LinkedIn(リンクトイン)は、ビジネスに特化したSNSと呼ばれており、ユーザーは個人であるものの特定の企業での勤務や業務の経験者であることをオープンにしながら交流しています。そのため、LinkedIn広告ではBtoB商材や求人募集などで活用されるケースも多くあります。
しかしながらLinkedIn広告に関する情報は多くなく、普段利用していない方はとくにどのように活用すれば良いのかわかりませんよね。
そのため、LinkedIn広告に興味がある、始めてみたいという方にはリンクトイン社が提供する「LinkedIn Marketing Labs」の利用がおすすめです。
目次
LinkedIn Marketing Labsとは?
LinkedIn Marketing Labsとは、リンクトイン社が無料で提供しているe-ラーニング形式の学習プラットフォームです。LinkedIn広告で成果を出すために必要な内容を学習することができます。
LinkedIn Marketing Labsは以下のリンクより受講できます。ただし受講にはLinkedInのアカウントが必要となりますので、アカウントが無い方は作成しましょう。
Learning Paths & Courses | LinkedIn Marketing Labs
学習プログラムには「LinkedIn広告のレポートと分析」という基礎的な内容から「ファネル全体におけるコンテンツマーケティング戦略構築」といった戦略的な内容まで幅広いコンテンツが用意されています。
LinkedIn Marketing Labsの学習メニュー
主な構成は下記の5つです。学習者が興味のある内容や学習したい内容からメニューを選択することが可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
ラーニングパス | 初級~上級などレベルに合わせたコースを学習することができます。 |
イベント | LinkedInの専門家によるワークショップに参加することができます。 |
認定資格 | LinkedIn広告の基礎、マーケティング戦略などの試験を受けて合格すると認定資格が授与されます。 |
専門家ネットワーク | 認定資格を持った方とLinkedInで繋がることができます。 |
サポート | LinkedInに関する質問や疑問をヘルプセンターに問い合わせすることができます。 |
ラーニングパスのコースは初級~上級まで合わせて全13コース
LinkedIn Marketing Labsでは、基礎的な内容からマーケティング戦略までLinkedIn広告に関する一通りの知識が網羅されています。
レベル | コース |
---|---|
初級 | LinkedIn会社・団体ページでオーガニックプレゼンスを確立する |
LinkedIn広告の紹介 | |
LinkedIn広告ターゲティングの活用方法 | |
LinkedIn広告のレポートと分析 | |
LinkedInの広告フォーマット | |
LinkedInで役立つクリエイティブデザイン | |
中級 | ファネル全体におけるコンテンツマーケティング戦略構築 |
ブランド認知の向上にLinkedInを活用する | |
リード獲得にLinkedInを利用する | |
上級 | LinkedInビジネスマネージャーのスタートガイド |
ビジネスマネージャーでユーザー、広告アカウント、会社・団体ページを管理する | |
ビジネスマネージャーパートナーシップと共有 | |
ビジネスマネージャーでオーディエンスを共有する |
ログイン後画面上部メニューからラーニングパスのページに遷移すると、初級〜上級までのコースが一覧で表示され、好きなコースを選んですぐに受講開始ができます。
LinkedIn Marketing Labsで学ぶメリット
LinkedIn Marketing Labsを学ぶメリットは以下が挙げられます。
- LinkedIn広告の正しい基礎知識が身につく
- LinkedIn広告の知識を保有していることを証明できる
- ヘルプ記事に載っていない情報も記載している
それぞれ確認していきましょう。
LinkedIn広告の正しい基礎知識が身につく
LinkedIn広告が提供している公式の学習コンテンツであり、LinkedIn広告運用の正しい情報を学ぶことが可能です。
ラーニングパスで学習できることはもちろん、LinkedIn認定資格を保有している専門家が定期的に開催するイベントなどもあり、より詳しい内容を学べます。なお、現状はライブ配信のみ、かつ言語は英語のみとなるためややハードルは高いため、ご留意いただいた上で参加してみてください。
LinkedIn広告の知識を保有していることを証明できる
認定試験を受験して合格すると、LinkedIn広告の知識があることを証明する認定資格が付与されます。
認定資格は3つです。
- LinkedIn広告の基礎
- マーケティング戦略
- コンテンツ制作&クリエイティブデザイン
認定資格の取得を目標にすることで学習意欲を高められると思うので、ぜひラーニングパスで学習した方はぜひ認定資格にも挑戦してみましょう!
ヘルプ記事に載っていない情報も記載している
LinkedIn広告を運用する中で、仕様・設定などで疑問点、不明点が出た際にヘルプ記事を確認しに行く方も多いのではないでしょうか。LinkedIn広告の場合、ヘルプ記事に載っていないが、LinkedIn Marketing Labsで詳細に記載している場合があります。
例えば、LinkedIn広告のビジネスマネージャーについては、ヘルプ記事よりもLinkedIn Marketing Labsの方が記載内容が多く充実しています。そのため、LinkedIn広告を運用するうえでは、LinkedIn Marketing Labsでまずは一通り学習しておくことをオススメします。
LinkedIn Marketing Labsを実際に受けてみた感想
今回、LinkedIn Marketing Labsのラーニングパスを受講してみました。
ラーニングパスはコースごとに何分くらい学習にかかるか記載してあるので、合間の時間で学びたいと思っている方などは時間が短いコースから受講することもできそうです。
さらに、コース内でもテーマが細分化されている、かつ一度コースを閉じても再度クリックすると学習途中から再開してくれるため、少しずつ学習を進めることもできますね。
また、各チャプターごとに確認テストがあるため内容の理解度を確認して、その場で復習も可能です。
説明時には図なども多くわかりやすく学びやすい工夫がされているように感じました。
あえてLinkedIn Marketing Labsの不満点を挙げるなら、サポート(ヘルプセンター)のメール問い合わせが日本語に対応していない点でしょうか。今後日本での利用が増加すれば、日本語での対応もしてくれるかもしれないですね。
LinkedIn Marketing Labsの活用ポイント
今回一通り紹介したLinkedIn Marketing Labsの使い方として、以下のような場面やポイントでメリットが大きいと思いました。
ラーニングパスでの情報収集
ヘルプセンターなどで知りたい情報を調べて見つからないときなどは、ラーニングパスでも情報収集することがおススメです。ラーニングパスでしか記載されていない情報も多々あります。
認定資格の受験・取得で理解を深める
ラーニングパスで体系的に学ぶだけでも価値がありますが、Linkedin広告の理解をより深めたいときには認定資格を受験しましょう。合否が出るので、自身がLinkedIn広告をどれだけ理解できているかを確かめることが可能です。
また、認定資格を取得すると限定のコミュニティやイベントなどに参加できるようになるのも、魅力の一つですね。
まとめ
LinkedIn広告の運用が未経験の方にとっては、基礎知識を体系的に網羅できる点が大きなメリットです。もちろん経験者の方も資格取得を目標に復習として利用されるのも非常に有用だと思います。
まずは「LinkedIn Marketing Labs」など公式情報を活用して、正しい理解をしたうえで、さらに効果的にLinkedIn広告を活用できないか実践していくのがおすすめです。
ぜひラーニングパスで興味のある分野から取り組んでみましょう。
また、LinkedIn自体を利用したことの無い方はぜひサービスに登録をして、どのようなコミュニケーションが行えるのかを体感してみてくださいね。