
ますます盛り上がりを見せている動画(広告)ですが、その成功体験を聞くと、気になり試したくなってきますよね。しかし、「動画制作は大変そうだし、外注するにもコストが…。」と、試したくても手が出せていない、という方も多いかと思います。そんなあなたに、Facebook、Instagramで配信できるスライドショー動画広告の詳細と作成方法について紹介します。
※2016年4月の仕様変更に合わせ、内容を修正しています。
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※本記事の内容は2016年4月時点での仕様を元にしているため、仕様変更により内容が異なる可能性があることをご了承ください。
引用元:より多くの機器や通信環境に対応した動画広告が登場 | Facebook for Business
スライドショー動画広告とは?
スライドショー動画広告とは、Facebook、Instagramで配信できる動画広告の1種であり、複数の静止画像を用いて最大15秒間の動画として配信できるフォーマットです。
音声まではカバーできませんが、コストをかけずに動画ならではのストーリーテリング表現や訴求ができることがメリットです。画像で色んなパターンの訴求をしても成果が芳しくないときの突破口とも成り得るでしょう。
作成に最低限必要なものは画像のみであり、画像を組み合わせての作成なので編集も容易であるため、クリエイティブテストも早いサイクルで行うことができます。スライドショー動画で複数案テスト→成果がいいものをベースに動画制作といった利用もできるでしょう。
スライドショー動画広告の仕様・特徴
スライドショー動画広告の仕様について紹介します。
- 使用できる画像数:3つ~7つ
- 指定できる各画像の表示時間:1秒、2秒、3秒、4秒、5秒
- 指定できるアスペクト比:「元の比率」、「正方形(1:1)」、「長方形(16:9)」
- トランジション設定:フェード or なし
- 自動ループ再生:なし
- 音声:なし
- キャプション機能:SubRip (.srt)ファイルのアップロードにより可能(※)
- 推奨の画像ピクセルサイズ:1280×720(それぞれの画像内にテキスト20%以上禁止ルールあり)
- 推奨の画像アスペクト比:16:9または4:3
- サムネイル画像の別途設定:可能
※将来、広告作成ツール内で簡単に字幕追加ができるようになる自動キャプション機能がリリース予定
参考:Facebook動画広告が新機能でより効果的に | Facebook for Business
スライドショー動画広告作成のポイント
スライドショー動画広告ならではの作成時のポイントとしては下記の2つです。
- 画像サイズを統一する(サムネイル含む)
- 一連性・統一感を意識する
スライドショー動画の全体通してまとまりや統一感が出るようにすることが大切です。画像中にテキストを含めたり、キャプションを入れて情報を補足することでも仕上がりが大きく変わるでしょう。
スライドショー動画広告の作成方法
スライドショー動画広告は、Facebook、Instagramの動画対応している広告キャンペーンで配信できるため、現状主要なほぼ全ての広告キャンペーンで作成可能です。(Facebookページ投稿でも簡易版を作成可能)
今回は広告マネージャにおいて、「Facebookページを宣伝」の広告キャンペーンでの作成例を紹介いたします。
まず、新規広告作成画面で、「スライドショー」をクリックします。
次に、「スライドショーを作成」をクリックします。
ポップアップされる画面にて、アスペクト比、各画像の表示時間(1秒~5秒)、トランジション(なし or フェード)を選択し、3つ~7つの画像を指定します。再生プレビュー確認もできますので、問題がなければ「スライドショーを作成」をクリックします。スライドショー動画のサムネイルは、この後で選択画像の中から、または別途に新規画像を指定可能です。
動画サムネイルを、スライドショー作成時に指定した画像の中から、または「カスタム画像」にて新たに画像を指定し、広告テキストなどの項目を入力して確定することで、スライドショー動画広告の作成が完了します。(動画のキャプションをここで設定する場合には、「詳細オプションを表示する▼」をクリックすることでSRTファイルをアップロード可能です。)
スライドショー動画広告の作成・配信後は、広告レポート画面において、動画広告に対応しているレポート指標(「動画の再生数」、「動画の平均再生時間(%)」など)を参考数値として確認も可能です。
最後に
このスライドショー動画広告は、簡易的な動画広告として、誰でも手軽に導入できる優れものです。もちろん動画フォーマットであるからといって成果が保証される訳ではありませんが、表現力の選択肢が増える分、その可能性は画像広告よりも大きく広がるはずです。今後の有効な選択肢の1つとして考慮していただくだけでも、新たな道を開くきっかけとなるかもしれません。今まで画像のみで広告・投稿を配信されていたならば、ぜひトライしてみてくださいね。