【2025年度版】広告媒体別の審査やサポートの年末年始スケジュールまとめ

【2025年度版】広告媒体別の審査やサポートの年末年始スケジュールまとめ

今年も残すところ1ヶ月となりました。年末年始に向けたプロモーションを行う場合は、準備や手配を進めていることでしょう。

広告審査のスケジュールは普段とは違うため、年末年始に向けた広告配信を実施したい場合には各媒体の審査スケジュールをしっかりと把握しておきたいところです。

そこで、広告媒体別の審査やサポートの年末年始スケジュールをまとめましたので共有します。

※確認中のスケジュールは判明しましたら随時更新します
※本記事で掲載している日付に関しては、公式情報が確認できるもの以外は弊社の各媒体社へのヒアリングによるものを記載しています


広告審査、アカウント新規作成のスケジュール

年末年始における広告審査、アカウント新規作成のスケジュールは以下のとおりです。

提示されているスケジュールは、いずれも年内の審査完了を保証するものですが、締切日に近づくほど審査が混み合い、時間がかかることが予想されます。年内に配信をしたい場合は、審査に不承認となる可能性も含めて、早め早めに入稿を進められるといいですね。

媒体名広告年内審査保証日アカウント新規作成審査再開日
Google広告通常通り(※1)通常通り(※1)通常通り
Yahoo!広告12月19日(金)12月23日(火)1月5日(月)
LINE広告12月19日(金)12月23日(火)23:59まで1月5日(月)
Meta広告通常通り通常通り通常通り
X広告通常通り(※2)12月24日(水)(※3)通常通り
Microsoft広告通常通り通常通り通常通り
TikTok広告通常通り審査(運用型)通常通り(運用型)通常通り(運用型)
Pinterest広告―(※4)12月19日(金)通常通り
SmartNews広告12月24日(火)12月23日(火)1月5日(月)
Criteo12月17日(水)12月17日(水)1月6日(月)
Amazon広告12月31日(水)12月31日(水)通常通り
RTBHouse12月19日(金)12月19日(金)1月5日(月)
メルカリAds通常通り12月31日(水)通常通り

※1:Google広告は通常通りに随時審査が行われますが、12月19日(金)正午以降のお問い合わせは年始の営業再開まで対応できない可能性があります。余裕をもった対応をおすすめします。

※2:X広告の広告ポリシー審査は年末年始期間中も通常通り審査が行われます。

※3:X広告の年末年始(12/31~1/4)掲載開始分の新規IO、ACL IOのお申込み/TBMへのアカウント追加の依頼期限は12月24日(水)です。

※4:Pinterest広告の予約型広告は、12/25~1/5掲載分のIO申込締切・原稿審査締切が12月16日(火)、入稿日締切が12月19日(金)です。運用型広告の年内IO発行締切は12月19日(金)で、管理画面上のクリエイティブ審査は年末年始も通常通り稼働します。

サポート窓口のスケジュール

各広告媒体のサポート窓口は、年末の営業終了間際になると問い合わせが集中し、回答までに時間がかかる可能性もあります。スムーズなやり取りのため、できるだけ早めのご連絡をするのがよいでしょう。

媒体名年内最終営業日サポート再開日
Google広告12月26日(木)(※1)1月5日(月)
Yahoo!広告12月26日(金)1月5日(月)
LINE広告12月26日(金)1月5日(月)
Meta広告確認中確認中
X広告12月30日(火)1月5日(月)
Microsoft広告12月29日(月)1月5日(月)
TikTok広告12月29日(月)1月6日(火)
Pinterest広告12月29日(月)1月5日(月)
SmartNews広告12月29日(月)1月5日(月)
Criteo12月17日(水)1月6日(月)
Amazon広告12月31日(水)1月1日(木)
RTBHouse12月26日(金)1月5日(月)
メルカリAds12月26日(金)1月5日(月)

※1:Google広告は12月19日(金)正午以降のお問い合わせは、年始の営業再開まで対応できない可能性があります。

サポート窓口は、問い合わせが最終営業日に近いと、状況によっては年始の対応になる可能性があります。

入金反映日

銀行振込の場合の締め切り日は以下のとおりです。

年末年始のプロモーションで予算を多く使用する予定のアカウントはできるだけ早く入金しておくのが良いでしょう。入金反映は各金融機関によって異なるため、事前に確認しておく必要がありそうです。

また、不安な方はクレジットカードは随時反映する媒体も多いため、念のためクレジットカードでの入金方法も用意しておきましょう。

媒体名年内入金反映
Google広告各金融機関へ確認(通常3〜5営業日で反映)。クレジットカードは年末年始も通常通り利用可能
Yahoo!広告12月26日(金)15時まで(銀行振込)。クレジットカードは即時反映
LINE広告各金融機関へ確認
X広告各金融機関へ確認
Microsoft広告各金融機関の取扱に準ずる
Amazon広告クレジットカード払いのみのため影響なし

どの媒体に関しても、ご利用の金融機関によって対応日数に違いがあると思います。詳細な期日などは金融機関へご確認ください。

年末年始にプロモーションを行う予定がある場合など、余裕をもって十分なご予算を入金しておくことをおすすめします。

各媒体の詳細情報

Google広告

  • 休業期間:12月27日(土)~1月4日(日)
  • 審査:随時審査のため年内審査保証日・再開日の設定なし
  • 新規アカウント作成:随時対応
  • 注意点
    • 12月19日(金)正午以降のお問い合わせは、年始の営業再開まで対応できない可能性があります
    • サポートが必要な場合は12月19日(金)正午までに対応を完了することを推奨します
    • 銀行振込は通常3〜5営業日、コンビニ払いは1営業日で反映
    • クレジットカードは年末年始も通常通り利用可能

Yahoo!広告

  • 休業期間:12月27日(土)~1月4日(日)
  • 年内審査保証日:12月19日(金)
  • アカウント開設締切:12月23日(火)
  • 入金反映:12月26日(金)15時まで(銀行振込)、クレジットカードは即時反映

LINE広告

  • 休業期間:12月27日(土)~1月4日(日)
  • 年内対応保証期日
    • アカウント開設:12月23日(火)23:59まで(クレジットカードの紐づけ等も完了し、審査可能な状態であること)
    • 広告審査:12月19日(金)23:59まで

X広告

  • 休業期間:12月31日(水)~1月4日(日)
  • サポート最終営業日:12月30日(火)
  • 広告審査:年末年始期間中も通常通り審査が行われます
  • 注意点
    • 年末年始(12/31~1/4)掲載開始分の新規IO、ACL IOのお申込み/TBMへのアカウント追加の依頼期限は12月24日(水)
    • TBM上でのIO作成は代理店側で発行可能のため発注期限なし

Microsoft広告

  • サポート最終営業日:12月29日(月)
  • サポート再開日:1月5日(月)
  • 審査:随時
  • アカウント新規作成:随時
  • 入金反映:金融機関の取扱に準ずる

TikTok広告

  • 休業期間:12月30日(火)~1月5日(月)
  • 運用型広告(Reach&Frequency含む):
    • アカウント審査:年中無休
    • 広告審査:年中無休
  • 予約型広告(TopView等):
    • 休業期間中は営業日としてカウントされないため、素材審査や入稿期日を前倒しする必要があります
  • 注意点:休業期間前は事前審査や問い合わせが増え、通常より時間がかかることが想定されます

Pinterest広告

  • 休業期間:12月30日(月)~1月4日(土)
  • サポート最終営業日:12月29日(月)
  • 予約型広告(12/25~1/5掲載分):
    • IO申込締切:12月16日(火)
    • 原稿審査締切:12月16日(火)
    • 入稿日締切:12月19日(金)
  • 運用型広告
    • 年内IO発行締切:12月19日(金)
    • 管理画面上のクリエイティブ審査は年末年始も通常通り稼働
  • 注意点:期限を過ぎた場合でも調整可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください

SmartNews広告

  • 休業期間:12月30日(火)~1月2日(金)
  • 年内審査保証日:12月24日(火)
  • アカウント開設締切:12月23日(火)
  • サポート最終営業日:12月29日(月)
  • 注意点:12月分の請求書の発行は1月9日(金)まで

Criteo

  • 休業期間:12月27日(土)~1月5日(月)
  • 年内審査保証日:12月17日(水)
  • アカウント開設締切:12月17日(水)
  • 配信開始・再開依頼締切:12月19日(金)
  • サポート最終営業日:12月17日(水)
  • サポート再開日:1月6日(月)

Amazon広告

  • 審査:自動化されており、年末年始を含む祝日でも継続して行われます(基本的に72時間以内に完了)
  • サポートチャット:年末年始も休まず営業
  • 入金:クレジットカード払いのみのため、入金日の影響なし

RTBHouse

  • 休業期間:12月27日(土)~1月4日(日)
  • 年内審査保証日(入稿期限):12月19日(金)
  • 新規案件お申し込み締切:12月19日(金)
  • 次月の予算連絡締切:12月19日(金)15時まで
  • サポート最終営業日:12月26日(金)
  • サポート再開日:1月5日(月)

メルカリAds

  • 休業期間:12月30日(月)~1月4日(土)
  • 審査:アカウント作成・広告入稿はすべて自動審査のため影響なし
  • アカウント作成締切:12月31日(水)
  • サポート最終営業日:12月26日(金)
  • 注意点:不承認関連の問い合わせなどは休業期間中対応不可

年末年始前に注意すべきポイント

多くのビジネスで普段と広告のパフォーマンスが変わる年末年始には、広告を入稿、配信する上で注意しなければいけない点がいくつかあります。主要なポイントを4つピックアップしてご紹介します。

1. 新規のクリエイティブ追加は審査のスケジュールを考慮する

  • 媒体によって年内の広告審査期間が決まっている場合があります。審査で否認されることも考慮して余裕のあるスケジュール管理を。
  • 年末年始に関係なく常時審査がある広告媒体もあります。掲載開始日が決まっているものは入稿時にクリエイティブのステータスがオフになっているかを確認。

年末年始のプロモーションとして新しいバナーやクリエイティブを制作する場合は、提出する日程によっては審査に通らない可能性があるため、スケジュールに注意が必要です。

複数のデザインパターンやキャッチコピーを保険として用意しておくか、審査結果が出るスケジュールを考慮して1週間前後の猶予期間を取っておくと良いでしょう。特に、12月の初週ごろに入稿を終わらせておくと安心です。万が一広告審査で否認された場合でも再入稿などの対応が取りやすくなります。

2. クリスマス・年末・年始の3つのタイミングでトレンドに変化がある。予算設定や入札価格に注意

顧客に変化が起きるタイミングを想像する

  • ビジネスの需要に変化があるタイミングを予想しておく。

ビジネスによって、「クリスマス・年末・年始」のどのタイミングで需要が変化するかは異なります。

例えば、ギフト需要のあるコスメはクリスマス前がトレンドのピークとなるでしょう。一方で、年始の福袋セールで盛り上がるアパレルは、年始のセール開始時が最も活発になります。これに対して、BtoB向けのサービスは、企業の最終営業日(今年の場合は多くが12月27日以降)に需要が減少する傾向があります。

顧客の行動がどのタイミングで変化するかを12月の前半に想定し、来たるべきタイミングに合わせた対応を関係者間で事前にすり合わせておくことが重要です。

予算設定や入札価格を確認する

  • 需要が上がるビジネスの場合、機会損失を防ぐためキャンペーンの予算設定を増やすなど確認を。
  • 需要が下がるビジネスの場合、想定よりも広告配信が伸びることを防ぐため入札価格の見直し・キャンペーンの予算設定を下げるなど確認を。

年末年始は仕事をしている普段に比べて、自分の自由に使える時間が比較的増えるため、インターネット上の広告在庫が増える傾向にあります。そして、前述したようにビジネスによって需要に変化があるタイミングが異なり、広告在庫の変動も起きます。

需要が上がることが想定できた場合、十分な予算設定ができているか、キャンペーンの設定を見直しておきましょう。キャンペーンの予算が不十分だと広告配信の機会を逃し機会損失になることもあります。

一方で、BtoB向けのサービスなどの場合、トレンドが弱まったり、他の広告主が出稿を控えたりすることが予想されます。

そのため、同じ入札価格でもオークションに優位となり広告の配信量が増える可能性もあります。

特にディスプレイ広告では、広告在庫の増加も手伝って「入札価格を変えていないのに予想以上に配信が増える」という現象が起こることも珍しくないため、注意が必要です。

対応策

  • 一時的にトレンドが異なる傾向のあるビジネスの場合、Google広告は「季節性の調整」、Yahoo!広告は「自動入札のスポット調整」の活用を検討。
  • 想定以上に配信が伸びることを防ぐために、Google広告の「共有予算」やYahoo!検索広告「キャンペーン間の共有予算」の活用を検討。

年末年始に普段とは明らかに異なる傾向のあるビジネスでは、短期間の変化に対応することができる媒体の機能を活用するのも一手です。

Google広告は「季節性の調整」という機能があり、Yahoo!広告には「自動入札のスポット調整」があります。これらも合わせて検討しておきましょう。

また、トレンドが上がることを想定して十分な予算設定をしつつも、想定以上に配信が伸びることは避けたいですよね。また、年末年始に広告アカウントが即座に確認できない、といったケースもあるかもしれません。

Googleの「共有予算」やYahoo!検索広告の「キャンペーン間の共有予算」で広告アカウント全体の予算を管理することを検討するのもひとつですね。

注意
Serach Engine Landにおいて、最大 6,000 の広告主を対象とした 3 年間の分析をもとに「ブラックフライデーに入札の『季節性の調整』がむしろ失敗要因となるケースが増えている」という記事が公開されていました。

参考:Study: Why seasonality adjustments keep failing advertisers on Black Friday

機能自体が要因ではなく、失敗の根底には「普段と異なる構造変化(入札競争・ユーザー行動・媒体アルゴリズム)に対する準備不足」があるとの説明がなされています。

たとえば、コンバージョン率の向上を見込んでいたけれど、在庫が切れてしまいかえって効率が悪化。競合との入札競争でCPCが上昇し普段よりROASが低い状況などの状況は想像しやすいでしょう。

入札・予算の変更だけでなく、運用体制・オペレーション・目標設計を全面的に見るのが大切ですね。

 3. 年末年始に検索数が増えるキーワードを確認

  • 年末年始に検索ボリュームが上がる語句があることを事前に確認し、広告配信への影響を考慮する。

年末年始のトレンドとして検索される語句を把握しておくことで、意図しない広告配信に繋がらないよう、あらかじめ除外キーワードを設定したり、必要に応じてキャンペーンの予算額や入札金額、場合によっては出稿の有無など対策することができます。

例えば、贈答用以外のギフト需要のあるビジネスで、インテントマッチを活用している場合、意図せず「お歳暮」関連の検索語句でクリックが増える可能性も考えられます。事前に検索ボリュームが増えるものを把握しておくことで取れる対策もあるのではないでしょうか。

12月の年末は、帰省や大掃除関連、お歳暮などの検索語句がトレンドです。 1月の年始は、初売り・福袋、初詣などがトレンドに上がっています。

今年の年末年始は長期休暇となる可能性があるため、例年とは異なる消費行動や移動になる可能性があります。事前に予測を立てておくことで、広告配信のコントロールがしやすくなるでしょう。

4. 年末年始の店舗やサービスの稼働状況がわかるように準備

  • ビジネスの稼働状況に合わせて、休み期間中の問い合わせ・申し込みへの対応方法をサイトなどでお知らせ
  • 広告の配信を限定したり停止する場合には、スケジュール機能やGoogle広告の「自動化ルール」、Yahoo!広告の「自動運用ルール」の活用を検討

年末年始に対応をお休みする企業やサービスも多いのではないでしょうか。「お休みだと思っていなくて困った」というユーザーがいないように、店舗やサービスの年末年始の稼働状況が分かるように手配しておきましょう。

たとえば、サイトや問い合わせへの自動返信メールに休み期間中の対応についてお知らせを掲載するといった具合です。ECサイトなどであれば、商品のお届けが普段と異なることも告知しておくのがいいでしょう。

また、年末年始の状況にあわせた広告配信の準備も欠かせません。問い合わせ対応ができない期間は停止や広告主の状況にあわせた対応できるよう、停止のタイミングや方法をきちんとすり合わせておきましょう。

なお、停止したことに安心して再開し忘れるケースも少なくありません。自らの記憶に頼らないで済むように、自動的な変更が行われるようにしておくのがおすすめです。

もしくは、自動運用ルールも活用できますのでご検討ください。

まとめ

年末年始は例年、広告の審査が混み合うため、普段に比べて大幅に時間がかかることもあります。そのため、前もって十分に余裕のあるスケジュールを確保しておけるよう、関係者に共有しておくのがおすすめです。

また、年末年始にビジネスのトレンドがどうなるのか想像を巡らすことで事前に対策が取れることもあります。年末年始に慌てないように、早めに準備を整えて忙しい時期を乗り切りましょう。

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