
Instagramで、新作コスメを知りたいときはコスメ系アカウントを、飲食店を探しているときにはグルメ情報に特化しているアカウントのプロフィールを見たりしませんか?好きなクリエイターのプロフィールを定期的に見ている人も多いと思います。
2022年12月より、プロフィール面に広告を表示できるようになりました(※)。
新たな配信面の「プロフィールフィード広告」を利用すれば、ユーザーが関心の高い投稿と並んで広告を表示できます。
今回は、そんな「Instagramプロフィールフィード広告」の表示のされ方やメリット、注意点を紹介します。
※ 2023年3月時点、本機能はテスト段階のため、一部の広告アカウントのみで提供されています


目次
プロフィールフィード広告の表示のされ方
プロフィールフィード広告は、ユーザーが特定の公開プロフィール (※)にアクセスし、投稿をタップした先のプロフィールフィード内のコンテンツとコンテンツの間に広告が表示されます。
※非公開のプロフィールや18歳未満のプロフィールを除きます。
プロフィール フィード広告を出すメリット
プロフィールフィード広告には次のようなメリットがあります。
- 新しいユーザーにリーチできる可能性がある
- 能動的に投稿を閲覧しているユーザーにアプローチできる
- タイムライン上に大きく表示されるため、目に留まりやすい
レコメンドの精度が高いInstagramでは、受動的に情報を得ている場面が多いです。しかし、プロフィールを見ているときは、ユーザーはそのアカウントのことをよく知りたいと思って能動的に情報を得ようとしている状態といえるため、ユーザーが関心のある広告内容であれば目に留めてもらいやすそうですよね。
プロフィールフィード広告の設定方法
プロフィールフィード広告は、広告セットの「配置」に追加することで配信できます(※)。
すでに「手動配置」を選択している場合は、個別に配置を追加します。
「advantege+ 配置(推奨)」はプロフィールフィード広告に配信されないため、別途広告セットを作成する必要があります。
では、実際の設定方法を見ていきましょう。
※プロフィールフィード広告の実装前に作成したキャンペーンではプロフィールフィード広告を配信できないため、新たにキャンペーンを作成する必要があります。
①広告セットの[編集]をクリックし、配置で [手動配置] を選択します。
②プラットフォームで[Instagram]をチェックします。
③フィードの[Instagram プロフィールフィード]をチェックして設定完了です。
2023年1月20日時点、本機能はテスト段階のため、配置に「Instagramプロフィールフィード」が出てこない場合はまだ提供されていないため使用できません。広告管理画面への反映を待ちましょう。
プロフィールフィード広告の注意点
プロフィールフィード広告を実施するにあたっていくつか注意点があります。
ここでは、配置設定における注意点や、広告掲載場所のコントロール方法などを紹介します。
既存キャンペーンへの適用内容
プロフィールフィード広告の実装前に作成したキャンペーンでは「プロフィールフィード」を選択できないため、新たにキャンペーンを作成する必要があります。
配置設定は[手動配置]を選択する
配置設定で「Advantage+ 配置(推奨)」を選択している場合、プロフィールフィードに広告は表示されません。プロフィールフィード広告を配信したい場合は広告セットで[手動配置]を選択します。
ブランドを毀損しないように広告の表示場所をコントロールする
プロフィールを見ているとき、ユーザーはそのアカウントのことをよく知りたいと思って能動的に情報を得ようとしているため、そのアカウントの投稿と広告の親和性が高いとき、多くのユーザーが広告に興味を持ってもらえる可能性があります。
一方で、意図しないコンテンツと一緒に掲載されることでユーザーがブランドにマイナスなイメージを持ってしまうリスクもあります。
これについては、Meta社でも対策をしています。広告の表示枠となっているアカウントがコミュニティガイドラインに違反したかどうかなど、さまざまなシグナルを使用して広告の表示枠として適切かどうかを判断し、プロフィールフィード広告の配信に適さないとMeta社が判断したプロフィールには広告は表示されません。非公開のプロフィールや18歳未満のプロフィールも対象外です。
しかし、なかには意図しないコンテンツと共に掲載されることでユーザーに不信感を抱かせないか、自社のブランドイメージを毀損しないか、より慎重に表示場所に気をつけている広告主もいるでしょう。また、一般的に不適切な内容ではなくても広告の対象によっては特定の種類のコンテンツと一緒に表示されたくない状況もありますよね。
そんなときに活用したいのが、「ブランドセーフティツール」です。ブランドセーフティツールを使えば、広告の表示場所を管理できます。自社ブランドにふさわしくないコンテンツやメディア、ページに広告が表示されないようにコントロールが可能です。
具体的には、ブランドセーフティツールの「ブロックリスト」で、InstagramプロフィールフィードでブロックするためのInstagramプロフィールURLを追加できます。
手順は次のとおりです。
①ブランドセーフティツールを開き、左側のメニューリストで「パブリッシャーリスト」をクリック
②プルダウンで「Instagramプロフィールフィード」を選択
③ブロックリストに追加したいユーザーネームにチェック
④「ブロックリストに追加を」クリックで広告を表示したくないユーザーをブロックできます。
ブランドセーフティツールについてより詳しく知りたい方は、下記のブログをご覧ください。
まとめ
プロフィールのフィード面を見ているときは、ユーザーがそのアカウントのことをより詳しく知りたいと思って見ていることが多いでしょう。つまりは能動的に情報を得ようとしている状態といえ、ユーザーが関心のある広告内容であれば、より詳しい情報を求めて広告をタップされる可能性が高いと考えます。
また、プロフィールフィード広告は新しい配信面ということもあって、新たなオーディエンスにアプローチできる可能性があります。リーチを広げたい場合に活躍しそうですね。
