
2018年08月27日、アナグラム主催で運用型広告従事者の為のグループコンサルティング Vol.1を開催しました。
運用型広告従事者が抱える「公式ヘルプやコミュニティで解決できない」お悩みについて、その場で一緒に考え解決策を出す場を設けたい気持ちから、グループコンサルティングの開催に。告知しておよそ一晩、定員6名を大きく上回り30を超える運用者さまからご応募いただき、断腸の思いで今回は抽選とさせていただきました。ご応募くださった方には改めてお礼申し上げます。
弊社としてもグループ形式でのコンサルティングは初の試みでして、手探りの運営ではありましたが、開催後のアンケートでもご好評いただき、ご参加いただいたみなさまに一定の付加価値ができたのではないかと、勝手ながら考えております。今回は、グループコンサル実施後の感想を添えつつ、当日うまれた議論の様子を一部抜粋して紹介していきますね。


グループコンサルティングの様子
抽選の結果、6名の方にご参加いただき、弊社からは2名が参加しました。
・森野 滋郎<(アナグラム株式会社、マネージャー)
・小山 純弥(アナグラム株式会社、マネージャー)
ご応募時にいただいたお悩みは多岐にわたり、その数40以上。複数名から上がったお悩みを優先的に議論していきましたが一つ一つのテーマが濃く、結論、すべてのお悩みを議論することはできませんでした。2時間があっという間に感じるほど、一同集中して議論をされていたように思います。
もっとも盛り上がりを見せたテーマは「広告運用者がこれから身につけていくべきスキルやキャリアアップの仕方」について。
実際には以下のような声があがりました。
- 自動化や機械学習の波にともない「運用」という仕事そのものがなくなっていくのではないか不安がある。
- webマーケティングという広いくくりで考えると、広告運用の断片的なスキルしか身につかない不安がある。
- 自動化にゆだねた先、多くの代理店が似た業務内容に帰結していき、代理店というサービスが均一化してしまうのではないか。
- (インハウス運用の場合)経験する業種が限られてしまい経験の幅が広がりづらい。
広告運用者としての未来に関しては、過去にも記事(代替に抗う:広告運用者の未来を考える)で一つの道筋を示していまして、よろしければ合わせてご覧ください。
このほか「運用者の評価制度の話」や「具体的な運用論」など、ヘルプやコミュニティで解決できないことについて活発に意見交換をしまして、1人1人が強い課題感を抱いて参加してくれたことが伝わりました。
筆者も司会進行として参加させていただきましたが、ひとりの運用者としても非常に学びの多いイベント内容でした。
ふりかえりと反省点
参加者の方にアンケートご協力いただき(ありがとうございました!)、生の声を教えていただいたので一部紹介させていただきます。
A. 時間が3時間あればな~と思ってしまった。。
A. 少人数での開催ということもあり、様々な議題について広く深く話すことができて、非常に満足できました。
A. 今どんな話をしているのか、これまでどんな話をしたのかを把握したかった。
A. 他社の評価制度や運用方針、マネジメント方法。
A. 人にモノを売ることは今後も変わらないこと。
A. 部下のマネジメント方法についてもう少し深掘りできれば良かったです。
A. 情報収集を普段どのように行っているか。
また、軽食をご用意しましたが、議論中に食事を摂るのはなかなか難易度が高いことも学びまして(考えればなるほど当然ですが)、何事も実際その場に立たないとわからないことも多いなと痛感するばかり。
イベント運営に関するアドバイスもいただきまして、ぜひ今後のイベント運営に活かしていきたいです。心のあたたかい方ばかりで、ありがたい限りです。
最後に
※参加者のみなさまに許可をいただき掲載させていただきました。ありがとうございます!
当日は雷が鳴り響きあいにく天候には恵まれなかったものの、負けず劣らずヒートアップした議論ができたのでよかったです。ご参加いただいたみなさまにとっても、今後に活かせるものが1つでもあったのであれば何よりです。
つきまして…、第二回目のグループコンサルティングが9月25日(火)に開催される運びとなりました!
チームリーダー以上のメンバー2名と司会進行の現場メンバーでお出迎えさせていただきます。
- 本質的かつ濃密な議論をしたい
- 悩みを共有し前に進みたい
このような方にはうってつけのイベントです。(秘密保持の観点から、機密情報を含んだご相談などはお受けすることができませんが…)
対象者は、運用型広告のプレイヤーの方。広告代理店や事業会社で運用担当として従事されている方から、なにかしらの形で携わられている方まで幅広い方とお話したいなと考えております。
引き続き、ご愛願のほど、宜しくお願いいたします。