FacebookのInstant Articles(インスタント記事)が日本でも提供開始

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Facebookにおいて昨年に米国から提供が始まった「Instant Articles(インスタント記事)」ですが、2016年1月14日に日本でもローンチされました。

Instant Articlesとは?

Introducing Instant Articles, a new tool for publishers to create fast, interactive articles on Facebook.

Posted by Facebook Media on Tuesday, May 12, 2015

Introducing Instant Articles, a new tool for publishers to create fast, interactive articles on Facebook.

Instant Articlesとは、ウェブで掲載している記事をFacebookアプリのニュースフィード内でインタラクティブに表示させることができるもので、この機能で提供される記事は通常の記事よりも10倍以上速く読み込まれます。パブリッシャーにとっても、Facebookで公開される上で最適化された記事を作成できるツールとなっており、記事やブランド体験、収益化の機会を自ら管理できるようにデザインされています。 Facebookユーザーと双方にメリットをもたらすツールとなっています。

(参考)Facebook newsroom:Facebook最高製品責任者クリス・コックスが来日 2016年の製品展望、および新機能を発表

これまで、Facebookは米国で2015年5月にNew York TimesやNATIONAL GEOGRAPHICなど9社をパートナーメディアとしてこの機能の提供を開始し、同年12月には韓国・インド・台湾などアジアの50社以上とパートナー提携をしてきました。2016年1月時点で、世界350ものパブリッシャーがテストプログラムに参加し、毎日100社以上がInstant Articlesを配信しています。

今回、日本でもInstant Articlesのテスト提供が開始されるにあたり、日本からは第一陣として下記パブリッシャーが参加予定です。

  • 朝日新聞社
  • 産経デジタル
  • 日本経済新聞社
  • 毎日新聞社
  • 読売新聞東京本社
  • 東洋経済新報社

New York Timesでの実施例

New York Timesが2015年11月9日~12日にかけて投稿したInstant Articlesに対して、同社がそれまでに投稿したリンク投稿とのエンゲージメント実績をNewsWhip社が独自に比較したところ、Instant Articlesの方が圧倒的なエンゲージメント(投稿へのシェア、コメント、いいね!)率の高さがあったと報告しています。

(参考)The Whip:Instant Articles Are Shared Three Times More Than Regular Links

99記事のリンク投稿の平均エンゲージメント数

  • シェア数: 335件
  • コメント数: 173件
  • いいね!数: 1,437件

19記事のInstant Articlesの平均エンゲージメント数

  • シェア数: 1,219件
  • コメント数: 944件
  • いいね!数: 3,438件

このように、いいね!数は2.5倍、投稿シェア数は3.5倍、コメント数は5.5倍にもなったとのことです。

ユーザーのエンゲージメント率が向上したシンプルかつ一番の要因として、Instant Articlesはリンク投稿と比較すると10倍以上の速さで記事内容を確認でき、かつそのままFacebook上でエンゲージメントに移れることが挙げられます。

パブリッシャーとFacebookユーザーにとってのInstant Articles

Instant Articlesによってパブリッシャーは、ユーザーにFacebook内でストレスなく、写真のパン・チルトや動画の自動再生、スマートフォンの位置情報と連動した地図情報といったインタラクティブな体験を提供できるようになります。ユーザーはFacebook上でより快適かつリッチな体験ができるようになり、(自他ともに)活発化が見込まれるエンゲージメントとその情報によって、Facebookによる最適化から得られる「繋がり」をより良質なものとすることができるでしょう。

このようにInstant Articlesは、パブリッシャーとユーザーとの距離を双方にメリットがある形で格段に縮め、Facebookのプラットフォームとしての価値をさらに引き上げるものとなるでしょう。

まとめ

今後日本でもInstant Articlesが普及していきユーザー体験価値が本当に高まることとなれば、ユーザーのFacebookへの接触数や滞在時間の増加も見込まれ、エンゲージメント率だけでなくアクティブ率の底上げも期待できるでしょう。Instant Articlesのように次々に可能性を広げ、そしてインタラクティブなコンテンツ提供を目指す先駆者であるFacebookに今後も期待が高まります!

最後になりますが、Instant Articlesに関しては過去の記事「なぜこれほどまでにFacebookが凄いのか?を解説します。」でも言及していますのでご参考下さい。

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Yuhka Suzuki

Yuhka Suzuki

アナグラム株式会社 ソーシャルエキスパート。 学生時からSEMに惹かれ、運用型広告を扱う企業にて多様なビジネスのコンサルティングを経験。運用型広告を通してより深くマーケティングに向き合いたいと考え、2014年からアナグラムに在籍。現在はリスティング広告だけでなく、ソーシャルメディアの広告運用やプランニングをメインに行っている。