Amazonスポンサーディスプレイ広告、リーチキャンペーンでクリック経由の指標が確認可能に

Amazonスポンサーディスプレイ広告、リーチキャンペーンでクリック経由の指標が確認可能に
この記事は最終更新日から約2年が経過しています。

2022年5月26日、スポンサーディスプレイ広告のリーチキャンペーンにおいて、クリック経由の売上やROASなど、クリックに起因する複数の指標がレポートで確認できるようになりました。

参考:スポンサーディスプレイ広告のリーチキャンペーンで利用可能な指標を拡大 | Amazon Advertising

これまではクリック経由とビュー経由の合算値の指標しか確認できませんでしたが、それぞれの内訳を確認することが可能になり、広告の配信結果をより細かく分析できるようになりました。

本記事では、今回のアップデートによるメリットに加えて、実際にレポートで確認する手順などを紹介します。

スポンサーディスプレイ広告とは?

画像引用元:スポンサーディスプレイ広告 | Amazon Ads

スポンサーディスプレイ広告とは、Amazonのサイトやアプリ上( トップページ、検索結果画面、商品詳細ページ、注文完了画面 など)に表示できるディスプレイ広告です。

商品やカテゴリーを指定して広告を表示する場所をターゲティングしたり、ユーザーのライフスタイルや興味・関心、商品の閲覧履歴にもとづくターゲティングをしたりでき、検討フェーズの早い段階にいるユーザーに対して商品やブランドの認知度を上げることに役立ちます。

スポンサーディスプレイ広告について詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

リーチキャンペーンとは?

リーチキャンペーンとは、リーチを最大化することを目的としたキャンペーンで、入札戦略「リーチに合わせた最適化」を選択することで利用できます。商品やブランドの認知度を高めるのに向いています。

「リーチに合わせた最適化」とは、スポンサーディスプレイ広告で利用できる入札戦略で、広告のビューアブルインプレッション(※1)を最大化できるよう調整する入札戦略です。この入札戦略で使用できる広告の課金タイプは「1,000件あたりのビューアブルインプレッション単価(※2)」になります。

※1:Amazon広告におけるビューアブルインプレッションは、少なくとも広告の50%がユーザーの表示領域に1秒間以上表示されたインプレッションを指します。

※2:1,000件あたりのビューアブルインプレッション単価(vCPM)とは、広告のビューアブルインプレッション数が1,000回あたりに支払う広告費です。

参考:1,000件あたりのビューアブルインプレッション単価(vCPM)| サポートセンター | Amazon Advertising

リーチキャンペーンでクリック経由の指標が確認できるように

スポンサーディスプレイ広告のリーチキャンペーンのレポートにおいて、クリック経由の指標が確認できるようになりました。

本アップデートで追加された指標は次のとおりです。

指標内容
広告費売上高比率(ACOS)合計 -(クリック)クリック経由のACOS
広告費用対効果(ROAS)合計 -(クリック)クリック経由のROAS
14日間の注文合計(数)-(クリック)広告がクリックされてから14日以内に発生した注文の数
14日間の売上合計 -(クリック)広告がクリックされてから14日以内に発生した売上の合計額
14日間のブランド新規顧客による注文(数)-(クリック)広告がクリックされてから14日以内に発生した注文のうち、新規顧客が注文した数
14日間のブランド新規顧客による売上 -(クリック)広告がクリックされてから14日以内に発生した売上のうち、新規顧客の注文による売上
14日間のブランド新規顧客の商品点数(数)-(クリック)広告がクリックされてから14日以内に購入された商品点数のうち、新規顧客が注文した点数

これまでは、クリック経由とビュー経由の合算値の指標しか確認できなかったため、リーチキャンペーンで獲得したクリックが実際にどの程度売上や注文数に繋がっているのかを確認することができませんでした。

しかし、クリック経由の指標が確認できるようになったことにより、クリック経由で注文や売上につながった広告を確認できるようになりました。

また、「見られるだけに留まったが、間接的にコンバージョンに貢献している広告」も下記の計算式で可視化できます。

例)ビュー経由の売上

広告がクリックされてから14日間の総売上高(※)- 14日間の売上合計 -(クリック)

※「広告がクリックされてから」とありますが、実際はビューとクリックに起因するキャンペーン全体の総売上高になります。(2022年6月、Amazonadsサポートに確認)

今回のアップデートによって、リーチキャンペーンの配信結果をより詳細に分析し、施策に活かすことができるようになりました。

例えばリーチキャンペーンのクリック率に変化があった時、それがクリック経由の売上に影響したかどうかを確認できるようになります。スポンサーディスプレイ広告では広告の見出しや画像などのクリエイティブをカスタマイズできますが、クリエイティブの変更によってクリック率が上昇した場合、実際にクリック経由の売上増加にまで結びついたかどうか、検証が可能になりました。

クリック経由とビュー経由の注文の違い

Amazon広告は、広告と接触してから購入するまで、一部の広告プロダクトを除き基本的にすべてAmazon内で完結します。外部のLPへ遷移する必要がないのが、他の広告媒体との大きな違いですね。

この場合、Amazon広告における「クリック経由の注文」と「ビュー経由の注文」はどう異なってくるのでしょうか?

Amazonスポンサーディスプレイ広告における注文の発生経路は以下の2つです。

  • 14日間の注文合計(数)- クリック(クリック経由の注文)
    =ユーザーが広告をクリックしてから14日以内に広告商品を購入した場合に発生
  • ビュー経由の注文
    =ユーザーが広告を視認してから14日以内に、広告以外の方法で広告商品の詳細ページにアクセスし、広告商品を購入した場合に発生

クリック経由の指標を確認する手順

クリック経由の指標を実際にレポートで確認する手順を紹介します。

①Amazon広告コンソールを開き、「レポート」を選択

②「レポートを作成」をクリック

③必要事項を入力して「レポートを実行」をクリック

  • レポートカテゴリー:スポンサーディスプレイ広告
  • レポートタイプ:「キャンペーン」「広告対象商品」「ターゲティング」のいずれかを選択

④レポート一覧画面で、実行したレポート行の「ダウンロード」をクリック

⑤ダウンロードしたレポートより、クリック経由の指標が確認できます。

最後に

今回のアップデートによって、リーチキャンペーンで発生しているクリック経由の売上やROASが確認できるようになりました。リーチキャンペーンによる直接的な売上への効果が把握できるようになり、クリエイティブの効果検証もしやすくなりそうです。 Amazonのスポンサーディスプレイ広告のレポートで確認できる指標が徐々に増えてきたことはうれしいですね。

リーチキャンペーンはリーチを最大化し、ビューアブルインプレッション数を高めることに適したキャンペーンです。また、AmazonはECモールサイトのため、Amazonを見ている時点でユーザーはある程度購買意欲が高まっている状態だと考えられます。さらに、Amazon広告との接触から購入までの導線が全てAmazon内で完結し、Amazon外のLPへ遷移する必要がないのも大きなポイントです。

これらの理由から、Amazonにおけるビューアブルインプレッション数増加のための広告は、YouTubeやTwitterといった他媒体よりも購入に繋がりやすい可能性が高く、リーチキャンペーンが売上に繋がる見込みは大いにあります。

細かい指標が確認できないからと見送っていた方も、これを機にチャレンジしてみても良いかもしれません。

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