「自分のために働け!」アナグラム流・個性を伸ばす経営とは?
アナグラムは運用型広告に強みを持つマーケティング支援会社です。運用型広告を扱う一般的な広告代理店とは違い、営業担当と運用担当が分かれていない一気通貫の体制でこれまで右肩上がりの成長を続けて来ました。今回は「自分のために働け!」をテーマに、分業を取り入れず個性を生かしていくアナグラム流の経営について、人事が代表の阿部にインタビューしました!

自分のために働け!

――本日はよろしくお願いします。さっそく今回のキーワードですが、アナグラムに入社すると最初のオリエンテーション時などに「自分のために働いてください」と言われますよね。会社のためならともかく、自分のために働けというのは聞いたことがありません。これを言い続けている理由を教えてください。

理由は単純で、すべてのビジネスパーソンは自分のために働くべきだと思うからです。世のため、人のため、会社のためなど、さまざまな意見があるのは承知ですが、まず自分のために働いてない人が人の幸せのために働けるとは到底思えません。だって、自分が幸せじゃないのに、他人を幸せになんてできませんよ。自分が我慢している状態なんだから。

多少の我慢なら全然いいけど、たとえば生きていくのに困るくらい我慢してるのに寄付をするってありえないじゃないですか?そう考えると、自分のために働くということは至極真っ当な事であり、個人的には何も違和感はないんですよね。

勿論、ビジネスの定義は「社会貢献」ですから、一生自分のためにだけ働かれていたら困っちゃうわけですが、自身の経験を通してもほとんどのケースでそれはないだろうなという半ば確信があります。それは、「自分のために」を突き詰めれば、おのずと自分の家族だったり一緒に働くメンバーだったり、社会だったりに派生していくはずだという実体験があるからなんです。そんなこともあり、自分のために働けば自然と社会貢献に繋がっていくはずなので、入口は自分のために頑張るで何の問題もありません。

――自分が困っているのに他人を助けられる余裕はなかなか持てないですよね。

そうなんですよ。いつだったか新しく入社した方が最初の挨拶で「はじめはご迷惑をおかけすると思いますが、みなさんのために頑張って追いつきます」みたいなことを言ったんですよね、まぁどこの会社でもよくある光景だと思うんですが、僕にはそれが物凄く違和感があったんです。

当時のアナグラムは10人くらいの小さな組織で、未経験を採用する余裕もなく少数精鋭でやっていたので、迷惑かける前提で入社するってなんか変だよなと。それに、教えてもらうのにお金を払う人だっているのに、教えてもらって給料も貰う、という構造もなんか変だよなと。理由は定かではありませんが、その人はなかなか成果を出せなくて辞めてしまいました。

そこで思ったんです。やっぱり自分のために働くという、「欲」みたいなものが大前提でないとどこか他責になってしまうんだよなと。それから、入社する人には必ず「自分のために働いてください」と伝えるようになりました。

――たしかに、他責思考じゃ何事も上手くいかないですし、自分のために働かないと他責思考におちいりやすいのも納得感があります。

はい。それに、「自分のために」という動機が「他人のために」や「会社のために」という動機より人間ぽいですよね。動機は何でもいいんです。お金が欲しいでもモテたいでも。入口は何だっていいから自分の欲は大事にしたほうがいいと思います。欲は才能ですよ。

オタクは仕事ができる

――「継続は力なり」とも言いますが、欲に忠実な人は成果を出すまで努力を続けられる気もしますね。オタクが近いイメージです。

まさに。20年くらい前にビルゲイツが「オタクの下で働くことになるから、みんなオタクにやさしくしなさい」と言ってましたが、その通りの時代になっていると思います。

オタクの何が素晴らしいかでいうと、オタクは自分で自分の機嫌の取り方を心得ているという部分です。オタクは推しのライブに行けば究極ご機嫌になりますよね。好きなゲームが出来ればご機嫌になれる。それは素晴らしいことだなと思うんです。さらにこのコロナ禍においては最も重要な要素の一つが自分で自分の機嫌の取り方を心得ているかどうかだったりもします。

あと、オタクというか、オタク気質な人はどんなことでもHackしようとするので、ルールや仕組みに意識が向くという意味において、オタクは仕事ができるというのが僕の持論です。ただ他の人よりも仕事に興味関心のベクトルを向けにくいというだけなんです。逆に言えば、ベクトルを仕事に向けた時の爆発力は凡人の比ではありません。我が社の〇〇さんや▲▲さんを見てください!凄いでしょう?

世の中にはルールや仕組みがあるから、何をするにしてもまずはルールや仕組みを知っておく必要があるんです。たとえば、資本主義の仕組みを知らない人は意外に多くて、言葉は知ってても「資本主義って何ですか?」と質問されるとまず答えられる人がいない。不思議じゃないですか?我々の住んでいる日本の大上段のルールは資本主義経済であるはずなのに、その中で生きている人たちの大多数がルールと仕組みを理解してません。

――(答えられるかな…)

少し話がそれたので戻すけど、その点、オタクって所属しているコミュニティが必ずあって、そこでお作法、つまりルールを学ぶんです。こういう質問をしちゃダメとか、ここに答えがあるから自分で調べてから質問してくださいとか。アナグラム社内だとまずはSlackのこの投稿を読んでくださいとか、ここにあるkibe.laをまず読みましょうとか、そういうのがありますけれど、オタクはそんなこと言われなくても解っていて、自分で探してますよね。

私自身がゲーマーだったのでゲーマーで例えますが、ゲームってルールがあるじゃないですか。まずルールを覚えてHackすることからはじまる。ルールのぎりぎりを攻めて結果を出していくゲーマーは仕事ができて自然なんですよね。ただ推しの新作が出ると3日間有給とって会社に来なくなる人とかいるので、繁忙期は注意だけど(笑)ゲーマー含めて、オタクで仕事ができない人に僕は会ったことがないですね。

社員が自分のために働ける環境とは

――アナグラムにいると自分のために働くのが自然になりますが、世の中では「他人のために働け」「会社のために働け」という言葉もよく耳にするので「自分のために働け!」と伝えるとおどろく社員もいるんじゃないですか?

「いいの!?」と衝撃を受けていたメンバーはいましたね。このことについて何度も質問くれる方もいます。まさかおどろく人がいるとは思ってなかったんですが、世の中では「会社のために働け!」という方が多いようで。だからなおさら自分のために頑張れって言い続けてるのはありますね。

――おどろくメンバーがいるくらい、自分のために働いている人は世の中に少なくなっているということですよね。でも、最初は誰かのために働いていた人も、アナグラムに入ると自分のために頑張る意識は強くなるように思います。社員が自分のために働けるように経営で意識されていることはありますか?

まず、上からの命令はほとんどしない逆ピラミッドの組織を採用していますね。「君のためにこれをやったほうがいいよ」って思うこともありますが、求められない限りは基本的に「これをしなさい」って上から言うことはないです。

挙手制を取り入れてて、自分で決めてもらうことを大事にしているからというのもあります。自分で決めたことならやり通せると思っていて、逆に自分はやりたくないけど誰かに押し付けられたような仕事だといつか苦しくなるじゃないですか?なので可能な限り自分で仕事を選んでもらえるようにしたいし、その人自身は気づいてなかったけど「言われてみればこれは面白そうだ」と思える仕事を増やしていきたいですね。

――僕も自分じゃ手を挙げるのにためらった仕事を上司に振ってもらって成長した実感があります。アナグラムのマネジメント層は挙手制を尊重しつつ、メンバー自身が気づいていないチャンスを与える重要性をわかっていますよね。営業担当と運用担当が分かれていない一気通貫の体制もアナグラムの特徴的な仕組みですが、これも社員が自分のために働けるようにと関係はありますか?

ありますね。一気通貫はメンバーの前職の経験を聞いて取り入れました。その方は前職の広告代理店で「君たちはコストセンターだ」と言われていたそうなんです。これが衝撃で。もしかしたら会計上はコストセンター的な計上のされ方になるのかもしれないけど、人に向かって言うセリフじゃないなと。

その広告代理店は分業で、営業担当と運用担当が分かれているから、運用担当は成果を出さないと営業から怒れられるし、成果を出したら出したでほめられるのは営業担当だけという。これはおかしいなと、強く思ったんです。

僕は以前、フリーランスで広告運用をやっていたので、お客さんから感謝される営業の喜びも、運用それ自体の楽しさも、全部知ってました。何なら一人で請求業務までやってたわけですからね。月100万円の手数料のお客さんもいれば月10万円のお客さんもいて、100万円って個人にとって大金じゃないですか。預かった金額以上のバリューは出さなきゃと思いますし、自分が月100万円を払う立場だったらこういう態度は許せないだろうとか、そういった商売への臨場感が請求業務を通してとても大事なことだなと思っていたんです。だからアナグラムのメンバーには、商売の臨場感を持ってもらうために自分のお客さんの請求業務まですべて任せてます。すべてのフローには理由がある、といった感じが今のアナグラムでしょうか。

人は個性を殺してほしいなんて思ってない

――数百万円の請求書をはじめて作った時は震えたのを覚えてます。

商売の臨場感が湧いて来るでしょ?それと、さまざまな経済書で書かれているけど、「組織を大きくするには属人性を排除しなさい」って言葉が引っ掛かったのも一気通貫を考えたきっかけですね。要は分業を入れて、誰でも代わりがきくような体制にしないとスケールしないんじゃないかという話。20世紀のいわゆる資本主義を動かした一つの物語というか、ほとんどの会社がそれをセオリーだと思ってましたし今でも思っているんですよね。

それが違和感で、属人性を排除されて、つまり個性を殺されて楽しい人なんて世の中のどこにいるんだろうとずっと思ってました。そんなときに、ある経営者と会う機会があって、「属人性は本当に排除すべきですか?」って聞いてみたんです。そしたら「基本的には排除したほうがいいよ」と言われて。その経営者の会社もアナグラムと同じ労働集約型のビジネスモデルだったので「ああ、やっぱりそうなのか」と残念に思ってたら、「でも楽しいかどうかは別だよね」と。それから自分に正直に一気通貫で経営していくことにしたんです。

もちろん、一気通貫の中で全部を全部やれる人なんてそうそういなくて、エンジニアリングが得意な人もいれば、僕のようにファイナンスのほうが得意な人もいます。人によって得意不得意は違うじゃないですか。自分が苦手なことはそれが得意な人に相談すればいいし、そうすればお互いが「ありがとう」と言い合えて補完関係だなと思ったんです。この気軽に相談できる体制の構築も難解を極めるわけですが、それはまた別の機会に。

分業は心を貧しくする

――分業の話を続けると、阿部さんは「分業は心を貧しくする」もよく引用されてますよね。

アダム・スミス国富論に書かれている内容ですね。

---『国富論』(1776年)第五編、第一章より---

分業が進展してくると、労働によって生きるほとんどすべての職業、すなわち国民の大部分の職業は、しばしば少数のきわめて単純な作業、しばしば一つか、二つの作業に限定されてくる。だが、大部分の人間の理解力は、必然的にその通常の職業によって形成される。

人生のすべてを、その成果がつねに等しいか、多分ほとんど等しい少数の単純な作業の遂行に費やす人間は、けっして生じることがない困難を除去するための方策を見つけだすことにおいて、理解力を行使したり、想像力を発揮したりする機会をもつことがない。それゆえ、彼は自然にそのような努力をする習慣を失い、一般的に人間という被造物がここまでなれるかというほど、愚かで無知になってしまう。

心の麻痺状態は、あらゆる理にかなった会話を楽しみ参加することを不可能にするだけではなく、寛大で、高貴で優しい感情を理解し、私的な生活における通常の義務にかんする多くの正当な判断を下す事さえ、結果的にできないようにする。

1700年代の話ですが、その当時からアダム・スミスは分業が健やかじゃないとわかっていたんですよね。たとえば、T型フォードは分業で自動車の大量生産を叶えたことで有名ですが、裏側で実は大量に健康を害していたのではないか?という記述がちらほらみうけられます。20世紀がモノであふれて豊かになったのが分業のおかげなのは間違いありません。分業によって大量生産ができたから先進国の人たちにモノが行き渡ったわけじゃないですか。だから20世紀最大の発明は分業だということに異論はありません。

でも、21世紀は違うんじゃない?というのが僕の持論です。だってファストフードもいいけど、1,000円のプレミアムバーガーのほうが断然食べてみたくないですか?チェーン店の料理もおいしいけど、仲良くしてるシェフが作ったコース料理のほうがワクワクしますよね?

――します!

でしょ。これって豊かになったってことなんですよ。モノがあふれてるので選択肢は増えたわけです。こんな豊かになった時代に、アナグラムもわざわざみんなが嫌と言ってる分業をやるのか?と思ったら、やらないほうが楽しいんじゃないかというのがありました。分業が好きな人はそれでいいですし、分業を微塵も否定する気はありません。

ただ、広告代理店として分業を推進するのであればそれは我々アナグラムの仕事ではなく、先人たちが沢山いるわけです。そういった方々に任せてしまえばいいですし、後発のアナグラムがそれをやる理由は微塵もないと思うんですよ。だからこそ、アナグラムは分業などの環境に疑問を持っている人たちの受け皿で在りたいと思うわけです。一種のアンチテーゼでもあります。

分業にしないがゆえの苦悩もある

――ここまでお話してもらった「属人性を活かすマネジメント」は著名な経営者たちが唱えたセオリーの逆ですよね。アナグラムの業績は右肩上がりを続けていますが、セオリーに逆らった一気通貫ゆえの苦労はあったのでしょうか?

もちろんあります。やはりスケールが難しいことですね。全く別業種ですが構造が似ている業種で、2,3年くらいしか創業時期が変らない仲のいい会社があるんですが、そこは分業で何千人のグループになってます。うちはまだ70人くらいの組織なので、分業で効率化するとそのくらい成長は早いんだなと感じますね。もちろん代表の器もあるとは思うんですが、そのくらい分業と一気通貫で成長速度は変ります。

――70人と何千人だと相当違いますね。分業と一気通貫でどうしてそこまで成長スピードに差が出るのでしょうか?

分業だと数字のマネジメントが効きやすいんです。「これ達成してね。達成したら給料上げるよ」という話。極端に言えば、数字の達成が全てだから代わりも見つかりやすくて、採用も一気通貫よりは難易度が低いです。ただ、僕にとっては面白くはないと思いました。僕は「10年後に一緒にご飯に行きたいと思える人と働きたい(※1)」ので、与えられた数字を達成する以上に、自分の頭で考えて動ける人が多い組織のほうが面白く、そして強いなと思うからです。

それでも、創業当初はスケールを狙って分業も入れるか、創業時の想いのまま一気通貫をやり通すか葛藤はありましたね。分業にすれば絶対に大きくなるのはわかってましたし。でも、それだと面白くないっていうのがやっぱりあって。自分がやるべきことではないと。だから自分で会社を経営している以上はあえて面白いほうに進もうと思って今もやってます。常に葛藤はありますけどね。

(※1)アナグラムの採用・教育方針は「10年後に1対1で食事に行きたいかどうか?」というものを掲げています。この方針はマネジメントサイド、教えられる側、双方にとっても非常にフェアな思想だと思います。

――やっぱり葛藤はあるんですね。印象的なエピソードはありますか?

そうですね。社員が6人くらいしかいない時代に私を含めてリソースが切迫している状況が続いてたのですが、そんな時に月5,000万円以上の広告費を使っている超大型案件の依頼があったんですが、アカウント分析して、間違いなく改善できるという自信があったので受注しようとし、誰がやる?といった感じでみんなを見たら、全員横を向いたんですよね(笑)みんなやりたそうな顔して分析してたはずなのに…、それじゃあ仕方ないからと泣く泣く断りました。

でも、断らない選択肢もとれたわけで、押しつけることもできた。だけど押しつけると終わるなと直感したんですよね。会社としても人としても。結果的に断って良かったと思ってますが、押しつけることもできたって、結構なターニングポイントだったなあと思います。だって経営側からすればみんなの給料を払わなければならないので、月1000万円以上の粗利を逃したわけじゃないですか?それだけ切り取ってみると、果たして経営者としてどうなんだろうという葛藤があるわけです。それで数日は眠れませんでしたね(笑)

――それは経営者じゃなくても葛藤が生まれそうですね…

でも個性を生かす経営をすると決めたわけだから、その仕事は受けなくて正解でしたね。

あと象徴的なエピソードとしては、「うちはフラットな組織だ」と思って最初からやってたつもりなんですけど、ある日社員から「全然フラットじゃないです。ザ・ピラミッド組織です」って言われたことがあります。「えー!」ってなりましたね。「阿部とゆかいな仲間たちみたいな組織です」って言われて、自分では本気でフラットにやってるつもりだったのに、社員はそう思ってなくて、それを機に社員のアカウントを見るのを止めました。

それまでは20数人分の全アカウントを見て完全に把握していました。目標進捗まで確認してたので、全アカウントの3時間ごとの広告費推移が頭に入ってたんです。朝起きたらF5押して、いくら使ってるか、獲得は順調かを見て、異常値があればアラートを社員に送るみたいなことをやっていましたね。良くないですよねえ。全然フラットじゃない、現場に任せてないって指摘されて止めました。

やりたいことがなければジタバタしなさい

――最後に、自分のために働こうにも、やりたいことが見つからない人もいると思います。そういった方にメッセージをお願いできますか?

どうすればいいかというのは既に歴史上の哲学者たちが既に答えをだしていて、ジタバタすることです。やりたいことがない人って自分のことを知らないだけなんですよ。自分に向き合ったことがないだけ。だからちゃんとジタバタするしかないんです。

たとえばお坊さんになりたいですか?と突然聞かれて「なりたいです!」と答える人ってそんないませんよね。でもそれはお坊さんの仕事をしっかりと調べたことがないからというのがほとんどだと思うんです。お経の素晴らしさとか、お寺は無税であり、今でいうところのサブスクリプションモデルで、ビジネスとしては最強だとか、調べたことがないと知らないじゃないですか?でも調べれば「お坊さんいいな」って思えてくる可能性だってある。そうやってお坊さんになるきっかけが生まれる。お坊さんはあくまでたとえ話ですが。

――たしかに、お坊さんいいなって思っちゃいました。

ジタバタって難しいことじゃなくて、欲を出すことなんですよ。自分の欲を知るって大事で、自分の欲を知らない人は「誰かのためにやらなきゃ」ってなるんだと思うんです。でも、自分の欲を知ってる人は、自分が何をしたいか何が好きか分かってるから、ちゃんと自分のために頑張れる。自分のために頑張ればおのずと世の中のためになるのは最初にお話した通りですね。

だから自分の欲を知るために人生を振り返ってみるとか、自分で振り返るのが難しければ誰かに頼むといいと思います。コーチングとかまさにそうで「あなたはこういうのが好きかもしれないね」みたいに誰かから言われると、「いや、そうじゃないと思う」とか「その通り!」とか、わかってくるんです。そしたらなんとなく自分が楽しいと思えるかもしれないことをどんどん試してみればいいし、それでやりたいことが見つかれば万々歳ですよね。それこそが、僕が言う「ジタバタしなさい」というやつですね。

編集後記

もしこの記事を読んで、やりたいことが見つかってない・自分のために働けてないと思った方は、ぜひ今日からジタバタしてみてほしいです。私も最近までジタバタが足りてなかった人間ですが、自分と向き合ったほうが人生ずっと楽しいと実感しました。アナグラムには、自分のために働ける、ジタバタできる環境がたしかにあります。

この記事を読んで少しでもアナグラムで働くことに興味を持ってくださった方へ。カジュアルな会社説明会も開催していますのでお気軽にご連絡ください!