少しずつ涼しくなり、秋の気配が感じられるようになってきました。
外にも出やすくなってきたためレジャーや運動、旅行など外ですごすアクティビティの機会も増えそうです。特に、シルバーウィークは休日が短いこともあり近場で旅行や外出の計画を立てる方もいらっしゃるのではないでしょうか。(かく言う私もシルバーウィークの予定を計画中です。)
近場のお出かけ関連の検索ですと、休みの直前に観光スポットやグルメ情報などの具体的な検索が上昇することが予想できます。カスタマージャーニーを考えて、ユーザーが必要としている情報を起点に広告配信を工夫できるといいですね。
それでは、8月の主要な媒体アップデートについて確認していきましょう。
Google広告の注目アップデート
Googleでは、プライバシーに配慮しながらも、Googleプラットフォーム内で取得できるユーザー行動のデータを活用した配信方法が発表されました。
YouTubeクリエイターの動画視聴を基に、データセグメントを作成可能に
YouTubeクリエイターの動画を視聴したユーザーを基に、データセグメントを作成できるようになりました。
広告主とコラボレーションしているクリエイターが作成した動画を見た人に対して広告を配信することができるため、幅広いオーディエンスにリーチすることができます。
リストを作成するためには、事前にYouTubeクリエイターが作成した動画をGoogle広告アカウントにリンクする必要があります。
リンクのリクエストが承認されると、動画のオーガニックビュー数などが確認できたり、クリエイターの動画を広告キャンペーンの一環として配信できるようになります。
YouTubeクリエイターの作成した動画を見た人にリーチすることは、普段リーチできていない方にリーチを広げられる可能性があります。ただし、リンクをすることでお互いに見れるようになるデータもあるため、事前にクリエイターと契約内容の確認をすることをおすすめします。
対象:YouTubeクリエイターと契約している広告主
ファーストパーティデータの活用のために。タグ診断のツール・同意管理のセットアップが簡単に
Google広告のツールとして提供されているデータマネージャで、タグの診断機能と、同意管理のセットアップが簡単にできるようになるアップデートがありました。
タグ診断でタグの計測状況の確認が簡単に
タグ診断でGoogle広告、Googleタグマネージャー、Google アナリティクスなどのタグの問題を検出できるようになりました。タグの計測状況を1箇所で確認することができます。
接続されたプロダクトの一覧から「管理とリンク」を選択し、問題が検出されるとおすすめの対応策が提示されます。
※検出される問題例
- コンバージョンリンカータグが必要
- Googleタグが欠落しているケース
- ウェブサイトのコード内のコマンドが順序どおりに行われていない
なお、タグ診断の機能は段階的に展開されているためまだ利用できないアカウントもあります。
同意管理ツール(CMPツール)との連携が簡単に
プライバシー保護規制の強化にともない、同意管理ツール、いわゆるCMPを導入している企業やサイトも増えてきていますよね。
Googleの提供する同意管理の機能がより使いやすくアップデートされました。ユーザーの同意を得るのに必要な同意モードのバナーとCPMツールを導入がより簡素化され、Google タグ マネージャーの Google タグ管理画面で直接同意モードのバナーの作成と同意モードの実装を行えるようになりました。
提携されているツールは、CMP パートナー プログラムで確認できます。サポートされている言語を日本語に、サポート対象国を日本で選択すると、現時点では21件のCMPパートナーが該当しています。
CMPツールの実装に困っていたという方は、Googleの機能を利用して実装できないか、検討してみてはいかがでしょうか。
対象:全アカウント
公式ヘルプ:新しいツールでファーストパーティデータ戦略を強化
ホテル広告のコミッションに基づく入札戦略のサポートが終了
宿泊施設専用の広告であるホテル広告において、コミッション(宿泊課金型)入札戦略が、2025年2月20日に終了します。すでに、2024年4月30日以降に作成された新しいホテル広告ではコミッション入札戦略は使用できません。
コミッション入札戦略は、宿泊予約が成立した場合に課金されるシステムですが、コミッションを正確に計測する必要があるためサードパーティークッキーの技術が活用されています。今後、段階的にサードパーティークッキーの利用が廃止されることや個人情報の保護の観点からも終了となります。
現在、コミッション入札戦略を利用しているアカウントは、入札戦略の変更から「目標広告費用対効果」か「拡張クリック単価」を使用に変更しましょう。
対象:ホテル広告でコミッション入札戦略を使用しているアカウント
パーソナルケアの美容施術に関する広告の配信を開始
性的なコンテンツに関するポリシーの更新がされ、成人向けの美容施術についてディスプレイネットワークとYouTubeで広告配信がされるようになりました。
ポリシーの変更によってデリケートゾーンのケアに関するサービスの広告が配信できるようになりますが、性的なものを暗示する要素およびテーマを使用した形で掲載しないことなど条件があります。
今回の変更は、広告の掲載範囲がディスプレイネットワークとYouTubeに広がるとのことなので、より多くの人の目に広告が触れることが予想されます。誰が目にしても不快にならない表現を心がけていきたいものです。
対象:全アカウント
Yahoo!広告のアップデート
Yahoo!広告では、最適化により検索広告でタイトル1のみでも表示がされるようになったり、商品フィード関連のアップデートが目立ちました。
※記事内表記 「ディスプレイ広告」:Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)を指します。
【検索広告】レスポンシブ検索広告がタイトル1のみでも表示されるように
パフォーマンス向上を目的に、レスポンシブ検索広告のタイトル1のみでも表示されるようになりました。Google広告では、2024年2月1日からタイトル1のみ掲載されるパターンが適用されていました。
広告に表示されたタイトルが1のみの場合、後に続く説明文の先頭に表示されたタイトルとは別のタイトルが連結して表示されるようになります。
説明文に連結したタイトルの実績を確認するには、2つの方法があります。
- レポート・テンプレートを作成する>基本項目で広告>「配信アセット(全て)」を選択後、「説明文に連結したタイトル」という項目を選択することで確認できます。
- 該当の広告グループから広告を選択>アセット詳細>組み合わせ で確認ができます。
2024年9月4日~タイトル1のみの表示が始まっています。どのくらいの割合がタイトル1で表示されているのか、タイトル1のみで表示されて意味が通じる広告文になっているのかなど、レポートや実際の検索結果で確認できるといいですね。
対象:検索広告の全アカウント
公式ヘルプ:【検索広告】レスポンシブ検索広告における広告表示の最適化について - LINEヤフー for Business
【検索広告】商品フィードにクーポン項目を追加
検索広告(ショッピング)で利用する商品フィードの項目に「クーポン」が追加されました。
「条件付きクーポン」のボタンをクリックすると「対象商品を◯円以上購入すると◯円クーポンが利用できます」などの割引情報が出せるようになっています。
商品情報と共にクーポンが表示できるためお得感を伝えることができます。また、「自社ポイント」の項目と併用が可能なため、クーポンと合わせて使用することで相乗効果も期待できるでしょう。
なお、現時点でクーポンが表示されるのは商品情報掲載のみですが、検索連動型ショッピング広告でも今後、表示がされるようになるそうです。
対象:検索広告(ショッピング)アカウントを利用できる広告主 ※一部の広告主のみ利用可能
公式ヘルプ:【検索広告 (ショッピング)】商品フィードの項目変更について - LINEヤフー for Business
【検索広告】検索連動型ショッピング広告、自動運用ルールを提供開始
検索連動型ショッピング広告において、入札価格などをシステムが自動的に変更する「自動運用ルール」の機能が使えるようになりました。
検索連動型ショッピング広告で利用できる自動運用ルールは2つです。
- キャンペーンで1日の予算を変更する
- 商品グループで入札価格を変更する
自動化ツールは、検索連動型ショッピング広告のアカウントでログインした状態で、広告管理ツール右上の「ツール」から選択できます。
活用例として、コンバージョン数が多いキャンペーンに対して、1日の予算を引き上げることや、表示回数が少ない商品グループの入札価格を引き上げることなどができます。なお、自動化ルールを実行するためには、下記の条件が必要です。
- キャンペーンまたは商品グループの配信設定がオン
- 商品グループの場合、上位の広告グループおよびキャンペーンの配信設定が全てオン
- 条件の集計期間に、キャンペーンまたは商品グループのインプレッション数が1以上発生
対象:検索連動型ショッピング広告を実施中のアカウント
公式ヘルプ:【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告 自動運用ルールの提供開始について - LINEヤフー for Business
【検索広告】検索連動型ショッピング広告、「ブランド」の表示終了
検索連動型ショッピング広告において、広告上で「ブランド」の表示が終了となりました。
広告上で表示は終了しましたが、商品の絞り込み条件や検索クエリとの一致など、広告表示機会や品質に影響があるため商品フィードへの入力は引き続き推奨されています。広告運用時では、商品グループの属性として利用も引き続き可能です。
対象:検索連動型ショッピング広告を実施中のアカウント
公式ヘルプ:【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告 商品フィード項目「ブランド」の表示終了について - LINEヤフー for Business
【ディスプレイ広告】クリエイティブ制作にAdobe Expressが利用可能に
LINEヤフーが提供する「LINE Creative Lab」とデザインツールの「Adobe Express」の連携機能がアップデートされました。LINE Creative Labから直接Adobe Expressを起動し、作成したクリエイティブをYahoo!広告ディスプレイ広告へ簡単に入稿が可能です。
対象:すべてのアカウント
公式ヘルプ:Adobe Expressを使ってYahoo!広告のクリエイティブを作成できるようになりました! - LINE Creative Inspiration
【ディスプレイ広告】「ブランド認知」の広告配信枠が拡大
キャンペーン目的「ブランド認知」は、これまでスマートフォン版Yahoo! JAPANブランドパネル枠とYahoo!ニュース プライムカバー枠のみへの配信でしたが、ディスプレイ広告のその他の掲載枠が拡大されました。
入稿可能な広告のフォーマットも、今まではバナー(画像・動画)でしたが、バナー(画像・動画)に加えてレスポンシブ(画像・動画)、カルーセル広告、テキスト広告も活用できるようになっています。
注意点として、これまでのように「スマートフォン版Yahoo! JAPANブランドパネル枠とYahoo!ニュース プライムカバー枠」のみに配信をしたい場合、プレイスメントターゲティングで設定をする必要があります。
スマートフォン版ブランドパネル | プライムカバー枠 | |
プレイスメントURL | m.yahoo.co.jp/bp | news.yahoo.co.jp/prc |
2024年8月7日から順次掲載枠を拡大しているため、ブランド認知で配信している場合は数字の動きを注視することをおすすめします。
対象:ディスプレイ広告
公式ヘルプ:【ディスプレイ 広告(運用型)】キャンペーン目的「ブランド認知」の広告配信拡大について - LINEヤフー for Business
【ディスプレイ広告】サイトカテゴリーターゲティング提供終了へ
ディスプレイ広告のターゲティングの一種である、サイトカテゴリーターゲティングの提供が終了となります。
類似した配信設定である「プレースメントターゲティング」と使い分けに迷う状態もあったため提供終了の運びとなりました。
終了のスケジュールは、2025年4月を予定していますが、2024年10月にはサイトカテゴリーターゲティングの新規設定や既存の設定編集ができなくなります。提供終了した際は、サイトカテゴリーターゲティングの設定は削除され配信設定がオフとなり広告の配信が停止されます。
現在、サイトカテゴリーを使用した配信を設定している場合、ターゲティング設定をプレースメントターゲティングかコンテンツキーワードターゲティングのいずれかに変更しておきましょう。
- プレイスメントターゲティング:広告を配信するサイト(広告掲載面)を指定して広告を配信します。
- コンテンツキーワードターゲティング:Webページやアプリのコンテンツ(記事)の内容をキーワードで指定して広告を配信します。
長くターゲティングの手法として存在していたサイトカテゴリターゲティングですが、最近ではあまりアップデートなどの情報も耳にしていませんでした。限られた開発リソースをどこに投資していくのかを検討した結果、提供終了したのではないでしょうか。また、昨今ではユーザーがどのカテゴリのサイトを訪問したかより、プライバシーに配慮しつつユーザーの行動や興味関心に基づいた広告配信が重要視されてきていることも背景に考えられそうです。
対象:ディスプレイ広告でサイトカテゴリターゲティングを使用しているアカウント
公式ヘルプ:【ディスプレイ広告(運用型)】サイトカテゴリーターゲティングの提供終了について - LINEヤフー for Business
Meta広告のアップデート
Meta広告では、ビジネスの目的に合わせキャンペーンを最適化するための機能がいくつか発表されました。
キャンペーン最適化の機能をアップデート
Meta広告のキャンペーン最適化の機能がアップデートされます。大きくは3つの点で変更がある予定です。
- キャンペーン最適化の対象として、新機能「コンバージョン値のルール」をテスト予定。
- 新しいアトリビューションモデルとして、インクリメンタルコンバージョンを導入。
- Google Analyticsなどの分析ツールとMeta広告アカウントが連携可能に。
1、「コンバージョン値のルール」をテストを拡大へ
Meta広告では、コンバージョンの数だけではなくバリュー(コンバージョン値)への最適化ができるようになっています。今回さらに、同じコンバージョン値でもどのオーディエンスやコンバージョンにより価値を置くのか、利益やLTVなどの条件に応じた最適化が可能となる「コンバージョン値のルール」という機能のテストを、今後数ヶ月のうちに拡大することを発表しました。
2、インクリメンタルコンバージョンを導入
かならずしも直接クリックされた広告だけがコンバージョンに貢献したわけではなく、中にはクリックされずとも目に触れることがコンバージョンの増加に寄与しているケースも少なくありませんよね。これをさまざまなアトリビューションモデルで検証している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今年の後半から導入予定となるのが「インクリメンタルコンバージョン」とそれに対応する新しいアトリビューション設定です。
インクリメンタル(増分)コンバージョンとは、広告が表示されなければ発生しなかったとみなされるコンバージョンです。これにより、コンバージョンの増加に有効であった広告をより評価できるようになることが期待されますね。
3、Google Analyticsなどの分析ツールとMeta広告アカウントが連携可能に
Meta広告の管理画面ではコンバージョンがたくさん出ているのに、GA4など外部の分析ツールでみると想定よりも成果につながっていなかった、という経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回、2025年にかけて導入が発表されたのがGA4を代表とするサードパーティー分析ツールとMeta広告とのリンク機能です。これによりMeta広告のパフォーマンスをより正確に評価可能となるのが期待できます。
対象:すべてのアカウント
LINE広告のアップデート
LINE広告は、細かなアップデートが多数ありました。その中でも今後できるようになることに焦点をあてて紹介します。
動画視聴経由コンバージョンの計測開始
動画広告を一定時間視聴したユーザーの行動を広告成果として計測する、動画視聴経由コンバージョンの計測が開始されました。動画視聴の定義は以下の条件です。
- 動画広告を10秒以上再生(10秒以下の場合は再生完了)
- 計測の有効期間:3日間
この変更により、既存のコンバージョン指標は、クリック経由のコンバージョンと動画視聴経由コンバージョンを含む、「◯◯(すべて) 」の指標へ変更されています。クリックのみのコンバージョンを確認する場合には、「◯◯(クリック)」の指標を確認しましょう。
配信先アプリ別レポート機能が正式リリース
配信先アプリごとの数字が確認できる、配信先アプリ別レポート機能がリリースされました。β機能から正式リリースとなりましたが機能は変更ないです。
レポートの作成方法は、パフォーマンスレポートの集計対象>配信先別(アプリ)を選択し、作成をします。注意点として、アプリ単位のインプレッションが100回以上発生した場合のみ閲覧できるので、配信量が少ないと確認できない可能性もあります。
どのようなアプリに配信されているか把握することで、次の一手を考える際の参考になります。
対象:全アカウント
公式ヘルプ:LINE広告アップデート情報 2024年8月 動画視聴経由コンバージョンの計測が可能に!3.配信先アプリ別レポート機能を追加 - LINEヤフー for Business
LINE広告ネットワークの配信先アプリを指定可能な許可リスト機能、正式リリースへ
LINE広告ネットワークの配信先アプリを指定できる許可リスト機能がβ版から正式にリリースされています。
設定は広告グループ作成画面から、広告の配信設定の中にある「許可リスト」で選択可能です。
なお、配信先リストの作成は、配信したいアプリのURLをCSVまたはTXTファイルに入力しアップロードをします。
前述のアップデートにあった配信先アプリ別レポートで広告配信の実績を確認できるようになったため、配信先として良いアプリを特定し、許可リストで配信することができます。
対象:全アカウント
公式ヘルプ:LINE広告アップデート情報 2024年8月 動画視聴経由コンバージョンの計測が可能に!4.LINE広告ネットワークの配信先アプリを指定可能に - LINEヤフー for Business
TikTok広告のアップデート
TikTokでは、Amazonとの連携が発表されました。
アプリ内ショッピングでAmazonと提携
TikTokは、アプリ内のショッピング体験の向上を目指し、Amazonとの提携を発表しました。TikTokとAmazonのアカウントを連携させることで、ユーザーはTikTok内で直接Amazonの商品を購入できるようになります。現段階では米国のみの対応のため、今後の展開が注目されます。
今回の提携によってTikTokはプラットフォーム内のコンテンツとショッピング機能を拡充し、よりシームレスな体験をユーザーに提供することができるようになります。近年「TikTok売れ」という言葉が定着してきた背景には、ただおもしろい動画を共有するプラットフォームから、情報収集や購買意欲を刺激するプラットフォームとして機能してきている点があるのではないかと思います。
また、AmazonはTikTokだけではなく、画像共有SNSのPinterestとも連携を発表しています。SNSとコマースの融合でユーザーの購買行動にどのような影響があるのか、今後の行方がますます気になります。
対象:米国のTikTokユーザーでAmazonアカウントを持っている人が対象
公式サイト:Shop select Amazon ads on TikTok without leaving the app - TikTok for Business
キャンペーン目的「リード生成」において、カルーセル広告が利用可能に
リード生成※のキャンペーン目的で、カルーセル広告が利用可能になりました。
※リード生成のキャンペーン目的:ウェブサイトのコンバージョン数、最適化イベント:フォーム送信、登録完了、お問い合わせ)
今までは、動画のフォーマットのみが使用できましたが、カルーセル広告が利用できるようになったことで静止画を使用したリード広告の実施が可能です。
対象:キャンペーン目的がウェブサイトのコンバージョン数、最適化イベント:フォーム送信、登録完了、お問い合わせ を使用しているキャンペーン
Microsoft広告
Microsoft広告では、P-MAXを中心にアップデートがありました。
P-MAX キャンペーンでブランド除外などの機能が利用可能に
P-MAXキャンペーンで3つのアップデートがありました。
- ブランド除外が利用可能に。
- キャンペーン レベルの自動生成アセット設定が可能に。
- P-MAX向けの検索テーマと検索語句の分析レポート機能をリリース予定
1、ブランド除外が利用可能に。
ブランド除外は、広告配信を制限したいブランドを指定できます。広告を配信したくないブランド検索クエリを指定できるため、ブランドのイメージと広告表示をより適切にコントロール可能です。
設定は、ツール>ブランドリスト>ブランド名・URL・カテゴリを入力します。
※現在、一部のアカウントで設定可能で、今後利用できるアカウントが増える予定です。
なお、ブランドリストの除外は、P-MAXのみで活用できます。
ブランドワードのパフォーマンス把握や、ブランドワードの検索に対して広告主が指定した広告やページにランディングをしていきたいと考える場合に活用を検討できます。
2、キャンペーン レベルの自動生成アセット設定が可能に。
P-MAX キャンペーンで作成されるアセットの種類や、ランディング ページをより適切に管理することができるようになります。
自動生成されるアセットは、テキスト、イメージ画像、最終URLを選択できます。
3、P-MAX向けの検索テーマと検索語句の分析レポート機能をリリース予定
P-MAXでどのような検索に対して広告が配信されているのかを確認できる検索語句の分析レポートがリリース予定となっています。検索語句レポートを分析することで、どのような検索に対して配信があるのかを把握できます。ユーザーのニーズを分析するためにも活用できるでしょう。
ブランドワードの配信状況も確認できるようになります。レポートを確認することで除外リストの設定を検討できるでしょう。
まとめ
今月もたくさんのアップデートがありましたが、その中でも利用頻度や影響度が大きいものに絞って紹介をしました。
複数の媒体のアップデート情報を見ていると重視されているのは、AIの活用とファーストパーティデータの活用に向けて動いている様子がわかります。AIの活用は今後ますます利用シーンが増えていくことと思いますが、提案されたものを鵜呑みにするのではなく必ずユーザーにとって良い提案になっているか確認しながら活用していきたいですね。