Facebook広告のキャンペーン予算の最適化は使うべき?「テストと分析」でA/Bテストが可能に

Facebook広告のキャンペーン予算の最適化は使うべき?「テストと分析」でA/Bテストが可能に

どんなにパフォーマンスがよくても予算の配分が上手くいかずに成果を伸ばしきれなかった、というのは広告運用者であれば誰しもが経験があるのではないでしょうか?

Facebook広告では、キャンペーン配下の広告セット単位で予算を細かく設定できる一方で、キャンペーン全体の予算管理が難しいことも少なくありませんでした。これを解消するために2017年11月に登場したのが、キャンペーンレベルで予算管理を最適化できる「キャンペーン予算の最適化」機能です。予算を効率よく使うためには、キャンペーン予算の最適化を利用することが望ましいですが、「ほんとに使用するべきなの?」と、実施に踏み切れないこともありますよね。

今回、キャンペーン予算の最適化を用いるべきかどうかを「テストと分析」ツールを使ってテスト可能となりましたので機能と使い方をご紹介します。

※2018年11月現在、キャンペーン予算の最適化は、試験提供中の機能のため利用できない場合があります。

キャンペーン予算の最適化でできること

キャンペーン予算の最適化を利用することで、次のようなメリットがあります。

  • パフォーマンスの高い広告セットへ自動的に予算を配分できる
  • 広告セットの予算配分を手作業で調整する手間がなくなる
  • 広告セットの予算変更による情報収集期間のリセットがない

参考:キャンペーン階層で予算を設定し、広告セットの全体的な成果を最大に

特定の広告セットで利用する広告費用が決まっているなどの理由がない限り、キャンペーン予算の最適化を利用するのがよいでしょう。

キャンペーン予算の最適化テストの仕組み

テストと分析機能を利用すると、どのようにして短期間で信頼性の高い検証が可能となるのか、まずはテストの仕組みを説明します。

広告マネージャ内の画像をアナグラムで加工して作成

①キャンペーン予算の最適化をテストするキャンペーンを一時停止し、「広告セット予算を使用する」ものと「キャンペーン予算の最適化を使用する」2つのコピーが作成され、元のキャンペーンの予算の総額が、2つのコピーに均等に分割されます。キャンペーン予算は、「1日の予算」「通算予算」どちらでも利用可能です。

②ランダムに2つのグループに分けられたオーディエンスに対し、①の2つのキャンペーンからそれぞれオーディエンスに広告が配信され、テストが行われます。

テストを行う予算設定以外の条件をできる限り揃えて、同時に配信を行うことで比較的短期間で信頼性の高い検証結果を求めることが可能となっています。

キャンペーン予算の最適化テストを実施するための条件

 キャンペーン予算の最適化をテストする際にはいくつかの条件をクリアしている必要があります。条件は次のとおりです。
 

  • キャンペーン予算の最適化をまだ利用していない
  • テストに含まれる広告セットと広告の数が合計で50件を超えない
  • 2つ以上のアクティブな広告セットを含む
  • 掲載期間を設定せずに同じ入札戦略と最適化戦略を使用
  • スピード配信ではなく通常配信を使用

テストをはじめる前に、まずはこれらの条件をクリアしているかを確認してみてください。

キャンペーン予算の最適化テストのやり方

キャンペーン予算の最適化テストは条件を満たしていれば数ステップで簡単に実施することが可能です。以下、設定方法を説明します。

①ビジネスマネージャの左上部から[テストと分析]を選択してください。
②[キャンペーンの予算を設定すると、パフォーマンスが改善しますか?]ボックスをの[スタート]をクリックします。


③テストするキャンペーンを選択します。

キャンペーンの条件を満たしているキャンペーンがみつからない場合にはエラーが標示され、テストを実行できません。


キャンペーンを選択すると予算やスケジュールが自動的に入力されますので、[テストの詳細を確認]をクリックして、すべて正しく設定されていることを確認します。

[テストを作成]をクリックしてキャンペーン予算の最適化テストの設定は完了です。

テスト結果の確認方法

テスト結果は対象の2つのキャンペーンを比較するかたちで確認可能です。


[テストと分析]に移動して[分析]をクリックします。該当のテスト名をクリックすると広告マネージャが開き、実行したテストの結果のみを示すレポートが表示されます。テストした各キャンペーンの結果の単価(およびその他の指標)を比較できます。もちろんキャンペーン一覧のフィルタ機能を利用して該当するキャンペーンを絞り込むのでも十分です。

テスト期間が終了するとオーディエンスの分割は解除されますが、両キャンペーンで配信は継続されます。キャンペーンを比較して有意な結果が出ていれば、そちらへ予算を追加してもう一方は停止することができます。

テストの途中で予算変更は可能?

テストの途中で予算を変更することは可能ですが、条件が変更となってしまうためテスト自体の信憑性は低くなってしまうため極力控えましょう。もし、予算を変更する必要が出てきた場合には、テスト用の両キャンペーンの予算を増やすことが可能です。

もしくは、仕切り直して正確なテストを行うために、一旦現在のテストをキャンセルし予算変更のない期間を見越して再度テストするのをおすすめします。


テストをキャンセル方法は、「分析」タグで該当のテストにチェックを入れ、「テストをキャンセル」を選択します。なお、一度キャンセルしたテストを再開することはできませんのでご注意ください。

目的に合わせた予算管理を

キャンペーン予算の最適化を利用すると、広告のパフォーマンスにあわせてキャンペーン全体の予算管理が効率化できます。予算の管理をFacebookのアルゴリズムに任せてしまうのに不安がある、というかたは、一度今回ご紹介した方法でテストしてみるのをおすすめします。

ただし、広告セット単位で明確に予算をコントロールしたい場合には、キャンペーン予算の最適化を用いてしまうと思い通りの予算配分が難しくなってしまいます。すべての場合にキャンペーン予算の最適化を用いるのではなく、あくまで目的に合わせて予算管理の方法を選択するのが大切ですね!