstagramニュースフィードではテキスト要素のみを残しているのではないかと筆者は考えます。

見出しが表示されないからテキストに含めようでは、媒体の意図に反して逆に成果を落としてしまうこともあるでしょう。わたしたちがやるべきことは仕様の攻略ではなく、仕様から媒体の考え方を読み取り、その考え方に寄り添ってユーザーに有益な情報を提供することですね。

まず用意しておきたい画像サイズは?

もっとも汎用性の高いサイズ

Facebook広告の画像の推奨事項は、マーケティングの目的と広告の形式によって変わってきます。
広告のもっと基本的な形式である「1枚の画像」の場合は、推奨事項は以下の通りです。以下、比率などはすべて「横×縦」で記載します。

Facebook広告
  • 画像サイズ:1200×628ピクセル
  • 画像アスペクト比:1.9:1
Instagram広告
  • 画像サイズ:1080×1080ピクセル
  • 画像アスペクト比:1:1

テキスト同様、デバイスや配置によって画像はトリミングされたり、広告フォーマットよっては画像の推奨事項が一部異なったりしてきますが、大半のマーケティングの目的で推奨事項を守ることができます。

配置別の画像サイズにどこまで対応するか

この比率であれば、広告マネージャー上で「1:1」のアスペクト比へトリミングして利用することもできるため、Instagramのニュースフィードへの広告での推奨事項も対応可能です。

ただ、「1.9:1」の元画像を「1:1」へトリミングすれば、必ず元画像から削られてしまう部分が出てきます。Instagram広告はもともと正方形の画像のみ投稿が可能でした。現在も推奨サイズは正方形ですね。たしかに「1.9:1」の画像でFacebookのニュースフィードからInstagramのニュースフィードまでカバーはできてしまいます。

ですが、個別に最適化されているか否かを考えると、必ずしも十分ではありません。広告枠にあわせて意図通りのクリエイティブを配信するためには、可能であれば「1.9:1」と「1:1」両方、用意することが望ましいです。

なお、こういったニーズを反映して、ひとつの広告にInstagramフィード用に別の画像を設定できるオプションも用意されていますので、配置別に広告セットを分ける必要はありません。

また、必要であればマーケティングの目的と配置に合わせてその他のサイズ・アスペクト比の画像を用意しましょう。

例えば、エンゲージメント(ページへのいいね!)を目的とする場合の推奨画像サイズは「1200×444」と縦が短いです。上部に「おすすめのページ」という要素が含まれるためです。プレビューなどで確認をしてみて、違和感のある広告となってしまっている場合には、やはり別のサイズの画像を用意することをおすすめします。

はじめからすべての希望を満たすことは難しいと思いますので、「1.9:1」の比率はGoogleアドワーズのレスポンシブ広告、YDNのテンプレート広告の比率でもあるため、まずはこのサイズの画像を用意しておくのが良いでしょう。その他の画像サイズの対応については、個別の事情やキャンペーンの規模などによって判断していきましょう。

※リスティング広告で使用できる画像サイズについてはこちらの記事をご参照ください。
参考:[随時更新] Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)/Google ディスプレイネットワーク(GDN)で使える最新バナーサイズ一覧

画像内のテキスト量は極力抑える

Facebook広告では、広告画像内のテキスト量が多すぎると、広告のリーチが限られたり全く配信されない場合があります。以前は広告画像内のテキスト量が20%以下でないと広告配信されないというルールがありましたが、現在は広告画像内のテキスト量によって段階的に広告の配信量が異なってきます。

参考:広告画像内でテキストを使用する | Facebookヘルプセンター

なお、事前に広告の画像に含まれるテキスト量をチェックできるツールが提供されていますので、広告作成前に確認してみることをおすすめします。

参考:テキストオーバーレイツール

推奨事項を守らないとどうなるの?

推奨される画像サイズでないと、画質が粗くなったり、意図しない箇所で画像が途切れたりします。テキストも推奨される文字数でないと、多くの配置で広告テキストが途切れてしまいます。テキストは大事なことは左側へ書くことである程度リスクを抑えることはできますが、やはり意図通りのクリエイティブを配信するためには、可能な限り推奨事項を守るべきです。

ただし、Instagram広告の画像は推奨事項とは別で、以下の最小解像度と最大解像度を守らないと広告配信ができないので注意してください。

・フォーマット「正方形」
最小解像度: 600 x 600ピクセル
最大解像度: 1936 x 1936ピクセル

・フォーマット「横長」
最小解像度: 600 x 315ピクセル
最大解像度: 1936 x 1936ピクセル

・フォーマット「縦長」
最小解像度: 600 x 750ピクセル
最大解像度: 1936 x 1936ピクセル

・配置「Stories」
推奨解像度:1080×1920ピクセル
最小解像度:600×1067ピクセル

その他、Instagram広告では画像一枚あたりの容量が30MB以下、ファイルタイプは「.jpg」「.png」である必要があります。

参考:Instagram広告のデザイン上の推奨事項と要件を教えてください。 | Facebookヘルプセンター

まとめ

本記事では、Facebook広告・Instagram広告のクリエイティブを作成する際の考え方や推奨要件、注意点について整理しました。

推奨要件からは、Facebook社がどういう意図を持って広告フォーマットを定めているかを読み取ることができ、キャンペーンの目的や広告の配置によって、どの要素が重要なのか、要素に含めるべき内容の考え方を知ることもできます。Facebook広告とInstagram広告を利用すれば、リスティング広告との併用で自社とターゲット層との接点を増やしたり、そもそもリスティング広告ではリーチできていなかったユーザー層との接点をつくったりすることが期待できます。

Yutaro Akiyama

Yutaro Akiyama

アナグラム株式会社 クルー。学生時代よりインターネット広告に関心を持ち、複数の代理店でリスティング広告の運用経験を積む。その後新卒でアナグラムに入社し、現在はリスティング広告とFacebook広告の運用・コンサルティングを行っています。

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