株式会社ビジュアルワークス(SKIMA)
株式会社ビジュアルワークス
スキルシェア事業部 直井 杏奈さま

個人のクリエイターへ、イラストやデザインをオーダーメイドで制作を依頼できるスキルシェアサービス「SKIMA(スキマ)」を展開する株式会社ビジュアルワークスさま。2021年5月には累計会員数が20万人を突破するなど、国内有数のイラストに特化したスキルシェアサービスとして規模を拡大しています。

本記事では、ビジュアルワークス様が、アナグラムへご依頼頂いたきっかけや弊社との取り組みを通してどのような成果を実感されているのかをお伺いしました。

このインタビューは2021年7月に行われました 。

聞き手:アナグラム株式会社
西尾 美紗姫

ご利用サービス: リスティング広告運用代行

改めて、SKIMAのサービス内容について簡単にお伺いしたいです。

SKIMAは個人のクリエイターへイラストやSNSアイコン、デザインなどを依頼できるスキルシェアサービスです。ビジネス向けというよりは、SNSで利用するアイコンの作成依頼など個人間で多く利用されています。

その中で直井さんはどのようなお仕事をされているのかを具体的に教えて下さい。

おもに3つの業務を担当しています。

1つ目は広告関連の予算組みやデータ集計、各広告媒体の調整連絡。2つ目はMAツールやWeb接客ツールを使った既存顧客へのアプローチ施策の企画と実施。3つ目は購入するまでの導線を整えるために、UIなどを意識したサイト改善を行っています。

ノウハウの確かさと円滑なコミュニケーションが取れる一気通貫な体制

弊社にお問い合わせいただいたきっかけはなんでしょうか?

以前の広告代理店さんは、運用者と営業担当者が別々だったため、定例会で説明が二度必要だったり、レポーティングの内容が微妙だったり……対応に満足しておらず、別のパートナーを探していました。

弊社には広告運用のノウハウもないため、イチからアカウントを設計して自社運用で知見を貯めて最適化していくとなると時間もかかるため、広告代理店にお任せした方がよいと考えてのことです。

数ある代理店の中で弊社を選んでいただいた理由は何でしたか?

弊社の事業責任者が御社が出している書籍を読んだことがあり、ノウハウがしっかりしていると感じていたことがきっかけで、一度お話を伺ってみようとお声がけしました。

ただ、アナグラムさんにだけではなく、数社にお声がけして比較をさせていただきました。

複数社から比較した中で、弊社を選んで頂けたのはなぜでしょうか?

ひとつが、ご提案を頂いた時のシミュレーションの作り方が丁寧だったことです。リプレイス後に想定される成果と、アカウント分析を踏まえた具体的な改善施策をセットで提示していただけました。

また、営業の方と広告運用者の方が別だとコミュニケーションコストが高くなってしまう懸念があったので、御社の一気通貫な体制であれば円滑にコミュニケーションが取れそうだなと思ったのが理由です。

当初の期待を超える、広告運用"以外"の提案がありがたい

実際にお取り組みしていく中で印象に残っていることはありますか?

業界の広告配信の傾向や、連休中の出稿状況の変化など、広告配信のトレンドを共有していただいていることは大きな財産だなと思っています。

ベンチマークしている企業のプレスリリースなどはチェックしていますが、他の業界を含めてこういうタイプの会社がどういった配信をしているなどの情報はキャッチできないので、とてもありがたいです。

他にも、毎月頂いているレポートで、広告にまつわるご提案のほかに「サイトでこういう改善をしたらどうですか」というものもいただけているのは、当初の期待を超えていますね。

ありがとうございます。
弊社も御社のデザイナーさんの、意図通りのクリエイティブをスピーディーに制作していただける高い技術力が印象的です。

マーケティング施策に沿ったクリエイティブの制作と進行に今まで不安がありましたが、御社からご提案いただくクリエイティブ案は素材やテキスト、配置など具体的な指示が書かれているので、弊社デザイナーへの意思疎通をスムーズに行うことができるようになったと感じております。

CPOは1/4へ、サービス拡大期のKPI変更もスムーズに

お取り引きを始めてからの成果はいかがでしたか?

一番数値として現れたのはCPO(※)の部分だと思っていて、改めてみるとFee込でもCPOが1/4ぐらいまで改善されていたのでびっくりしました。

自社で運用するとかかりきりになってしまいますが、御社と相談しながら進めたことで広告運用のリソース削減もできたので、成果にはすごく満足しています。

※Cost Per Order:1件の注文を獲得するのにかかった費用

ありがとうございます!当初のKPIであった入会数に加え、取引数を可視化して改善できたのがサービスのさらなる拡大のきっかけでしたね。

はい、SKIMAのマーケティングに注力し始めた時期は会員数自体が少なく、入会数を追っている段階でした。御社にご依頼するタイミングで、ある程度会員が集まってきたので、サービス拡大のために今後は取引数も追っていこうと、ちょうどKPIが変わった時期でした。

ただ、取引数を目標にして数値を追ったことがなかったので、どういう目標にしようかということを含めて手探りの状態でしたが、有効なKPIを一緒に考えることができて助かりました。

また、サイトの構造が複雑で新しい指標のコンバージョンが上手く計測が出来ないこともありましたが、タグの調整なども御社で担当して頂けたので、スムーズに進められてよかったです。

広告は専門家へ任せ、事業拡大へ向けて自分たちにしかできないことへ取り組みたい

最後に、SKIMAでの今後の展望をお伺いしたいです。

SKIMAはまだ成長途中のサービスなので、引き続きスキルシェアサービスとしての認知拡大と利用促進を目指していきたいと考えています。広告に関しては、今は堅実な運用をしていただいておりますが、今後はさらに市場拡大を狙えるようなチャレンジも相談しながら進めたいと思っています。

お取り組みを始めた時とは社内の状況なども変わっているかと思いますが、今後インハウス化は検討されていますか?

インハウス化というのは導入時の展望には入れていますが、一番最後のフェーズだと思っています。

今のところはサービス改善やSNSのオーガニック運用など、自社でしかできないことは自分たちでやって、広告のことは専門家にお任せするという形でSKIMAをより拡大させていければなと考えています。


Voice Of AdOps担当者の声

SKIMAはアイコン、ロゴ、モデリングなどそれぞれターゲットが異なる多種多様な出品があり、時期やジャンルによって獲得効率も変わってくるため、その時々のKPIや消費トレンドに合わせた広告運用が成果に繋がったと考えています。

また、広告で見込み顧客を誘導しても、お取引が始まらなければ売上は発生しないので、サイトの改善やクーポン施策との連携など、広告領域以外の部分にも踏み込んだご提案をするように意識しています。

これらは、直井さんに広告とは直接関係ない内部施策なども細かく共有頂けていることで実現できているため、大変感謝しています。

お忙しい中、お話しいただきありがとうございました!

SKIMA(スキマ) - スキルのオーダーメイドマーケット

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