トークリストでの広告表示機会が増えているいま、気軽にトークリストへの配信ができるLINE Small Image Adはぜひ取り入れてほしいメニューです。
トークリストへの広告表示といえば、Talk Head Viewのような予算規模が大きい配信枠というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、Small Image Adを利用することで工数や予算を大きくかけずにトークリストの配信ボリュームを増やせます。
「ユーザーとして目にする機会は多いけど、実際どうやったら配信できるのか分からない」という方は、ぜひ本記事をお読みになって導入を検討頂ければと思います。
LINE Small Image Adとは
Small Image Adとは、LINEのトークリスト(トーク画面の最上部)やLINE NEWS上に表示される小さい画像と文字によって構成されているLINE広告です。
Small Image Adを利用することで工数や予算を大きくかけずにトークリストへの広告配信が可能になります。
LINEを利用している方は、一番目にする機会が多い広告ではないでしょうか?
また、LINENEWSに表示される場合は、ニュースコンテンツの間に表示されるインフィード型で表示がされます。
通常のLINE広告Square画像サイズが1080×1080pxであるのに対して、Small Image Adは600×400pxと名前の通り小さいサイズの画像で構成されています。
LINE Small Image Adのメリット
Small Image Adの強みは、何といってもトークリスト最上部に広告を表示できること。
タイムラインなどの他の面と比較して日常的に見る面であることはもちろんのこと、2021年4月の常時表示化に伴いトークリスト面のインプレッション数が大きく増加していることが予測されます。
トークリストに配信できる広告フォーマットはSmall Image Adのみではありませんが、2021年のLINE社調べによるとSmal Imageの配信比率が最も配信割合の多いクリエイティブフォーマットとなっています。
インプレッション数が増えているものの導入しているアカウントが少ないため、比較的安価にインプレッションを出しやすい面と言えます。
また、Small Image Adは導入準備も他正方形/長方形バナーと同様の手順で入稿可能であるため、クリエイティブ素材を準備するのみで検証可能です。手軽にトライできるのも魅力といえます。
どんなクリエイティブがマッチするの?
前章でお伝えした通りクリエイティブ準備の手軽さがメリットの一つですが、そのクリエイティブにこそこだわることがSmall Image Adで成果を出すために重要な鍵です。正方形や長方形バナーと合わせて画像やテキストを作成することが多いと思いますが、Small Image Adについては少し工夫を加えてあげましょう。
画像では印象を伝えるにとどめる
小さい画像枠になるため、画像内の情報量が多いとクリックされにくい傾向にあります。画像で情報を伝えようとするのではなく、あくまで目を止めてもらうためのものとして活用することをお薦めします。
トーク画面のUIになじむ表現を使う
アイコン風や新着の通知を想起させるような画像を利用することで、トークリストで並んだ際に違和感なく注意を惹くことが期待されます。
テキストは13文字以内に抑える
LINEの入稿規定上は最大文字数が20文字以内となっていますが、端末によっては表示される文字数が制限される場合があります。小さい端末でも表示される、13文字以内で理解できるような内容が望ましいです。
「長いタイトル」は1行目に重要な情報を入れる
Small Image Adは通常の画像入稿時とは異なり、タイトルの他に「長いタイトル」を2種類入稿することが可能です。「長いタイトル」はトークリストにのみ表示され、枠の大きさによっては1行目のみ表示されます。重要な情報は1行目に挿入することをお薦めします。
また通常の正方形や長方形画像とは異なり、説明文がSmall Image Adにはありません。この「長いタイトル」で情報を伝えるよう工夫しましょう。
Small Image Adの入稿方法・準備に必要なこと
①LINE広告マネージャーから「広告を作成」をクリック
②任意の広告名を作成(管理画面上でのみ表示される広告名です)
③広告フォーマットで「画像(小)」を選択
④画像、タイトル、CTAボタン、ランディングページURL、リンク先URLを入稿
各広告素材の規定は以下の通りです。
- 画像:600×400px
- タイトル:20文字以内
- 長いタイトル(1行目):17文字以内
- 長いタイトル(2行目):17文字以内
管理画面から手間をかけずに気軽に入稿可能ですので、これまで通常画像のクリエイティブしか活用したことがない方はいつもの広告入稿時に加えて検証してみることをお薦めします。
最後に
気軽にトークリストに配信できるSmall Image Ad。これまでタイムラインなどの面で獲得できていたユーザー層とはまた異なる層にリーチできる可能性が広がり、クリエイティブの勝ちパターンなどもこれまでとは異なる性質が見えてくると思います。
今後もLINEのトーク利用が減少することは考えにくいため、まだトライしたことのない方はぜひ検証してみてはいかがでしょうか?