Facebook広告で、Facebookページの投稿や広告に反応した人をターゲティング可能に!

Facebook広告で、Facebookページの投稿や広告に反応した人をターゲティング可能に!
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Facebookページでアクションを実行したユーザーをリスト化

Facebook広告で「自社のFacebookページの投稿や広告にエンゲージメントした人」のカスタムオーディエンスリストを作成できるのをご存知でしょうか?カスタムオーディエンスを作成できるエンゲージメントには「動画を10秒以上再生」など、自社のFacebookページやその投稿・広告に一定以上の興味を示したことが分かるようなものが用意されています。これを利用することで自社に興味を示したオーディエンスのリストを作成し、ターゲティングに活用することができます。



これは「エンゲージメントカスタムオーディエンス」と呼ばれ、動画・リード獲得広告・キャンバスにエンゲージメントした人のカスタムオーディエンスを作成することができます。そのエンゲージメントカスタムオーディエンスで、今回新たにFacebookページやその投稿・広告に関するエンゲージメントからカスタムオーディエンスを作成できるようになりました。Facebookページのオーガニック投稿に注力している場合や、広告へのエンゲージメントが多い場合は積極的に活用していきたいですね!

Facebookページのエンゲージメントによるカスタムオーディエンスの作成画面

この記事ではエンゲージメントカスタムオーディエンスについて振り返りつつ、新たに利用可能になったFacebookページやその投稿・広告に関連したエンゲージメントカスタムオーディエンスの紹介をしていきます。

尚、Facebookページやその投稿・広告のエンゲージメントから作成するカスタムオーディエンスは、本記事の公開時点(2017年3月2日)では一部の広告アカウントでしか作成できないとされています。上記の作成画面に「ページ」が表示されていない場合も、次第に実装されていくでしょう。

カスタムオーディエンスを作成できるエンゲージメント

エンゲージメントカスタムオーディエンスによって「自社のFacebookページの投稿や広告にエンゲージメントした人」のカスタムオーディエンスリストを作成できると紹介しました。具体的にどのような人を対象にできるのか、従来のものと、今回のアップデートで新たに追加されたものをまとめて紹介します。

動画(オーガニック投稿・広告)

  • あなたの動画を3秒以上再生した人
  • あなたの動画を10秒以上再生した人
  • あなたの動画を25%以上再生した人
  • あなたの動画を50%以上再生した人
  • あなたの動画を75%以上再生した人
  • あなたの動画を95%以上再生した人

リード獲得広告

  • フォームを開いた人
  • フォームを開いたが、送信しなかった人
  • フォームを開いて、送信した人

キャンバス(オーガニック投稿・広告)

  • キャンバスを開いた人
  • キャンバスを開いて中のリンクをクリックした人

ページ(NEW

以下にある「ページ」はすべてFacebookページのことを指します。

    • ページでアクションを実行したすべての人

※Facebookページにアクセスした人やFacebookページのオーガニック投稿・広告でエンゲージメントしたすべての人が含まれます。

    • ページにアクセスした人
    • 投稿または広告でアクションを実行した人

※リアクション(いいね!、超いいね!、うけるね、すごいね、悲しいね、ひどいね)やシェア、コメント、リンクのクリック、カルーセルスワイプが含まれます。

    • コールトゥアクションボタンをクリックした人

    • ページにメッセージを送信した人
    • ページまたはその投稿を保存した人

※広告の保存は対象になりません。

すべてのエンゲージメントで、何日前まで遡るのかを最大365日まで指定することができます。期間を広げるほど、対象になるオーディエンスの数は多くなる反面、熱量は下がっていくと考えられます。適切に使い分けたいところですね。

ページのエンゲージメントによるカスタムオーディエンス作成のメリット

これまで利用可能だった動画・リード獲得広告・キャンバスへのエンゲージメントは、これらのフォーマット自体の導入ハードルが高いため、結果的にカスタムオーディエンスの作成ハードルも高いといえます。
それに対し、Facebookページやその投稿・広告へのエンゲージメントであれば、オーガニック投稿や広告の配信によって自然にエンゲージメントが蓄積されるため、カスタムオーディエンスの作成ハードルが低いのがメリットのひとつだといえるでしょう。

反対に、ハードルの高いエンゲージメントによるカスタムオーディエンスも、ソースオーディエンスが蓄積できていれば強力なターゲティングになりそうです。リターゲティングや、類似オーディエンスの作成にも活かせそうですね。既存のターゲティングによる施策が頭打ちになっている場合などは積極的に導入していきたいところです。

まとめ

新しく作成可能になったFacebookページや広告へのエンゲージメントによるカスタムオーディエンスは、オーガニック投稿に力を入れている場合や、広告配信量が多い場合はぜひ試していただきたいターゲティングです。広告配信中のオーディエンスとのオーバーラップを確認したうえで活用していきたいですね。また、従来のエンゲージメントカスタムオーディエンス(動画、リード獲得広告、キャンバス)も自社に興味のあるオーディエンスを絞り込むために役立ちます。これらも含め、新たなターゲットとして検討してみてはいかがでしょうか。

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