Google Merchant Center が2019版にアップデート!今後は新しい機能も実装予定か?

Google Merchant Center が2019版にアップデート!今後は新しい機能も実装予定か?

2019年9月5日(日本時間)に、Google Merchant Center が2019年版へアップデートされました。すでに日本語環境下でもアップデートの反映が確認できています。

参考:Updates to Merchant Center 2019 – Google Merchant Center Help

2019年版の Google Merchant Center ではインターフェイスが再設計されたことで、全体的にシンプルな構成となり、操作がより簡単になっています。あわせて、一部の項目ではメニュー名の変更が行われたり、今後のメニュー追加なども行われることが前述のお知らせから判明しています。

今回は、2019年版の Google Merchant Center について、変更点を簡単にまとめてみました。

2つのサイドメニューを1つのナビゲーションパネルに統合

これまでのインターフェイス(サイドメニューの多段表示)

これまでのインターフェイスは、サイドメニューから項目を選択すると、さらにサイドメニューが表示されるという仕組みでした。これは、Google 広告でも採用されている方式ですね。

2019版のインターフェイス(ナビゲーションパネル)

2019版のインターフェイスでは1つのナビゲーションパネルとして統合されました。つまり、Google アナリティクスと同じような使い勝手になったと言えます。これによって必要な項目に素早くアクセスできるようになり、これまでよりもストレス無く行ったり来たりができます。

統合されたナビゲーションパネルでは、今後メニューの追加も

ナビゲーションパネルには次の機能が用意されています。

概要(旧:ホーム)

概要ページでは、保留中のタスク(設定が不完全になっているもの)の一覧、各プログラム(ショッピング広告、動的リマーケティングといったプロダクトを指す)のフィード情報、ショッピング広告のクリックやお知らせが一堂に会します。

各項目はカード形式で提供され、それぞれのカードから各詳細へ直接アクセスすることが可能です。

商品

商品メニューは、「診断」「すべての商品」「フィード(旧:リスト)」から構成されます。一部の名称変更はあったものの、機能としてのアップデートはありません。

「診断」で表示される情報

「診断」ではレポートの表示方法が若干変わりました。「商品アイテムに関する問題」「フィードに関する問題」「アカウントに関する問題」に関して、タブで分割されて個別に表示できるようになっています。

レポートにおける各項目(「有効な商品アイテム数」など)をクリックすると表示のオンオフができます。Google 広告の管理画面と同じ操作性です。

成長

これまで独立していた「最適化」と「マーケット分析(旧:商品に関する提案)」「プログラムの管理(管理者のみ表示)」が、この新しいメニューに統合されました。

「成長」メニュー

各機能は、これまでのものと大きな変更は見られませんが、今回の発表によると「実用的な提案」「市場レポート」「分析データ」の形でインサイトを得ることができるようになるようです。今後の機能追加にも期待ですね。

今後追加されるであろうメニュー

日本向け2019年版の Google Merchant Center では確認できておりませんが、今回の発表では下記のメニューについても言及がありました。今後はこれらの機能も追加されていくものと考えられます。(次より紹介する項目はヘルプから引用)

Orders

 See active and archived orders, including returns.

(返品を含むアクティブな注文とアーカイブされた注文を確認します。)

Performance

View reports of past data and use them to monitor and improve operations and service.

(過去のデータのレポートを表示し、それらを使用して運用とサービスを監視および改善します。)

Marketing

Actively improve your positioning and the appearance of your products and listings. Pages include Promotions and Merchandising.

(ポジショニングと製品およびリストの外観を積極的に改善します。ページには、プロモーションとマーチャンダイジングが含まれます。)

使用頻度の少ないツールは1ヶ所に統合

これまでサイドバーに存在していた「送料」や「ビジネス情報」などは、1度設定してしまえば頻繁に設定を変える必要がないことから、「ツールと設定」メニューとして1ヶ所にまとめられました。

「ツールと設定」メニュー(「ツール」が「工具」という日本語訳に)

各項目で設定できる内容はこれまでからの変更は見られません。

しかしながらキャプチャからも分かる通り、これまで「送料」という表記だった項目が「送料と返品」と変わっていることからも分かる通り、返品に関するポリシーを設定できるように今後はなるようです。

個人的には Surfaces across Google が目立つ

「Surfaces across Google」は、Google 画像検索での商品のリッチリザルトや Google 検索のリッチリザルトなど、広告以外のタッチポイントに商品を掲載できるプログラムで、2019年春に発表された機能です。

Google広告アカウントのリンクを行わなくても無償で利用できるプログラムということもあるのか、2019年版の Google Merchant Center ではこれまでよりも目立って見えるように感じます(たぶん、筆者の気のせい)。

残念ながら、本記事の執筆時点ではアメリカ合衆国とインドのみ対応している機能ですが、いずれは日本でも利用が可能になると考えられます。

参考:Visual ads on Google Images

参考:Surfaces across Google に商品を表示する – Google Merchant Center ヘルプ

2019年版アップデートから見える未来

記事執筆時点では、インターフェイスの再構築以外の点で新しい機能が追加されたなどは確認できませんでしたが、今後追加されるであろう「Orders」「Performance」「Marketing」といった機能や、「送料」が「送料と返品」と言った名称変更からも分かる通り、2019年版の Google Merchant Center ではより深い設定(つまり、Googleの利用者に提示できる情報を増やすことも)が可能になります。

あわせて、「Surfaces across Google」プログラムでは、ショッピング広告を始めとする広告以外にも多数のタッチポイントを持つことも可能になりました。

これらのことから考えてみると、Googleは小売の分野でさらなるモール化が進んで行くのではないかと想像します。

個人的にはGoogleがサードパーティとして個人情報である顧客情報を保持するとは思えないので、Amazonや楽天みたいなモールというイメージはありません。が、気になった商品をクリックしたらすぐ買える、しかもいろいろな場面で、と考えると、(決済もGoogle Payを利用すれば)配送以外の機能はすべてGoogleで賄うことができるようになるのは想像に難くありません。

群雄割拠の時代、Google、Amazonや楽天といったモールが、どんな戦略をもって最初に声がかかる仕組みを仕掛けていくかが今後も楽しみですね。

Hiroki Tanaka

Hiroki Tanaka

アナグラム株式会社 シニア テクニカルアカウントマネージャー。元公共放送の放送エンジニアからのキャリアチェンジで、前職の広告代理店にリスティング広告の運用コンサルタントとしてこの世界に飛び込む。その後、2012年1月にアナグラム第1号社員として入社。広告運用、クルーのブログの編集と自社Webサイトの管理、Googleアナリティクス・タグマネージャー・データフィードなどに関する技術支援、セミナー登壇、社内整備など経営以外の領域をだいたいカバー。お酒が飲めないのにワイナリーの収穫祭に参加する人。書籍「いちばんやさしい[新版]リスティング広告の教本」の著者。

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