目次
「デザイナー」と聞いてイメージするものは人それぞれ
みなさんは「デザイナー」と聞いて、どんな仕事をイメージするでしょうか?Webデザイナー・UI/UXデザイナー・ブランドデザイナーなどなど、ひとくちにデザイナーといってもその仕事内容は多岐にわたります。
また、仮に同じ「Webデザイナー」という名称であったとしても、会社によって任される仕事や役割はさまざまです。ある会社では発注書どおりのデザインにすることが求められ、ある会社ではどんなデザインにするのか?の企画部分を期待されます。
このように、「デザイナー」と聞いてイメージするものは人や会社によって千差万別です。こういった違いのすり合わせを行わずに会社を選んでしまうと、「思っていた仕事とちがった」という不幸なギャップが生まれかねません。
そこでこの記事では、アナグラムのデザイナーに期待される役割や目指す将来像をお伝えします。
デザインを強みにクライアントのビジネスを成功に導く
デザイナーの役割を「優れたクリエイティブを作ること」と定義している方もいるかもしれません。しかし、アナグラムでデザイナーに期待する役割はもっと広く、「デザインを強みにしてクライアントのビジネス成功のために伴走すること」としています。
優れたクリエイティブを作ることはもちろん重要なことですが、それはあくまでクライアントのビジネス成功のための手段です。どんなクリエイティブなら成果が出るのか?そもそも成果向上のために何が必要なのか?といった上流の段階からデザイナーが携わり、クライアントに提案することになります。
以下が、アナグラムのデザイナーに期待される業務範囲です。
上記のように、ヒアリングや企画の段階からデザイナーが密に関わることになります。制作は自ら行ってもよいですし、状況や内容によっては外部を頼る意思決定をする裁量もあります。また、作ったら終わりではなく、成果を検証してさらに良くするための提案をデザイナー自らが行います。
運用型広告、なかでもSNS広告においてはクリエイティブの重要性が年々高まっており、広告の成否を分ける大きな要因となっています。そのため、デザインの技術や知識を持ったデザイナーが上流から一貫して提案することが価値となり、成果に直結するのです。
アナグラムのデザイナーは何であって何でないか
アナグラムで定義するデザイナーがどんな仕事かをよりイメージできるよう、アナグラムのデザイナーは何であって何でないのかを以下にまとめました。
言われたものを作るのではなく、何が必要かから考える
制作物の企画段階から入り、何が必要か?から考えます。広告の打ち出し方や訴求コンセプトを企画し、広告コピーもデザイナー自身で作ります。
Web広告代理店のデザイナーと聞くとしばしばイメージされる、「言われたものを言われたとおりに大量に作る」とは大きくちがうわけです。
作って終わりではなく、成果に責任を持つ
制作したクリエイティブがどんな成果をもたらしたかを自身で検証し、クライアントに成果報告を行います。作って終わりではなく、その成果に責任を持つことが期待されています。
発注者と受注者の関係ではなく、チームの一員
デザインという業務の性質上、制作を依頼する人=発注者と、依頼される人=受注者、という関係になりがちです。発注者⇔受注者の関係になることで、受注者であるデザイナーがクライアントへの当事者意識を持ちづらくなったり、無用な遠慮や軋轢が生まれる原因にもなります。
アナグラムでは各デザイナーの担当するチームを明確にしています。こうすることで、発注者⇔受注者の関係ではなく、いっしょにクライアントの成果向上を目指すチームの一員として働いています。
アナグラムでは経験しにくいこと
ここまで、アナグラムのデザイナーの特徴を紹介してきました。ここでは逆に、アナグラムでは経験しにくいことをご紹介します。以下を期待して入社すると、ミスマッチとなるかもしれません。
- 人を感動させるクリエティブ制作
クライアントの成果・売上に直結する案件が多いため、感情に訴えかけるようなクリエイティブは経験しにくいです。 - Webサイトやロゴ制作
携わる可能性がないわけではありませんが、現状ではほぼありません。広告バナーや動画、ランディングページが制作物の中心となります。 - 最先端の表現手法
先端の技術や手法を学んで身につけることは大歓迎ですが、目的はあくまでクライアントの成果向上です。手段と目的をはき違えないバランス感覚が求められます。
職種名を「クリエイティブディレクター兼デザイナー」に変更
以上、アナグラムのデザイナーの仕事について紹介しました。このように改めて仕事内容を明文化してみると、「デザイナー」と聞いて一般的にイメージする仕事内容とは大きく異なることがわかります。そこでアナグラムでは、2024年4月より職種名を「クリエイティブディレクター兼デザイナー」と名称変更しました。デザインスキルに加えて、「マーケティング視点を持った提案」「周囲の人を巻き込んでプロジェクトを進めていくディレクション」などの幅広い役割を担うことを表現するためです。
これらは一朝一夕では身につきませんが、だからこそ実現できればどこへ行っても活躍できる、「ひとりでも食べていけるクリエイティブディレクター/デザイナー」になれるはずです。
なお、現在アナグラムに在籍しているメンバーもここまで記載したことを完ぺきに実行できているわけではなく、ひとりでも食べていけるデザイナーを目指して日々奮闘しているところです。
この記事を読んで共感してくださった方がいれば、ぜひご応募ください。現時点で本記事の内容を満たしていなくても、意欲があればまったく問題ありません。いっしょに、ひとりでも食べていけるクリエイティブディレクター/デザイナーを目指しましょう。