Amazon広告「検索結果上部のインプレッションシェア」のメリットと活用方法

Amazon広告「検索結果上部のインプレッションシェア」のメリットと活用方法
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Amazon広告は2021年9月22日、スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告において、キャンペーンごとに検索結果上部のインプレッションシェアが測定可能になることを発表しました。

参考:検索結果上部のインプレッションシェア(検索結果上部のIS)でブランドの認知度を測定する

本記事では、検索結果上部のインプレッションシェアのメリットや確認方法などをご紹介してきます。



検索結果上部のインプレッションシェアとは?

検索結果上部のインプレッションシェアとは、獲得対象となったすべての検索結果上部のインプレッション数のうち、広告主のキャンペーンが実際に獲得した検索結果上部のインプレッション数の割合のことです。

検索結果1ページ目の上部に表示されている、①スポンサーブランド広告と②スポンサープロダクト広告

これまでは、スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告で「検索用語のインプレッションシェア」をレポートから把握することはできましたが、全ての掲載枠を合わせた「インプレッションシェア」のため、検索結果上部など特定の場所でどのくらいのインプレッションシェアを獲得できているかは把握できませんでした。

参考:スポンサープロダクト広告の検索用語インプレッションシェアレポート

今回のアップデートにより、管理画面上でキャンペーンごとに検索結果上部のインプレッションシェアを確認できるようになりました。

どんなメリットがあるの?

Amazonスポンサープロダクト広告では、以下の場所に広告が表示されます。

  • 検索結果ページの上部(最初のページ)
  • 商品ページ
  • その他の検索結果

スポンサーブランド広告では以下の場所です。

  • 検索のトップ
  • その他の広告枠

この中でも検索結果ページの上部(検索のトップ)に掲載される広告はクリック率が比較的高いことが多く、商品ページやその他の検索結果と比べてクリック率に10倍以上の差があることも珍しくありません。視認性でも優れており、商品の販売促進のためには重要な配信面だといえるでしょう。

※スポンサープロダクト広告の掲載枠ごとの広告インプレッション数やクリック率は、キャンペーン管理画面の「掲載枠」から確認することができます。スポンサーブランド広告では、レポート機能を使えば確認が可能です。

今回のアップデートによって、この「検索結果上部」という重要な掲載枠で、自社の広告キャンペーンがどのくらいのインプレッションシェアを獲得できているのかを確認できるようになります。こうして、検索結果上部での広告インプレッションが低いことで機会損失が発生していないか、または検索結果上部での広告インプレッションを増やすために入札を上げたり、広告とキーワードの関連性を見直したりするべきか判断できるようになり、効果的な広告の最適化がしやすくなりました。

どこで確認できる?

検索結果上部のインプレッションシェアは、Amazonの広告コンソールのキャンペーン管理画面から確認できます。

もし表示されていない場合は、以下の手順で項目を追加しましょう。

キャンペーン管理画面の「表示項目」>「表示項目をカスタマイズ」をクリックします。

「検索結果上部のインプレッションシェア(IS)」にチェックを入れ、「適用」をクリックすると、管理画面に表示されるようになります。

まとめ

Amazonで商品の購入を検討しているユーザーは複数の商品を閲覧・比較することが多いため、できるだけユーザーの目につきやすい場所に広告を表示することが重要です。ただし、認知性の高い検索結果上部の競争率が激しく、自社の広告がこの位置で十分に表示できているかどうかの確認、ましてや数値の裏付けをもって対策を実施できることは、広告運用者にとって困難でした。

これを加味して、今回スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告において検索結果上部のインプレッションシェアが管理画面上で把握できるようになったことは、広告運用者にとってかゆい所に手が届くアップデートだと言えるでしょう。

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