【2025年12月】運用型広告のアップデートまとめ

【2025年12月】運用型広告のアップデートまとめ

2025年12月は、LINEヤフーの広告プラットフォーム統合に向けた動きが本格化し、お支払いセンターの提供開始やビジネスIDの統合など、運用面での大きな変更がありました。

特に注目すべきは、Yahoo!広告とLINE広告における違反実績をふまえた広告審査の対象拡大、GA4への会話型AIアシスタント「Analytics Advisor」の導入、そしてMeta広告におけるクリエイターとのパートナーシップ広告機能の拡張です。また、YouTube ショート広告へのコメント機能追加やモバイルウェブ対応拡大など、広告配信機会の拡充も進んでいます。

Instagram・Facebook・Threadsでも多くの新機能が追加されており、SNS運用にも大きな影響を与えそうです。

今後の広告運用戦略に影響を与えることが予想されるアップデートも多くありますのでチェックしておきましょう。

免責事項: 上記は本記事作成時点での情報に基づいています。最新かつ詳細な情報については、必ず各広告プラットフォームの公式サイトやヘルプドキュメントをご参照ください。また、一部解説には一般的な広告運用の観点からの推測や考察が含まれています。


目次

Google広告

Google広告では、2025年を振り返る主要なハイライトの発表や、YouTube ショート広告の機能強化が行われました。また、ディスプレイキャンペーンにおけるカスタムセグメントの利用可能性が拡大されるなど、ターゲティング機能の拡充が進んでいます。

Google広告アップデート一覧表

アップデート内容適用日
ディスプレイキャンペーンでのカスタムセグメントの利用拡大2025年12月12日
YouTube ショート広告の機能強化実施済み
オーディエンスリストの最小サイズが100人に統一実施済み

ディスプレイキャンペーンでのカスタムセグメントの利用拡大

Google広告のパーソナライズド広告ポリシーが2025年12月12日に更新されました。この更新により、ディスプレイキャンペーンにおけるカスタムセグメントの利用可能性が拡大されます。

これまで制限されていた一部の業種やカテゴリでも、カスタムセグメントを活用したターゲティングが可能になることで、より柔軟な広告配信が実現できるようになります。

参考:ディスプレイキャンペーンでのカスタムセグメントの利用拡大 (2025年12月) - Google 広告ポリシー ヘルプ

YouTube ショート広告の機能強化

Googleは、YouTubeショートでの広告体験を向上させ、ブランドの予算活用を最大化するために、以下の新しいアップデートを発表しました。

  • 広告へのコメント機能導入: 対象のShorts広告にコメント機能が追加され、ブランドが視聴者と交流する機会が増えました
  • クリエイターによるウェブサイトへのリンク: Shortsクリエイターは、ブランドコンテンツからブランドのウェブサイトへ視聴者を誘導するためのリンクを設定できるようになりました
  • モバイルウェブ対応の拡大: Shorts広告がモバイルアプリだけでなく、モバイルウェブ(ブラウザ)にも対応し、より多くのデバイスや接触面で広告が表示されるようになりました

ショート動画広告の配信機会が大幅に拡大されることで、より多くのユーザーへのリーチが期待できます。

参考:New ways we're improving the advertising experience on YouTube Shorts - The Keyword

オーディエンスリストの最小サイズが100人に統一

Google広告のオーディエンスリストの最小サイズが100人に統一されました。

これまで検索広告やYouTube広告では1,000人(顧客リストは100人)のリストが必要でしたが、今後は過去30日間のアクティブユーザー数が100人以上であれば利用可能になります。

キャンペーンタイプ変更前変更後
ディスプレイ100人100人
検索1,000人(顧客リストは100人)100人
YouTube1,000人(顧客リストは100人)100人

これにより、これまで事業規模によってはリマーケティングリストの活用が難しかったケースでも、検索広告やYouTube広告でのリマーケティングが可能になります。ただし、リストが小さいと同じユーザーに何度も広告表示されやすくなったり、最適化が難しくなる点には注意が必要です。

参考:オーディエンス マネージャーのオーディエンス セグメントについて - Google 広告 ヘルプ

GA4

GA4アップデート一覧表

アップデート内容適用日
広告とリマーケティングを強化する新機能をリリース実施済み
会話型AIアシスタント「Analytics Advisor」が登場実施済み(英語設定のみ)

広告とリマーケティングを強化する新機能をリリース

GA4に、顧客ライフサイクル目標向けの新しい推奨オーディエンステンプレートが追加されました。

主なアップデート内容は以下の通りです。

顧客ライフサイクル目標向けの新しい推奨オーディエンステンプレートの追加

  • 高価値購入者(High-Value Purchasers): 購入回数またはLTV(Life Time Value/顧客生涯価値)に基づいて定義され、「LTVパーセンタイル」という新しいフィールドにより、上位の高価値顧客層を分離できます
  • 離脱した購入者(Disengaged Purchasers): 最後の購入からの日数(最大60日間)で定義され、以前の購入者をリピーター化するためのセグメントを作成できます

これらのオーディエンスは、GA4のレポートに加え、Google広告にエクスポートして顧客ライフサイクル目標(新規顧客獲得やリテンション)に利用できます。

Google Analyticsでのディスプレイ動的リマーケティングの対応

ウェブサイト訪問者に対し、サイトで閲覧した商品やサービスを含むパーソナライズされた広告を表示することで、Google広告のリマーケティングを強化できます。これを利用するには、推奨されるeコマースイベント収集を、業種に適したパラメータで設定する必要があります。

参考:[GA4] What's new in Google Analytics - アナリティクス ヘルプ

会話型AIアシスタント「Analytics Advisor」が登場

Googleアナリティクスに、Geminiモデルを搭載した会話型AIアシスタント「Analytics Advisor」が導入されました。これは、ユーザーインターフェースの右上にあるアイコンや検索ボックスからいつでも利用でき、データに関する質問やサポートを瞬時に提供します。

主な機能は以下の通りです。

  • ハイレベルなインサイトの表示: 高度なパフォーマンスの洞察を即座に引き出します
  • 詳細な可視化の生成: 特定の指標やイベントについて、詳細なグラフやビジュアライゼーションをオンデマンドで生成します
  • データ変動の原因診断: パフォーマンスの急激な変化(急落や急増など)について、「なぜ」それが起こったのかを診断・説明します
  • 常時利用可能なガイド: 機能の使い方やプロパティ設定に関する質問に答え、常にガイド役として機能します

データ分析の効率化と、より深いインサイトの発見に役立つ機能となっています。

現状はGA4のユーザー設定で言語設定が英語の場合のみが対象となります。ただし、日本であっても設定を変えれば利用可能です。日本語のプロンプトにも対応(回答は英語)していますので、気になる方は一足先に試してみてください。

参考:[GA4] What's new in Google Analytics - アナリティクス ヘルプ

Yahoo!広告

Yahoo!広告では、お支払いセンターの提供開始やビジネスIDの統合など、LINEヤフーの広告プラットフォーム統合に向けた大きな変更がありました。また、ディスプレイ広告においてオーバーレイ広告の配信開始やシミュレーション機能の提供開始など、配信機会の拡大と運用の利便性向上が図られています。

Yahoo!広告アップデート一覧表

アップデート内容適用日
お支払いセンターの提供開始2025年12月14日
ビジネスIDの統合2025年12月14日
Yahoo! JAPANトップページへの「友だち追加広告」の配信開始(β版)2025年12月10日
Yahoo! JAPANトップページへのオーバーレイ広告掲載開始(SP版)2025年12月17日
シミュレーション機能の提供開始2025年12月15日
プレイスメントリスト作成・編集画面等の一部変更2025年12月17日
検索広告(ショッピング)カルーセル表示を20件に拡大2025年12月22日
一部画像の最小ピクセルサイズ引き上げと入稿停止2026年2月24日
計測タグの提供範囲拡大2026年1月21日
アクティブアカウント移管の仕様変更実施済み
LINE公式アカウントプロフィール画像連携拡大2026年1月6日
掲載制限カテゴリーの追加2026年春頃
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(予約型)の提供開始2026年1月8日
生成AIを利用した回答におけるテスト表示2025年12月15日~
検索広告(ショッピング)自動入札提供開始に向けたコンバージョン設定画面の変更2025年11月26日
旧IPアドレスから商品フィードへのアクセス停止2025年12月24日

お支払いセンターの提供開始

Yahoo!広告のお支払い管理機能が刷新され、新たに「お支払いセンター」の提供が2025年12月14日より開始されました。

お支払いセンターは、LINEヤフーの「Connect One」構想に基づくプラットフォーム統合の一環として開始された機能です。従来はYahoo!ビジネスマネージャーで管理していたお支払い情報の管理がお支払いセンターに移管されました。今後、Yahoo!広告の料金支払いを皮切りに、LINEヤフーの各種法人向けサービスでの支払いが可能となる予定です。

なお、お支払いセンターの利用には「ビジネスIDの統合」が必須となります。未統合の場合は先に統合手続きを行う必要があります。

重要な注意事項

お支払いセンターの提供開始に伴い、移行直後(2025年12月〜2026年2月頃)は、決済と同時に請求処理が行われる新システムにより、一時的に支払いタイミングが重なり、支払金額が平時の2倍ほどになる可能性があります。クレジットカードの口座設定状況などを事前に確認してください。

参考:【Yahoo!広告】お支払い情報の管理機能を刷新し、「お支払いセンター」の提供を開始 - LINEヤフー for Business

ビジネスIDの統合

LINEヤフーは、法人向けサービスで提供されている「Yahoo! JAPANビジネスID」と「LINEビジネスID」を統合し、名称を「ビジネスID」に変更しました。この変更に伴い、Yahoo!広告で利用するIDも、順次、統合された「ビジネスID」へ移行されています。

2025年12月14日に実施された主な変更内容

  • Yahoo! JAPANビジネスIDが原則不要、事前取得も不要に
  • ビジネスIDの統合解除が可能に
  • Yahoo!広告、Yahoo!広告APIのお申込み時の項目/フォームを変更
  • Yahoo!広告申込時の本人確認方法の変更
  • お支払い管理機能の刷新(お支払いセンター)
  • アカウント作成上限の緩和(MCCアカウント400件まで、広告アカウントは上限なし)

今後予定されている変更(2026年3月頃目途)

  • ワンタイムパスコードによるログインの廃止
  • キャンペーンエディターのビジネスID切り替え機能の終了

将来的にYahoo!広告では「Yahoo! JAPANビジネスID」の利用を終了する予定があるため、「ビジネスID」への統合を進めることが推奨されています。

参考:【Yahoo!広告】ビジネスIDの統合に関する実施内容のお知らせ - LINEヤフー for Business

Yahoo! JAPANトップページへの「友だち追加広告」の配信開始(β版)

画像引用元:【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo! JAPANトップページへの「友だち追加広告」の配信開始(β版) - LINEヤフー for Business

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)において、スマートフォン版Yahoo! JAPANトップページへ「友だち追加広告」の配信がベータ版として2025年12月10日より開始されました。

配信詳細

  • 掲載面: スマートフォン版Yahoo! JAPANトップページ(ウェブおよびアプリ)
  • キャンペーン目的: 友だち追加
  • 広告タイプ: レスポンシブ(画像)のみ(アスペクト比1:1、1.91:1)※動画やカルーセルは対象外
  • 正式版の予定: 2026年2月頃に提供開始予定

この広告はLINE公式アカウントの基準が適用されるため、Yahoo!広告の一部の規制(広告の主体者の明示など)は適用されません。トップページへの配信を希望しない場合は、プレイスメントターゲティングで除外設定を行う必要があります。

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo! JAPANトップページへの「友だち追加広告」の配信開始(β版) - LINEヤフー for Business

Yahoo! JAPANトップページへのオーバーレイ広告掲載開始

画像引用元:【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo! JAPANトップページへのオーバーレイ広告掲載開始 - LINEヤフー for Business

ディスプレイ広告(運用型)において、Yahoo! JAPANトップページのスマートフォン版(ウェブ)とPC版で、オーバーレイ広告の配信が開始されました。

  • スマートフォン版: 2025年12月17日より開始
  • PC版: 2026年1月以降開始予定

バナー、レスポンシブ、動的ディスプレイ、テキストの各広告タイプ・フォーマットでの入稿が可能です。これにより、広告の配信機会とインプレッション(表示回数)の増加が見込まれます。

広告タイプスマートフォン版(ウェブ)PC版
バナー(画像)アスペクト比 16:5
アスペクト比 32:5
アスペクト比 728:90
レスポンシブ(画像)アスペクト比 1:1
アスペクト比 1.91:1
アスペクト比 1:1
アスペクト比 1.91:1
動的ディスプレイ◯ 対応◯ 対応
テキスト◯ 対応◯ 対応

なお、オーバーレイ広告はプレイスメントターゲティングによる配信や除外設定ができないため、タイムライン上の広告との出し分けはできません。

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo! JAPANトップページへのオーバーレイ広告掲載開始 - LINEヤフー for Business

シミュレーション機能の提供開始

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)において、広告の配信対象となるオーディエンス(ユーザー)のシミュレーション機能が2025年12月15日より提供開始されました。

設定されているターゲティング情報に基づき、推定されるオーディエンスサイズを表示します。

表示箇所

  • キャンペーンから広告までの一括作成画面
  • 広告グループ作成画面
  • 広告グループ編集画面

対象:すべてのキャンペーン目的(PayPayギフトを除く)

主な注意点:

  • プレイスメントリストのURLが合計1,000件以上ある場合や、半径エリアターゲティングを設定している場合など、一部の条件では推定値が表示されません
  • スマートターゲティングの設定や提携パートナーへの配信は推定値に含まれません

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】シミュレーション機能の提供開始 - LINEヤフー for Business

検索広告(ショッピング)カルーセル表示を20件に拡大

検索連動型ショッピング広告(SSA)のカルーセル表示(複数の広告を横スクロールで表示する形式)における広告件数が、現在の10件から20件に拡大されます(2025年12月22日より)。

コマース検索モジュール最上部に表示可能な広告件数が増えるため、サイトへの流入増加を期待できます。この変更に伴い、インプレッション数やクリック数などが増加して、予算の消化が早まる場合があります。必要に応じて予算や入札価格の調整をご検討ください。

参考:【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告のカルーセル表示を20件に拡大 - LINEヤフー for Business

一部画像の最小ピクセルサイズ引き上げ

ディスプレイ広告に入稿可能な一部の画像について、最小ピクセルサイズと推奨ピクセルサイズが引き上げられます。これは、スマートフォンの高解像度化に対応し、広告の画質が粗く見える状況を改善するためです。

変更例

  • アスペクト比1:1 → 最小ピクセルサイズが300×300から600×600に
  • アスペクト比6:5 → 最小ピクセルサイズが300×250から600×500に

スケジュール

  • 2026年2月24日より: 当該画像の新規登録や、それを用いた広告の新規作成および既存広告への設定ができなくなります
  • 2026年4月中旬: 当該画像を設定している広告の配信を停止

現在、基準を満たさない画像を使用している場合は、推奨ピクセルサイズの画像への変更をご検討ください。

参考:【ディスプレイ広告】一部画像の最小ピクセルサイズ引き上げと入稿停止について - LINEヤフー for Business

計測タグの提供範囲拡大

画像引用元:【ディスプレイ広告】計測タグの提供範囲拡大に伴うディスプレイ広告への影響について - LINEヤフー for Business

2026年1月21日より、ディスプレイ広告の計測タグの提供範囲拡大、ビジネスマネージャーでのタグ管理一元化が可能になります。

主な変更点

  • 認証済みビジネスマネージャーでの計測タグの発行、管理機能の追加
  • LINE公式アカウントへの計測タグの提供開始
  • ディスプレイ広告とLINE公式アカウントで同じタグを共有できるようになり、横断的なデータの蓄積、活用が可能に

ビジネスマネージャーへの接続と計測タグ移管について

ディスプレイ広告アカウントをビジネスマネージャーに接続した場合、ディスプレイ広告で発行済みの計測タグが、広告管理ツールからビジネスマネージャーに自動で移管されます。ビジネスマネージャーへの移管後も計測タグの内容に変更はないため、すでにウェブサイトに設置済みのタグは貼り替え不要です。

参考:【ディスプレイ広告】計測タグの提供範囲拡大に伴うディスプレイ広告への影響について - LINEヤフー for Business

LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(予約型)の提供開始

LINEヤフーは、広告プラットフォームの統合に伴い、新たな「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(予約型)」の第一弾商品がリリースされました。

今回リリースされる商品

  • LINE Talk Head View: LINEのトーク画面のFVに掲載できるバナー
  • LINE Talk Head View Premium: LINEトーク画面のインターフェースベースで、独自のデザインや演出が可能

スケジュール

  • 販売告知: 2025年12月17日(水)12:00~
  • 予約・入稿開始: 2026年1月8日(木)12:00~

この統合はYahoo!ディスプレイ広告(予約型)を基盤としており、従来のLINE広告商品をご利用いただいていた場合は、今後はこのLINEヤフー広告 ディスプレイ広告(予約型)をご利用することになります。

参考:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(予約型)の提供について - LINEヤフー for Business

生成AIを利用した回答におけるテスト表示

LINEヤフーが提供する生成AIを利用した回答において、Yahoo!広告のテスト表示が2025年12月15日より開始されました。

インターネットユーザーの質問内容と生成AIによる回答をシステムが考慮し、広告掲載が適切と判断した場合に広告が表示される可能性があります。

表示対象サービス(スマートフォン版で開始)

  • AIアシスタントの回答結果エリア内
  • Yahoo!検索の検索結果上のAI回答エリア内

テスト表示の対象広告

  • 検索広告(ショッピング)
  • Yahoo! JAPAN商品情報掲載
  • 検索連動型ショッピング広告

注意事項

  • テスト配信分の広告に料金は発生しません
  • テスト配信分はパフォーマンスレポートに記録されないため、実際のサイト流入実績とパフォーマンスレポートの数値が異なる場合があります
  • 生成AIを利用した回答への表示は停止できません

参考:【Yahoo!広告】生成AIを利用した回答におけるテスト表示について - LINEヤフー for Business

掲載制限カテゴリーの追加

LINEヤフー広告 ディスプレイ広告では、2026年春頃の提供開始にあわせ、広告プラットフォームの統合(広告アカウント審査基準や広告掲載基準の統一)の一環として、掲載制限カテゴリーが追加されます。

新たに追加されるカテゴリー

  • 電子たばこ: 電子たばこ、およびその関連グッズ
  • 性的部位治療: 医療機関や製薬会社による生殖器に関連する治療およびサービス全般
  • 性を連想させるクリエイティブ(デジタルエンターテインメント): 性的な意図が明確でなくても、過度な露出や性的な状況・仕草・表情などにより、ユーザーに性的な印象を与える恐れのある表現

この変更により、掲載面によっては表示される広告が新たに制限される可能性があるため、広告主は入稿内容などを事前に確認する必要があります。

参考:【ディスプレイ広告】掲載制限カテゴリーの追加について - LINEヤフー for Business

LINE広告

LINE広告では、動画視聴経由コンバージョン最適化機能のリリースや、自動ターゲティングのデフォルト設定変更など、機能拡充が進みました。また、Yahoo!広告との違反実績をふまえた広告審査の対象拡大や、計測タグの提供開始など、プラットフォーム統合に向けた動きも本格化しています。

LINE広告アップデート一覧表

アップデート内容適用日
Yahoo!広告、LINE広告における違反実績をふまえた広告審査の対象拡大2026年1月26日
動画視聴経由コンバージョン最適化機能のリリース2025年12月3日
ターゲット設定のデフォルト設定を自動ターゲティングに変更2025年12月3日
自動ターゲティングがバリュー最適化・目標ROAS最適化に対応2025年12月3日
LINE Creative Lab V4.1.0アップデート2025年12月16日

違反実績をふまえた広告審査の対象拡大

Yahoo!広告とLINE広告は、過去の違反実績をふまえた広告審査の対象を拡大します。これまでYahoo!広告の重大な違反実績のみが対象でしたが、2026年1月26日より、LINE広告の重大な違反実績も対象となります。

審査で重大な違反表現が認められた場合、その対象商品は掲載リスクが高いと判断されます。違反表現を訂正しても、以降の広告掲載の申込みをお断りすることがあります。また、実施中の広告掲載も停止されます。

「重大な違反表現」に該当するケース

  • 明らかな虚偽、誇大広告
  • 重大な健康被害の恐れのあるもの
  • その他「Yahoo!広告掲載基準」「LINE広告審査ガイドライン」への重大な違反と判断する表現

なお、違反実績のある顧客以外からの申込みであっても、対象商品にかかる広告は掲載をお断り、または停止する場合があります。

参考:【Yahoo!広告、LINE広告】違反実績をふまえた広告審査のお知らせ - LINEヤフー for Business

「動画視聴経由コンバージョン」最適化機能をリリース

自動入札による「動画視聴経由コンバージョン」の最適化機能を提供開始しました。本機能を利用することで、動画広告の配信量増加や、最適化対象のコンバージョン数の増加が期待できます。

ターゲット設定のデフォルト設定を「手動ターゲティング」から「自動ターゲティング」に変更

広告グループ作成時のターゲティングモードのデフォルト設定が「手動ターゲティング」から「自動ターゲティング」に変更されました。

自動ターゲティングがバリュー最適化・目標ROAS最適化に対応

「コンバージョン価値の最大化」を目的とした自動入札機能「バリュー最適化・目標ROAS最適化機能」において、新たに自動ターゲティング設定の提供を開始しました。これにより、ターゲティング設定の工数を削減できます。

その他のアップデート

  • アカウント作成画面で郵便番号検索が可能に
  • API利用時のクリエイティブアップロード容量増加

参考:LINE広告アップデート情報 2025年12月 - LINEヤフー for Business

LINE Creative Lab V4.1.0アップデート

LINEヤフーのクリエイティブ制作ツール「LINE Creative Lab」は、V4.1.0へのアップデートを実施し、クリエイティブ制作をより効率的にするための機能強化を行いました。

主な機能強化

  • テンプレート検索ページの機能強化
  • アカウント連携手順とUIの改善

また、注目トレンドを取り入れたLINE広告とYahoo!広告で使えるテンプレートのデザインも新しく追加されています。

参考:【LINE Creative Lab】テンプレート検索がより使いやすくなり、サービス連携もさらに簡単になりました! - LINE Creative Lab Tips

Meta広告・SNS機能

Meta広告では、クリエイターとのパートナーシップ広告機能の拡張や、オーストラリアにおける法令対応として13〜15歳ユーザーへの広告配信停止が発表されました。また、Instagram・Facebook・Threadsで多くの新機能が追加されています。

Meta広告アップデート一覧表

アップデート内容適用日
クリエイターとのパートナーシップ広告機能の拡張2025年12月11日

SNS機能アップデート一覧表

プラットフォームアップデート内容
Instagramフォロワー限定の「アーリーアクセスリール」をテスト
Instagram公開ストーリーズの再シェア機能が追加
Instagram米国ユーザー向けにリールのアルゴリズム手動制御機能を提供開始
Instagramハッシュタグの使用を5つまでに制限
Threads「いいね」や保存した投稿の再シェアを容易に
Threadsフィードアルゴリズムを手動で調整する新機能をテスト
Threadsトピックベースの「コミュニティ」機能をアップデート
Facebookフィード、アルゴリズム、投稿機能などの大型アップデート

クリエイターとのパートナーシップ広告機能の拡張

Metaは、ブランドがクリエイターとのパートナーシップ広告をより簡単に開始できるよう、複数の新機能を発表しました。

主なアップデート内容

  • Partnership Ads Hubのアップデート: ブランドに関連するInstagramコンテンツ(UGC、アフィリエイトコンテンツ)やパフォーマンスデータが表示されるようになりました
  • Facebook Partnership Ads APIのローンチ: ブランドコンテンツをスケールでパートナーシップ広告に変換できるようになりました
  • クリエイター発見機能の拡大: プロフェッショナルモードのプロフィールがパートナーシップ広告の対象に追加されました
  • コンテンツ許諾プロセスの簡素化: クリエイターが広告コードを共有することで、ブランドがタグ付けされていない投稿でもパートナーシップ広告として利用可能に

Metaのデータによると、パートナーシップ広告は通常の広告と比較してCPAが19%低く、クリック率が13%高いという結果が出ています。

参考:New AI-powered tools to scale creator and brand partnerships - Meta for Business

参考:Meta Expands Creator Partnership Opportunities for Brands - Social Media Today

Instagram:フォロワー限定の「アーリーアクセスリール」をテスト

画像引用元:参考:Instagram Tests Early Access Reels To Help Drive Audience Growth - Social Media Today

一部のクリエイター向けに、リールを一定期間フォロワー限定で先行公開できる「アーリーアクセス」オプションをテスト中です。

フォロワーになることの「特典」を作ることで、新しいフォロワーを増やすきっかけになることが期待されます。クリエイターにとっては、コミュニティを盛り上げる面白い試みとなりそうです。

参考:Instagram Tests Early Access Reels To Help Drive Audience Growth - Social Media Today

Instagram:公開ストーリーズの再シェア機能が追加

画像引用元:You Can Now Reshare Public Stories on Instagram - Social Media Today

自分がタグ付けされていない公開アカウントのストーリーズを、自身のストーリーズで再シェアできる機能が追加されました。元の作成者へのクレジットは自動的に付与されます。

これまで自分がタグ付けされたストーリーズしか再シェアできませんでしたが、公開アカウントのものであれば誰のものでも可能になりました。面白いコンテンツを自分のフォロワーに紹介しやすくなります。

参考:You Can Now Reshare Public Stories on Instagram - Social Media Today

Instagram:リールのアルゴリズム手動制御機能を米国で提供開始

画像引用元:Introducing a new way to see and control your algorithm - Instagram

「Your Algorithm」機能が追加され、リールフィードに表示されるコンテンツのトピックをユーザーが手動で追加・削除できるようになりました。米国の全ユーザーに提供開始されています。

興味のないリールばかり表示されるという不満が解消される可能性があります。

参考:Introducing a new way to see and control your algorithm - Instagram

参考:Meta Launches Reels Algorithm Controls to US Users - Social Media Today

Threads:フィードアルゴリズムを手動で調整する新機能をテスト

ユーザーがフィードアルゴリズムを手動で調整できる新機能をテスト中です。

投稿の冒頭に「Dear algo」と入力し、その後に表示を増やしたい、または減らしたいコンテンツについて記述して投稿すると、最大3日間フィードの内容が調整されます。なお、調整用の投稿は公開されます。

参考:Threads Tests New Way to Manually Guide Feed Algorithms - Social Media Today

Threads:トピックベースの「コミュニティ」機能をアップデート

Threadsの「コミュニティ」機能に複数のアップデートが行われました。

  • 対象となる興味・関心のトピックが200以上に拡大
  • コミュニティ内で特にフォロワーが多いメンバーを「コミュニティチャンピオン」としてハイライトするバッジ機能をテスト中
  • メンバーが特定の興味を示すための「コミュニティフレア」機能をテスト中

参考:Threads Launches More Topic-Based Communities - Social Media Today

Facebook:フィード、アルゴリズム、投稿機能などの大型アップデート

Facebookのユーザー体験向上のため、複数のアップデートが実施されます。

追加された機能

  • フィード形式を簡素化(写真投稿のグリッド標準化、タップでの全画面表示)
  • タブバーのデザイン刷新
  • 投稿が関連しない理由をアルゴリズムに伝える新ツールの追加
  • 投稿作成画面での人気ツールオーバーレイ表示
  • コメント欄における返信表示の簡素化
  • 公式バッジの強調
  • コメントのピン留め機能の追加
  • 共通の興味を持つ「友達」をおすすめする機能を追加

それぞれ順次展開の模様です(近日中・数ヶ月以内・来年テスト開始など)。

参考:Making it Easier to Create, Discover, and Share Content on Facebook - Meta

参考:Facebook Launches Feed Updates, Algorithm Control Options - Social Media Today

Microsoft広告

Microsoft広告では、2025年12月にポリシー関連の更新が複数行われました。また、2026年1月にはPerformance Maxの新機能や、オーディエンス広告のコンテンツターゲティング正式提供、レスポンシブ検索広告の自動生成アセット機能など、運用に直結する重要なアップデートが発表されています。

Microsoft広告アップデート一覧表

アップデート内容適用日
Performance Max:新規顧客獲得目標の追加(オープンベータ)提供中
Performance Max:シェアオブボイス指標の追加提供中
Performance Max:アセットグループ単位のURL・トラッキングテンプレート対応提供中
Performance Max:検索テーマの上限を50件に拡大提供中
オーディエンス広告:コンテンツターゲティングの正式提供提供中
レスポンシブ検索広告:自動生成アセットのデフォルト有効化2026年1月15日~順次展開
ロケーションターゲティングの改善提供中

Performance Max:新規顧客獲得目標の追加

Performance Maxに新規顧客獲得(New Customer Acquisition)機能が追加され、オープンベータとして提供開始されました。購入目標を設定している広告主が対象で、新規顧客への入札を引き上げるか、新規顧客のみに配信を限定するかを選択できます。

設定時のベストプラクティスとして、新規顧客のコンバージョン価値は通常の販売による平均収益の少なくとも30%以上に設定し、オーディエンスリストはできるだけ頻繁(毎日または毎週)に更新することが推奨されています。

参考:Performance Max updates and other product news for January 2026 - Microsoft Advertising Blog

Performance Max:透明性とコントロールの強化

Performance Maxにおいて、以下の機能が追加されました。

シェアオブボイス(SOV)指標の追加

インプレッションシェア、クリックシェア、予算による損失インプレッションシェア、ランクによる損失インプレッションシェアが確認できるようになりました。データは2025年11月10日以降から利用可能です。なお、これらの指標は検索とショッピング配置からのインプレッションの集計であり、オーディエンス配置は含まれていません。

アセットグループ単位のURL・トラッキングテンプレート対応

Performance Maxのアセットグループ内で、トラッキングパラメータやカスタムパラメータを設定できるようになりました。これにより、アセットグループレベルでデータを分割して計測することが可能になります。

検索テーマの上限拡大

検索テーマの上限が従来の25件から50件に倍増しました。Google広告からのインポート時にも、すべての検索テーマが引き継がれるようになり、より包括的なシグナルをキャンペーンに活用できます。

アセットグループインポートの改善

インポート時に画像サイズの要件を満たさないものや、25枚の上限を超える画像、自動生成されたロゴが含まれている場合でも、対象外のアセットを除いた残りのアセットグループはインポートされるようになりました。これにより、インポート時の中断が最小限に抑えられます。

参考:Performance Max updates and other product news for January 2026 - Microsoft Advertising Blog

オーディエンス広告:コンテンツターゲティングの正式提供

オーディエンス広告において、コンテンツターゲティングが正式に提供開始されました。Microsoftのプロパティや一部のパートナーサイトで、文脈に関連した環境でユーザーにリーチできます。

ターゲティングオプションは2種類用意されています。

プレイスメントターゲティングでは、MSN、Outlook、Microsoft Casual Games、Microsoft Edgeなど、プレミアムなMicrosoftプロパティに限定して広告を配信できます。

トピックターゲティングでは、ファイナンス、旅行、健康などの特定のコンテンツカテゴリに広告を関連付け、高品質なコンテンツと並べて表示できます。

また、コンテンツターゲティングレポートも同時にリリースされ、広告がどのコンテンツカテゴリやMicrosoftプロパティで配信されているかを把握し、今後のキャンペーン最適化に活用できます。

参考:Performance Max updates and other product news for January 2026 - Microsoft Advertising Blog

レスポンシブ検索広告:自動生成アセットのデフォルト有効化

2026年1月15日より、レスポンシブ検索広告(RSA)の新規作成時に自動生成アセット機能がデフォルトで有効化されるようになりました。中国と韓国を除くグローバルで順次展開されます。

この機能により、ウェブサイトのコンテンツを活用して見出しや説明文が自動生成され、広告バリエーションを増やすことができます。Microsoftによると、自動生成アセットを有効にした広告主はクリック率が5%向上しています。

なお、以下の点は変更されません。

  • 成人向け、自動車、クレジットカード、ギャンブル、医療、法律サービス、製薬、旅行などのセンシティブな業種では、引き続きオプトイン方式
  • 既存のレスポンシブ検索広告には適用されない
  • Google広告などからインポートした場合は、元のプラットフォームでの設定が引き継がれる
  • APIで作成した場合はデフォルトでオプトアウト

オプトアウトしたい場合は、RSA作成時に「Enable auto-generated assets」のチェックを外すか、キャンペーンタブから一括で設定を変更できます。

参考:Performance Max updates and other product news for January 2026 - Microsoft Advertising Blog

ロケーションターゲティングの改善

Microsoft広告全体でロケーションターゲティングが改善されました。対象地域のカバレッジが拡大し、Google広告からのインポートの信頼性が向上しています。また、インポート後にキャンペーンが一時停止や無効のまま残るケースが減少し、キャンペーンのアクティベーションがスムーズになりました。

参考:Performance Max updates and other product news for January 2026 - Microsoft Advertising Blog

その他

TikTokのブランドリフト効果に関する調査発表

KantarとTikTok for Businessが共同で実施したメタ分析では、TikTokが日本市場においてブランド力を最も効率的に高めるプラットフォームの一つであり、テレビと掛け合わせることによって、ブランドの成長をより効率的に加速できることがわかりました。

近年、日本の広告市場では「視聴」から「共感」へと評価軸がシフトしており、クリック数や再生回数だけでなく、ブランドがどれだけ記憶に残り、購買意向を高めたかが重視されるようになっています。

参考:日本市場で加速するTikTokのブランド・リフト効果 | TikTok For Business ブログ

Pinterest Predicts™:2026年のトレンド予測を発表

Pinterestは、2026年のトレンド予測レポート「Pinterest Predicts™」を発表しました。消費者はSNSの絶え間ない情報の波に疲れ、安心感や信頼できるもの、前向きな気持ちを求めるようになるとされています。

2026年のキーワードとして「自分らしさ」「セルフケア」「日常からの逃避」が挙げられており、トレンドは7年前と比べて4.4倍の速さで成長しているとのことです。

参考:Pinterest Predicts 2026 - Pinterest Newsroom

まとめ

今月を振り返ると、LINEヤフーのプラットフォーム統合が着実に進んだ印象です。移行期特有の注意点はあるものの、長期的にはLINEとYahoo!を横断した統合的な運用がしやすくなる方向性は歓迎すべき変化だと感じます。

GoogleおよびGA4においてはAI活用が加速しています。Analytics Advisorは現状英語設定のみですが、日本語プロンプトにも対応しているため、早めに触れておくことで分析業務の効率化に向けた準備ができそうです。

Meta広告ではクリエイターとのパートナーシップ広告機能が拡張されました。CPAが19%低下、クリック率が13%向上というMetaのデータを踏まえると、クリエイター活用は単なるトレンドではなく、パフォーマンス改善の有力な選択肢として本格的に検討すべき段階に入ったと言えるでしょう。

以下の記事でもクリエイターとの広告運用における取り組みについて触れています。

全体として、2025年12月はプラットフォーム統合とAI活用という二つの大きな潮流が同時に進行した月でした。2026年はこれらの動きがさらに加速し、運用者に求められるスキルセットも変化していくことが予想されます。自動化やAIが担う領域が広がる中で、運用者としては「何を自動化に任せ、どこに自分たちの判断や工夫を集中させるか」という線引きを意識的に行っていく必要がありそうです。

※NotebookLMで図解化してみました。音声や動画解説、Geminiなどでスライド化などお好みの方法で情報のキャッチアップもおすすめです

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