機能強化したTwitter Amplifyプレロール広告の概要、変更点、効果的な活用方法を解説

機能強化したTwitter Amplifyプレロール広告の概要、変更点、効果的な活用方法を解説
この記事は最終更新日から約2年が経過しています。

2021年4月22日(木)に、Twitterが動画広告メニューAmplifyプレロール広告の機能強化をしたと発表しました。

参考:広告主のニーズに応えて進化するTwitterのAmplifyプレロール動画

本記事では、Amplifyプレロール広告の概要とアップデートの変更点とポイントを解説いたします。


Amplifyプレロール広告とは

Amplifyのプレロール広告とは、Twitter動画広告メニューの一つで、YouTubeなどTwitterとコンテンツパートナーである動画配信サイト上で、本編が開始する前に再生される広告です。

既にオーディエンスの支持を獲得している200以上の信頼のおけるパブリッシャーが手がけたプレミアム動画コンテンツとビジネスの広告を結びつけることができます。

Amplifyプレロール広告の仕様

Amplifyプレロール広告で用意する素材の仕様は以下のとおりです。

動画の長さ 15秒以下を推奨 (最長140秒)
ファイルサイズ 最大1GB
ファイル形式 MP4またはMOV
動画アスペクト比 1:1を推奨

参考:Amplifyプレロール広告

今回の変更点

今回のアップデートでは、「プレミアムカテゴリーの導入」と、「広告の表示とデザインの改善」が変更されました。それぞれ変更点について解説していきます。

プレミアムカテゴリーの導入

現在提供している業界標準(およびIAB)の15のビデオコンテンツカテゴリーを拡大し、広告主がより幅広くコンテンツを選択できるように、プレミアムビデオコンテンツが導入されました。

画像引用元:広告主のニーズに応えて進化するTwitterのAmplifyプレロール動画

プレミアムビデオコンテンツとは、Amplifyプレロール広告のターゲティングオプションです。

このカテゴリーを使うと、より特定のテーマに対して興味関心が高いターゲットにリーチすることが 可能です。

Twitterの公式資料では、プレミアムカテゴリーには、「娯楽コンテンツ」、「バスケットボール」、「サッカー」、または「ヘルス&ウェルネス」といったプレミアムカテゴリーが紹介されています。より特定の話題にフォーカスしたトピックが含まれていますので、自社のブランドと関連性が高いコンテンツに配信することができます。

プレミアムカテゴリーは現在、を米国、英国、ブラジル、MENAおよび日本でスタートしています。

日本で現在利用可能なカテゴリーは:「Gen Z世代」です。 その他の市場も順次、提供を開始し、カテゴリーも追加されるとのことです。

プレミアムカテゴリー の設定方法

プレミアムカテゴリーは、「パブリッシャーコンテンツ」で選択することができます。

「パブリッシャーコンテンツ」では、プレロール動画に使うパブリッシャーコンテンツのタイプを選択します。ここでしっかりターゲティングを行うことで、広告の認知が高まるでしょう。

① 「標準カテゴリー」または「プレミアムカテゴリー」を選択します。

② 利用できるカテゴリーの一覧が表示されます。ここからカテゴリーを選択します。

③ 広告と連動させたくないパブリッシャーユーザー名を除外することが可能です。
※標準カテゴリーは50個まで、Amplifyプレロールプレミアムカテゴリーは5個まで除外可能です。

広告の表示とデザインを改善

画像引用元:広告主のニーズに応えて進化するTwitterのAmplifyプレロール動画

今回の変更では、広告の表示とデザインも改善されました。

広告主のブランドロゴが目立つように配置され、再生中も表示されます。ラベル機能が追加されたことでより分かりやすくなりました。また、動画広告の右下にコンテンツ開始までのカウントダウン機能がついたサムネイル表示もされるようになりました。

Amplifyプレロール広告の効果的な活用方法

目的に合わせた入札タイプを選択

Amplifyプレロール広告の入札タイプには、自動入札上限入札単価があります。


リーチが目的の場合は、自動入札がおすすめしますがリーチよりも動画を長く見て欲しいといった目的が明確にある場合は、上限入札単価を選択します。

短めの動画の方が効果が高い傾向

Twitter社が発表している調査によれば、消費者の88%はインストリーム動画広告が15秒未満であることを望んでいるそうです。

特に重要なのは、短めの動画広告(6秒の広告が最適)とブランドにあったコンテンツをターゲティングをすることです。なぜなら、プレロール広告は、動画本編の前に配信される広告なので、長ければネガティブな印象を持たれてしまう可能性があり、また動画の本編とまったく違うジャンルの広告が配信されれば、興味を示してもらうことはできないからです。

このほかにも、Twitterが公式にプレロール広告を活用するための最適な方法を公開しています。

参考:TwitterでAmplifyプレロールを活用する6つのベストプラクティ

その他のベストプラクティスも大切ですので、ぜひ記事を参考に取り組んでみてください。

まとめ

Amplifyプレロール広告は、ブランド想起率を上げるには効果的な広告フォーマットです。

今回導入されたプレミアムコンテンツカテゴリーを利用することで、特定の分野に対して興味関心が高いオーディンスにリーチできることができます。

ぜひ利用してみてください。

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