Yahoo!ディスプレイ広告(以下、YDA)で、広告文に使用可能な記号が2021年7月14日に追加されました。
参考:【ディスプレイ広告】広告文に使用可能な記号の追加について
この記事では、YDAで使用可能になった記号のまとめと、それに伴い変更されたYDAの広告エラー判定についてご紹介します。
使用可能になった記号
2021年7月14日の変更により、[ ](角かっこ)や〜(波ダッシュ)など、これまで使えなかった記号が使用可能になりました。タイトルや説明文、動的ディスプレイ広告の商品リスト内で指定する商品名など、ディスプレイ広告でテキスト入力する箇所全て(※)が対象です。
種別 | 記号 | 名称 | 全角/半角 |
---|---|---|---|
引用符 | ‘ | シングルコーテーション | 半角 |
波形 | ~ | 波ダッシュ | 全角 |
その他 | $ | ドル | 半角 |
ハイフン | - | ハイフン | 半角 |
括弧 | [ | 角かっこ | 半角 |
括弧 | ] | 半角 | |
括弧 | 《 | 二重山かっこ | 全角 |
括弧 | 》 | 全角 |
※記号が追加された対象
動的ディスプレイ広告、テキスト広告、レスポンシブ(動画)、レスポンシブ(画像)、インストリーム広告、カルーセル広告
Google 広告で使用できていたのにYDAでは使用できなかった ‘(引用符)や -(ハイフン)などが追加されたことにより、媒体をまたいで同じテキストの広告を配信できるようになったのは便利ですね。
また、[ ](角かっこ)や~(波ダッシュ)が追加されたことで、目立たせたい訴求をより強調するためのバリエーションも増えました。
記号を含む広告のエラー判定の変更
使用可能な記号の追加に伴い、記号を含む広告のエラー判定も変更されました。
変更前 | 同一記号の連続使用など、不適切な記号が含まれる広告文は審査時に否認 |
---|---|
変更後 | 同一記号の連続使用や、括弧が対になっていないなどの不適切な記号の使用がある場合、広告入稿時にエラーになる |
Yahoo!検索広告では2021年2月時に上記の仕様になっていましたが、今回YDAでも同様の仕様に変更されました。
これまでは、禁止事項に抵触した広告を入稿した場合、入稿自体は完了するがその後の審査時に否認されるといったタイムラグが生じていましたが、今回の変更により広告の入稿時にエラーが表示されて入稿自体が行えない仕様になっています。
入稿時点で修正が必要な箇所が分かるため、これまでよりスムーズな修正対応が可能になりますね。
まとめ
今回のアップデートによりYDAで使用可能な記号が増え、同時に入稿時のエラー検知のタイミングも早まったことで、これまでよりスピーディかつ幅広い広告文のテストが可能になりました。
記号はあくまで装飾的な位置づけですが、最後の盛り付けを変更することで広告の見え方が大きく変わることも多々あります。
媒体の仕様の変更によりテストもしやすい環境に変わったので、これを機により成果につながる広告文の形を見つけていきたいですね。
※こちらも更新済みです
[随時更新] リスティング広告の広告文で使える記号一覧