画像:https://www.facebook.com/business/news/instagram-increasing-website-conversions
日本でも2015年10月から一般開放されたInstagram広告ですが、当初はウェブサイトコンバージョンでの最適化配信(oCPM配信)が利用できませんでした。そのため思うように成果をあげられず、歯がゆい思いをされていた広告運用者の方も多かったのではないでしょうか。
2016年1月よりウェブサイトコンバージョンでの最適化配信が可能になっており、この度Instagramからも公式アナウンスがされ、海外企業のウェブサイトコンバージョン目的のInstagram広告配信事例も公開されています。今回は、この記事中から一部抽出して和訳したものを紹介します。
参考:Increasing Website Conversions through Instagram
Instagram広告において、ウェブサイトクリックやモバイルアプリインストール数を増加させる広告キャンペーンに加え、ウェブサイトコンバージョン最適化配信をする広告キャンペーンの利用が可能になりました。この最適化された配信により、ターゲットユーザーによるウェブサイト上でのリード登録や購入完了などの特定のアクションをより効率的に獲得できるようになります。
既に多くの広告主がInstagram広告でウェブサイトコンバージョン最適化配信を開始しており、その効果を実感しています。女性向けアパレルの定期購入サービスを提供するJustFab社は、Instagram広告でターゲットが新規・既存顧客に関わらず、商品購入コンバージョンで最適化をする広告キャンペーンを活用しています。今やInstagramはFacebookと同様のターゲティング、クリエイティブ表現、実績測定(これによる最適化配信)の元に広告配信が可能であり、JustFab社はFacebook広告と同様の成果を見込める程の自信と手応えを感じています。
JustFab社がInstagramにて複数の写真を連ねた広告を18歳以上の女性に配信したところ、コンバージョン目標を超えるばかりか、他チャネルの実績含め全体で10~15%ものコンバージョン数増加に貢献しました。
JustFabのオンラインメディアディレクターのMike Lee氏はこのようにコメントしています。
「売上拡大の新規に主力となり得る広告チャネルとして、Instagramのポテンシャルは凄まじいものがあります。」
Instagram広告でウェブサイトコンバージョン数を増加させるには、Facebookの広告マネージャにて「ウェブサイトへのコンバージョンを増やす」の広告キャンペーンを選択し運用するのが最も効果的です。
考察
補足として、Facebook広告マネージャまたはPower Editorにて、「ウェブサイトへのコンバージョンを増やす」の広告キャンペーンと目標コンバージョンを選択し、かつ、同キャンペーンの広告セット設定において広告配信の最適化対象で「コンバージョン」を選択しなければコンバージョン最適化はされないことに注意が必要です。(下図参照。)
また、1広告セットで1日あたりのコンバージョン獲得数が少なくとも10件以上あることでコンバージョン最適化をよく機能させることができるため、そうでない場合は「ウェブサイトへの誘導」の最適化オプションの利用をおすすめします。
今回の発表の通り、Instagram広告でもウェブサイトコンバージョン最適化が利用できるようになり、Facebook同様に商品購入などのダイレクトレスポンス目的での広告配信も効率的に行える状態となっています。
しかし、日本での2015年のローンチから企業の広告参入が続々とされており、凡庸な広告クリエイティブでは淘汰され、ユーザーの心を掴みアクションを起こしてもらうことはより一層難しくなっています。過去にInstagram広告配信がうまくいかなかったとしても、カルーセル広告やスライドショー動画広告など、多彩な表現ができる広告タイプを活用することで活路が開けることと思います!ぜひトライしてみてください。
Instagram広告の配信に関してはこちらもどうぞ!
参考:Instagram広告の始め方、基本設定について