![Amazonスポンサープロダクト広告、オートターゲティングとマニュアルターゲティングの使い分け方法](https://anagrams.jp/wp-content/uploads/amazon-sponsored-products-ads-auto-and-manual-targeting_footer.png)
スポンサープロダクト広告はAmazonで出品している事業者さまが最も簡単かつ費用対効果を高く得やすい広告だと言えます。
手軽に始められるものの、設定できるターゲティングの数は複数用意されており、どれを使えばよいのか良いのか迷ってしまいますよね。
本記事では、そんなお悩みを感じているAmazon出品者さま、Amazonへの出品を検討している方へ、スポンサープロダクト広告のターゲティングである、オートターゲティング、マニュアルターゲティングそれぞれのおすすめの使い方をご紹介します。
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オートターゲティングとマニュアルターゲティングとは?
スポンサープロダクト広告では、ターゲティングの種類がオートターゲティング、マニュアルターゲティングと2種類あります。
それぞれの特徴としては以下のとおりです。
オートターゲティング | マニュアルターゲティング | |
---|---|---|
メリット | ・広告掲載までの手間がほとんどかからず、広告に知見が無い方でも簡単に始められる・キーワードを指定しないため、幅広く広告配信が可能・自分では思いつかなかった新たなキーワードの発掘ができる・想定していない経路での流入も見込めるため、新規ユーザーを多く獲得できる可能性がある | ・広告配信をしたいユーザーに狙い撃ちができる・類似商品や競合商品の商品ページを見ているユーザーに対して広告配信が可能・キーワードを個別に設定できるため、ユーザーの検索した語句に合わせて広告掲載ができる |
デメリット | ・購入する見込みの低いユーザーにも広告を出してしまう可能性がある | ・キーワードの追加や除外など細かい調整作業が発生するため、ある程度管理が複雑になる |
それぞれに特徴があるため、メリット、デメリットを理解し上手く使い分けることができれば、より高い費用対効果が見込めます。
役割と使い分け
オートターゲティングとマニュアルターゲティングの役割について解説します。それぞれで上手く使い分けることができれば、より高い費用対効果が見込めます。
オートターゲティングの役割
オートターゲティングは幅広いユーザーの獲得に有効に働きます。
- キーワードを指定しないため、幅広く広告配信が可能
- 想定していない経路での流入も見込めるため、新規ユーザーを多く獲得できる可能性がある
- 自分では思いつかなかった新たなキーワードの発掘ができる
マニュアルターゲティングの役割
マニュアルターゲティングは、定めたターゲットに集中して広告配信が可能です。
- キーワード指定が出来るため、ブランド名やそれ以外のキーワードなど、広告配信をしたいユーザーに狙い撃ちができる
- 商品ターゲティングを使用し、類似商品や競合商品の商品ページを見ているユーザーに対して広告配信が可能
おすすめの設定
オートターゲティングとマニュアルターゲティングのおすすめの設定方法を紹介します。どちらも優れた広告ではありますが、併用して運用することでより高い成果を得られるでしょう。
オートターゲティング
キャンペーンの入札戦略
状況に応じて変更することを推奨しますが、「動的な入札-ダウンのみ」「動的な入札-アップとダウン」のどちらかをおすすめします。
「動的な入札-ダウンのみ」
- 費用対効果の最大化を図りたい場合はこちらを選択すると良いでしょう。
- オートターゲティングでは購入につながらないキーワードで流入してくる可能性もありますが、この設定でAmazonは購入見込みの低いキーワードの入札額を抑える動きをしてくれるため、無駄な広告費を軽減できます。
「動的な入札-アップとダウン」
- 売上金額の最大化を図りたい場合は「動的な入札-アップとダウン」を選択しましょう。
- 「動的な入札-ダウンのみ」に加え、Amazonが購入につながりやすいと判断した場合に入札金額を引き上げてくれるため、競争の高いオークションに参加できる機会が増加します。
- 注意点としては「動的な入札-ダウンのみ」よりも平均クリック単価の高騰が見込まれるため、場合によっては入札金額の調整が必要となります。
キーワード設定
オートターゲティングではキーワードを指定できないものの、除外キーワードの設定は可能のため、必ず設定しましょう。除外設定を行うことで購入につながらず無駄になってしまう広告費の削減にも繋がります。
予算ルール
スポンサープロダクト広告では特定の期間に合わせて広告予算を多く投下できる機能があります。
プライムデーやブラックフライデー、自社商品のトレンドに合わせて掲載期間を指定して設定が可能です。大型セールなどのタイミングでは購入意欲の高いユーザーが多く閲覧しているため、積極的に活用しましょう。
マニュアルターゲティング
ここではキーワード、商品ターゲティングの設定について解説します。
キャンペーンの入札戦略、予算ルールに関してはオートターゲティングのパートで記載した内容を参考に設定していただければと思います。
キーワード設定
マニュアルターゲティングでは除外設定だけでなく、キーワードを指定して広告掲載できます。
登録する際にAmazonの推奨キーワードが表示されるため、その中から選んで設定しても良いでしょう。
また、「ファイルをアップロード」というキーワードの登録方法もあるため、追加するキーワード数が多い場合はこちらを使用すると効率よく設定が可能です。
キーワードの追加・除外については検索用語レポートを定期的に確認し、適宜更新していくことを推奨します。
マニュアルターゲティングでは自身の設定したキーワードに対しての検索用語のみ確認できますが、オートターゲティングでは想定外のキーワードから購入につながるケースもあるため、検索用語レポートから新たなキーワードの発掘も可能です。
商品ターゲティング
マニュアルターゲティングでは類似商品、競合商品やカテゴリーを指定し、該当商品のページを見ているユーザーに対して広告配信を行えます。
商品ターゲティングは設定次第で成果が大きく左右されるため、注意が必要です。大きく失敗しないためにも、以下の基準でターゲティングする商品を選定すると良いでしょう。
個々の商品
同価格もしくは近しい価格帯の類似商品、競合商品を設定しましょう。
指定した商品が検索上位に表示されている場合は競争は激しくなりますが、商品ページ内に広告表示できるため、比較検討されやすい状況を作ることができます。
自社商品と比較し、優位性があればターゲットに選定することをおすすめします。
カテゴリー
カテゴリーだけのターゲティングでは配信対象が広すぎるので、必ず絞り込みを行いましょう。特に「価格帯」「レビューの星の数」「配送」の3つで絞り込むことをおすすめします。
最後に
本記事ではオートターゲティングとマニュアルターゲティングの使い分けとおすすめの設定方法を紹介させていただきました。
スポンサープロダクト広告はAmazon出品者様であれば利用必須のメニューであると言えます。そんなスポンサープロダクト広告の活用を検討されている方や既に運用中でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
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