
みなさん、Instagramの検索機能がどんどん進化していることはご存じですか?
広告だけではなくオーガニック機能の活用によるリーチ最大化は押さえておきたいポイントですよね。
今回はInstagramでのユーザーへのリーチを最大化するために検索機能をどのように活用できるか、その仕組みをもとに解説します。


Instagramの検索機能とは?
そもそもInstagramの検索機能とは?という方に向けて検索機能について紹介します。
Instagramでは、発見タブの上部にある検索窓を使って興味関心のあるコンテンツやアカウントの検索ができます。
検索結果にはユーザーが入力した検索語句をもとに検索が可能なキーワードとアカウントが表示されます。また、「検索結果をすべて見る」をタップすると検索結果上部に出現するアイコンから、アカウント、音源、ハッシュタグ、場所それぞれの結果がチェックできます。
ユーザーは見つけたいアカウント名や気になるハッシュタグを検索し、アカウントやハッシュタグのついた投稿を見つけることが可能です。
日本ユーザーは他国平均と比較してハッシュタグ検索の使用数が5倍と発表されており、Instagramでの検索はユーザーが新しいコンテンツと出会う際の重要な接点となっています。
最新データと機能アップデートから紐解くInstagramの進化
ここ数年Instagramではいくつもの機能アップデートがありましたので、検索機能を活用するうえで押さえておきたいアップデート情報と最新データをピックアップしてご紹介します。
地図検索機能が使用可能に
2021年9月以降、位置情報を利用した地図検索機能の使用が可能になったことをご存じでしょうか?
位置情報の使用をInstagramに許可することで、現在地と近い場所情報が紐づいている投稿をマップ上で見ることができます。
また、位置情報を許可しない場合でも、地図上でエリアを指定すれば場所情報やその場所情報を紐づけた投稿を閲覧できます。この機能によって、ユーザーはより簡単に人気スポットや映えスポットを探せるようになりました。
ハッシュタグだけでなくキーワードでの検索も可能に
2021/8に開発が示唆されていたキーワード検索が2021年11月以降日本でも使用可能になり、検索結果最上部に表示されるようになりました。
参照:Breaking Down How Instagram Search Works
正確なローンチ情報は出ていませんが、11月以降検索機能を使用するとハッシュタグやアカウントだけでなくキーワード検索結果も表示されるようになったことを筆者も確認しています。
2022年に入ってからは検索結果候補に表示されるのはキーワードとアカウントのみとなっているようです。キーワード検索の検索結果には、Instagramが関連性の高いと判断した投稿が表示されます。
キーワード検索が可能になったことで、Instagramの検索機能はアカウントや検索したハッシュタグが使用されている投稿を探すだけの機能から、よりユーザーの興味に対して最適な検索結果を表示できる機能となりました。
これまではInstagramで検索機能を活用するためには見つけたい投稿が使用しているハッシュタグを明確に把握している必要がありました。例えば、東京都で美味しいランチを探す際ユーザーは「#東京ランチ」を検索して、「#東京ランチ」がついた投稿だけを見ることが可能でした。
しかし、キーワード検索が可能になったことで「東京 ランチ」と検索すれば、「#東京ランチ」がついていない投稿でもInstagramが関連性があると判断した投稿をすべて見ることができます。
InstagramでもGoogleやYahoo!のようにユーザーは思いついたままのキーワードを検索すれば、そのキーワードに関連した写真や動画を簡単に見つけられるようになったのです。日本ユーザーはすでにハッシュタグ検索を活用していることから、この検索機能の進化はよりInstagramでの検索を加速させると想定されます。
リール使用時間がInstagram使用時間の20%を占める調査結果
これまで写真中心のSNSとして発展を遂げてきたInstagramですが、最近では動画プラットフォームとしても進化しつつあります。特に最近リールの利用が増えており、Instagram使用時間の20%を占めるというデータが明かされました。
参照:テンプレートやデスクトップ投稿など、InstagramとFacebookのリールで使える複数のクリエイティブツールを発表
検索結果画面でもファーストビューにリールが表示されており、一度リールをタップするとリールタブ同様スクロールするたびに関連するリール投稿が再生される仕組みになっています。
動画は画像と比較すると伝えられる情報量が圧倒的に多く、情報を求めて検索をしているユーザーとの相性も良いため、今後リールを活用するユーザーが増えれば増えるほど検索結果に表示されるリールのリーチ拡大が期待できます。
視聴時間の伸びているリールの活用も今後押さえるべきポイントになるでしょう。
表示コンテンツをコントロールする機能のアップデート
2022年の6月には、フォローしていないアカウントからの不適切なコンテンツをどの程度表示するかを選択できる機能にアップデートがありました。
これまでは発見タブだけでの適用だったのに対し、検索、リール、フィードなどにも適用されるようになりました。
ユーザーはフォローしていないアカウントからのコンテンツに対し[表示を増やす]、[通常の表示]、[表示を減らす]のいずれかを選択できます。なお、18歳未満の利用者は、[表示を増やす]を選択できません。
表示コンテンツのコントロール機能やキーワード検索機能など近年Instagramはユーザーがより求めるコンテンツを発見できるプラットフォームへ進化するアップデートに力を入れているように見受けられます。コンテンツが自動的に配置されるおすすめタブやリールタブと違い、検索機能はユーザーが能動的に手に入れたい情報がある際に使用されます。検索キーワード=ユーザーの「求めていること」に該当するため、キーワードとコンテンツの関連性が今後より一層重要視されていくでしょう。
そのため、コンテンツやアカウントのリーチを最大限伸ばすためには、ユーザーの検索を逃さず獲得できるように意図したキーワードで検索結果へ表示させることが必要です。
では、意図したキーワードで検索結果に表示させるためにはどうすればよいのでしょうか。ここからはInstagramの検索結果の決まり方を踏まえて検索機能の活用方法をご説明します。
Instagram検索機能の仕組み
Instagramでは検索結果を左右するシグナルが複数存在します。
ここでは特に重視されると思われているシグナルを下記で説明をしていきます。
検索に使われたテキスト
検索バーに入力したテキストが検索機能では特に重要なシグナルになります。
テキストが照合される範囲は、アカウント名、ユーザーネーム、自己紹介、キャプション、ハッシュタグ、場所の6箇所です。
それぞれの範囲とユーザーの使用した検索キーワードが照合され最適な検索結果が表示される仕組みになっています。
ユーザーのアクティビティ
ユーザーがフォローしているアカウント、表示した投稿、他のアカウントとの過去のやり取りなどが該当します。
例えば、ユーザーがフォローや訪問をしているアカウントやハッシュタグは検索結果の上部に表示されます。また、フォロー中ユーザーがフォローしているアカウントも検索結果の上部に表示される場合があることから、すでにフォローしている他ユーザーのアクティビティも検索結果に影響を与えると考えられるでしょう。
人気度シグナル
大量の検索結果があり得る場合、人気度シグナル(俗にいう「エンゲージメント」)も考慮されます。
投稿やアカウント、ハッシュタグ、場所に関するクリック数、いいね数、シェア数、フォロワー数などが含まれ、これらのエンゲージメントも検索結果上位に表示するうえで大切です。
投稿日時
検索結果に表示される投稿に関しては、その投稿がいつ行われたかという時間軸も影響します。
例えば、ハッシュタグ検索の場合「トップ」の検索結果には直近1週間の人気の投稿が表示される仕組みになっており、「最近」のタブではハッシュタグのついた投稿が時系列で表示されます。
Instagramでの検索機能を活用するコツをご紹介
上記を踏まえ、検索結果で表示されやすくするために工夫できることをご紹介いたします。
1. 適切なアカウント名やユーザーネームを使用する
前述した通り、Instagramの検索機能ではユーザーが使用した検索ワードが最重要視されるため、アカウント名やユーザーネームはユーザーが検索ワードとして使用する可能性の高いシンプルなものにしましょう。
例えばブランドの正式名称が英語の場合でも、カタカナ表記をアカウント名に含めることでユーザーの検索を漏れなく捉えることができます。
また、検索結果画面にはアイコンとアカウント名、ユーザーネームのみが表示されるため、一目でユーザーが判断できるアイコンにすることも重要です。
2. 関連するキーワードは自己紹介スペースでしっかりと使用
検索機能で照合されるのは、アカウント名やユーザーネームだけではありません。自己紹介文や投稿のキャプション、ハッシュタグも対象となるため、関連するキーワードやハッシュタグは自己紹介文や普段の投稿にも記載をしましょう。
3. 投稿数の多いハッシュタグを活用
検索結果のハッシュタグには、それぞれのハッシュタグが使用されている投稿数が表示されます。投稿数が多い人気のハッシュタグはユーザーにも馴染みがあり、検索されやすいと考えられるのでキャプションでハッシュタグを活用しましょう。
また、Instagramではハッシュタグのフォロー機能があり、フォローしているハッシュタグで新しい投稿があると、フォロワーのフィードにその投稿が表示される仕組みになっています。
ハッシュタグのフォロワー数を確認することはできませんが、自身の投稿と関連性が高く一定数以上の投稿がすでにあるハッシュタグを活用することで投稿のリーチ拡大が可能です。上述の通り、日本人はハッシュタグを使った検索が他国と比較して5倍多いので、ハッシュタグの活用は押さえておきたいですね!
4. 関連する場所がある場合は、投稿に場所情報を紐づける
地図検索機能のリリースにより、場所情報の活用方法が広がっています。投稿に関係する場所がある場合は、しっかりと紐づけを行いリーチを最大化しましょう。
5. リール投稿も積極的に活用
リールの視聴時間の増加、検索結果画面のファーストビューにリール投稿が表示されることを踏まえると、リール投稿を活用することでもリーチ最大化が可能です。
作成が障壁となることが多い動画ですが、Instagramではリールのクリエイティブツールも日々進化しています。テンプレートやサウンドエフェクトを使ってリールを作成し、より多くのユーザーへリーチを広げましょう。
6. 人気アイテムは定期的に投稿
ハッシュタグや場所の検索結果は時系列で並び変えることも可能なため、人気アイテムは定期的に投稿すると良いでしょう。
ただ、同じアイテムの投稿頻度が多いとエンゲージメントが低下してしまう可能性もあるためあくまでもユーザーファーストを心がけることが大切です。
7. 人気投稿、ブランドを象徴する投稿はプロフィールのトップに固定
2022年6月に最大3件のお気に入り投稿(フィード投稿orリール動画)をプロフィール上部に固定できる機能が導入されました。ユーザーが検索結果に表示されたアカウントをタップした場合はもちろん、表示されたコンテンツからアカウントを訪れた場合もアカウントのプロフィール部分が表示されます。
プロフィール上部は、アカウントを訪れたユーザーの目にすぐ留まる場所なので人気投稿やブランドを象徴する投稿を固定することで興味関心のあるユーザーへアピールしフォローなどのアクションを促すことが期待できるでしょう。
固定投稿の順番が変わることはないので、3つの投稿を使って1つのメッセージを表現するなどユニークな活用方法でもブランドメッセージを表現できますね。
8. Meta社のガイドラインを尊守
Instagramでは、おすすめや検索結果に表示するコンテンツに一定の基準を設けています。
最近ではユーザーごとに表示するコンテンツをコントロールできる機能のアップデートもあり、ユーザーが好まないコンテンツへの規制は厳しくなりつつあります。
おすすめに関するガイドラインが公開されているので、違反に該当しない運用を行いましょう。
参照:What are recommendations on Instagram?
最後に
Instagramの検索機能を踏まえて、活用方法を解説させて頂きました。
キーワード検索結果はInstagram側が投稿との関連性を判断する分、自由にコントロールすることは難しいですがポイントを抑えてキーワードとの関連性を高めることでリーチの最大化を図ることが可能です。
ユーザーからのエンゲージメントを高めることで、おすすめ投稿に表示されやすくなるなど副次的なリーチ拡大も見込めます。
Instagramのユーザー数は増加を続けているので、仕組みを抑えた活用でリーチ最大化を目指しましょう!
