クラウドワーカーという「人のチカラ」を活用し、CGS(Crowd Generated Service)事業を複数展開する株式会社うるるさま。データ入力代行や入札情報速報、幼稚園・保育園向けの写真販売システムなど、BtoB・BtoCを問わず非常に幅広いサービスを提供されています。
2019年2月にスタートしたfondeskでは、それまでインハウスの広告運用で順調に成果を挙げてきましたが、さらに広告投資を拡大するタイミングでご相談をいただきました。今回はその背景と、「広告運用を依頼するならアナグラム一択」だった理由を詳しく伺いました。
このインタビューは2022年1月に行われました。
聞き手:アナグラム株式会社
西村 祐輔
森 弘繁
池田 華子(執筆者)
ご利用サービス: リスティング広告運用代行 , Facebook広告運用 , Instagram広告運用代行
改めて、fondeskがどんなサービスなのか教えてください。
上口:オフィスや事務所にかかってくる電話の一次受付を代行し、電話の内容をチャットやメールでお知らせするサービスです。電話対応はうるると契約しているクラウドワーカーさんが行います。
現在は3,000を超えるオフィスでご利用いただいています。
※2021年12月末時点
fondeskには営業担当がおらず、ユーザー自身で申込から導入までが完了するセルフサーブ式であることも特徴です。例えば急に問い合わせが10倍に増えたとき、営業担当だけでは到底対応しきれませんよね。
ユーザー体験を一番に考えると、営業担当を介さずネットで完結する方が良いという発想でした。
事業拡大フェーズで、広告運用のプロの力を借りたかった
アナグラムへご相談いただいたきっかけは何でしたか?
井旗:私が広告運用の担当となり、インハウスで1年ほど運用をしていたのですが、ある時期から成果が伸び悩むようになったことが1番のきっかけです。そこまでは順調に成果を出すことはできていたものの、「サービスの拡大に合わせて広告費を上げていった時、本当にうまく運用できるのか?」という不安がありました。広告費を大きく増やすタイミングで、一度プロに任せてみてはどうかという話になりました。
インハウスで広告を運用していた頃からアナグラムのブログを参考にしていましたし、他の広告代理店に頼むという発想はそもそもありませんでしたね。
そうだったのですね!アナグラム一択だった理由を教えていただけますか?
脇村:広告代理店に限らず、実は外部のパートナーさんに依頼する際はほとんどいつも前評判だけで決めています。
正直なところ、私自身が広告代理店でリスティング広告の運用に携わっていた経験からも、広告運用自体はどこの代理店に頼んでも、担当者さえ優秀なら成果は出るのではと思うんです。だからこそ会社としてどういうスタンスで広告運用の代行を行っているのか、顧客とどう向き合っているのか、評判はいいのか……などの方が重要だと考えています。
アナグラムさんを知った最初のきっかけは、社長の阿部さんのTwitterですね。LIGさんでのインタビュー記事なども読んでいて、アナグラムさんの「CPA目標をクリアするだけではなく、売上を上げる提案をする」「担当者の思考を先回りして明確なアクションを提示し、結果を出し続ける」というスタンスから、会社として信頼できそうだと感じたのが大きな理由です。広告運用専業の代理店がいいと思っていたので、そのイメージとも合っていました。
様々なチャレンジを通して、納得のいく決断ができた
アナグラムとの取り組みの中で、特に印象的だったことはありますか?
井旗:担当の方の物腰が柔らかくて、仲間として一緒にやっていけそうだと思いました。
担当の方がfondeskだけでなく競合の電話代行サービスのことも詳細に調べて把握していて、プレスリリースまで全部チェックしていたのが印象的です。すべての広告代理店に期待することではありますが、ここまでやってくれるのか!と驚きました。
最終的には月の予算を依頼当初の4倍程度まで増やしましたが、予算の増額とともに申込数もしっかり増えていったのはさすがアナグラムさんだなと思いましたね。
うるるさんの場合、アカウント分析時は率直に「このアカウントでさらに成果を伸ばすのは簡単ではないぞ…!」と思いました。それほどしっかりと設定されていたことが印象的です。
井旗:媒体の推奨に沿って運用していくことはずっと意識していました。ただ、基本を抑えた上でどう伸ばしていくのか?は広告代理店に頼りたかった部分です。広告運用を依頼する中で、自分も学ぶことができました。
既存の広告媒体の成果を大きく伸ばすことに加えて、インハウスで配信していた以外の媒体でも獲得の新たな柱を作りたいという目標もありました。アナグラムさんにはその目標に向けて、Twitter広告やLinkedIn広告などの新規媒体の開拓、さらには広告専用のLP制作など、様々な施策にチャレンジしてもらいました。プロに任せてこれだけテストできた結果、何が上手くいくかはっきり見えてきたので、「もうこの媒体でやっていこう」と自信をもって決断できたと思います。
また、ディスプレイ広告のバナーなど、クリエイティブの訴求内容や制作方針についても相談に乗ってもらえたことで、クリエイティブ制作を強化できたのも良かったですね。
これからもユーザーの悩みに寄り添い、愛されるサービスを目指して
fondeskの今後の展望を教えてください。
上口:おかげさまで首都圏のIT企業には認知度や導入件数も増えてきましたが、それ以外の地方や業界では「オフィスの電話対応を代行してもらう」という発想自体がない企業さんもまだ多いです。そうした企業さんにまでfondeskを広げていきたいですね。
脇村:fondeskの本当の価値は、単純に電話対応を代行することではないと思っています。
「電話対応という評価されない仕事をしなくてよくなり、ストレスが減り、仕事のパフォーマンスも上がる」ことであったり、「電話を気にせずお昼休憩に行けるようになる」など、ユーザーの悩みが解消されて本来の事業成果を上げられることこそが価値です。
この「fondeskの本当の価値は何だろう?」というテーマは初期の頃からチームで絶えず議論してきました。結局のところ、サービス内容や価格だけでは競合との差は生まれないので「どうやってユーザーに価値を提供していくか」「どう進化していくか」まで意識するのが非常に大切です。
これからもユーザーにまっすぐ向き合い、fondeskというブランドとして愛されて、サービスとして生き残っていきたいと思っています。
- Voice Of AdOps担当者の声
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今回のうるるさまとのお取り組みでは「新たなチャレンジを積極的に行うこと」を意識していました。
広告代理店の役割として、結果をしっかり出すことはもちろん重要ですが、それに加えて前向きなチャレンジを提案することも同じくらい大切なことだと考えています。
新たなチャレンジを厭わないうるるさまのご協力もあり、本案件では本当に様々なトライをさせていただきました。上手くいった施策もあれば、中には悔しくも結果の出なかった施策もありましたが、様々な施策に取り組んだ結果、少なくとも運用型広告での現時点の最適解を出すことはできたのではと感じています。
今後は再びインハウス運用に戻り、広告以外の施策に対する投資を強めていくフェーズとなります。 ユーザーへの提供価値を絶えず考え続ける皆さまの力で、fondeskという素晴らしいサービスがさらに世に広まることを楽しみにしています!