多店舗ビジネスの集客に!Facebook広告キャンペーン「来店数を増やす」と、「所在地ページ」について

多店舗展開しているビジネスにとって、Facebookを閲覧しているターゲットの現在位置から最寄り店舗の広告を動的配信できれば、集客効果が期待できますよね。2016年に新たに登場したFacebook広告キャンペーン「来店数を増やす」と、「所在地ページ」を組み合わせることにより、これが実現できます。今回はこれら2つを利用したFacebook広告の店舗集客についてご紹介します。

※当記事は、2017年2月時点での情報を元に作成しています。

Facebook広告キャンペーン「来店数を増やす」とは?

キャンペーン「来店数を増やす」は、前述のようにFacebook広告で多店舗ビジネスの集客目的の場合に利用するものです。Facebookビジネスのページでは以下のように紹介されています。

「来店数を増やす」を目的として使用すると、来店数と実店舗における販売数を伸ばすことができます。1つ以上の店舗の所在地から設定した範囲内にいる利用者に、最寄りの店舗に立ち寄ったり、問い合わせたりするように、広告を使用してリーチできます。
「来店数を増やす」を使用すると次のことが可能です:

  • 所在地に基づいた、店舗ごとの関連度:1つの広告テンプレートを使用し、コンテンツを自動的にそれぞれの店舗の地域に合わせた、地域ごとの広告を作成できます。
  • 来店数を増やすための広告フォーマット:「来店数を増やす」の目的では、単一画像や動画、カルーセル形式の広告フォーマット、店舗検索ツール、[道順を表示]や[今すぐ電話]など独自のコールトゥボタンを使用できます。
  • 所在地のターゲットを柔軟に設定:店舗ごとに店舗を中心とする範囲を指定できます。この範囲は手動で設定できるほか、人口密度に基づいて自動的に設定することもできます。

引用元:「来店数を増やす」というのは、どのような目的ですか。

このように、店舗集客に繋げられる独自のカルーセルカードやコールトゥアクションボタンも利用可能であり、ターゲットの現在位置に合わせ、最寄りの店舗情報を動的に広告反映できる点が大きな特徴です。以下がモバイルニュースフィードでの広告例です。(2017年2月現在、Instagram広告配信は未対応です。)


画像引用元:来店数と店舗売上を増やす

なお、店舗のビジネスが1つ、または動的な広告配信を実施しない場合は、広告キャンペーン「近隣エリアへのリーチ」を利用します。
参考:近隣エリア広告のしくみ

「所在地ページ」とは?

所在地ページを用意しないと、「来店数を増やす」キャンペーンの利用ができません。この所在地ページは、オーディエンスからの見た目はFacebookページとほぼ変わりませんが、Facebookページやスポットページとは別物です。親となるFacebookページに関連づけられ、その情報(Facebookページ名、ロゴ・カバー画像など)も引き継ぐ店舗ページであり、各店舗ページの新規作成や編集などの一元管理が可能です。

所在地ページは以下例のように、「親Facebookページの名前 + (任意の店舗名) 」で表示され、後述のスプレッドシートによる一括入稿や編集も可能です。

画像引用元:所在地ページで複数の店舗のページを簡単に管理

例)
親Facebookページ
– Jasper’s Market
所在地ページ
– Jasper’s Market (San Carlos, CA)
– Jasper’s Market (Menlo Park, CA)

以下に所在地ページの主なメリットを挙げます。

Store locator for local awareness ads

A demo of the new store locator feature for local awareness ads.

Facebook Businessさんの投稿 2016年6月14日

・広告キャンペーン「来店数を増やす」による広告で、所在地ページを利用した店舗集客ができる

・親Facebookページ投稿を、各所在地ページにも自動表示できる(所在地ページごとに表示有無を選択可能)

・親Facebookページのトップ画面や、Facebookでビジネス名が検索された結果画面などで、ターゲットの現在位置から最寄り店舗の所在地ページが表示される

・広告マネージャにて、所在地ページごとの広告パフォーマンスを確認可能


・所在地マネージャにて、各所在地ページの個別編集が容易にできる


・スプレッドシートによる入稿で、所在地ページの一括編集や新規作成ができる

所在地ページの設定方法

所在地ページの設定方法については、詳細が記載されているFacebookビジネスの以下ページをご参照ください。各店舗の情報が揃ってさえいれば、そこまで難しい内容ではありませんし編集も容易です。(所在地ページを作成するためには、親Facebookページの管理者権限が必要です。)

参考:ビジネスマネージャでビジネスの所在地を追加し、編集する方法

参考:ビジネスマネージャにビジネスの所在地をスプレッドシートでアップロードする方法

※大部分の項目で英語記入が求められ、テンプレートの記入方式通りに記入する必要があります。
※まずは管理画面からの作成や編集で所在地ページそのものに慣れた後の利用をおすすめします。

「来店数を増やす」の広告作成方法

所在地ページの設定が完了すれば、Facebook広告キャンペーン「来店数を増やす」の設定が可能です。広告マネージャでの設定方法を紹介します。


1. キャンペーン「来店数を増やす」を選択し、所在地ページを設定した親Facebookページを選択します。
(所在地ページ設定済みの親Facebookページのみ、選択肢として表示されます。)


2. 広告セットの設定画面で、「+所在地を選択」をクリックします。


3. 登録済みの所在地ページが表示されます。広告対象としない所在地ページがあれば、「×」ボタンで除外します。必要に応じて各所在地からの半径指定を行い、広告対象地域を調節します。


画像引用元:New tools to improve local marketing

4. その他のターゲティング設定は他キャンペーンの場合とほぼ同様ですので、任意の設定をして完了です。残るは広告作成のみですが、次画像のように所在地ページ情報を用いた独自機能やコールトゥアクションボタンを利用して作成可能です。多様にカスタマイズできますので試してみてください。

来店数レポートと広告最適化について

キャンペーン「来店数を増やす」では、広告が寄与したと判断される実際の来店数レポートと、来店を目標とした広告最適化の機能が備わっています。しかし、これらの機能が現状テスト中ということもあり、全てのビジネスでサポートされておりません。サポートがされていない場合、広告最適化は、1オーディエンスに対して1日1回までのリーチをする「デイリーユニークリーチ」 のみ利用可能です。

参考:来店数のレポート作成と最適化を利用できないのはどうしてですか。

最後に

今回ご紹介した機能によって、多店舗展開するビジネスの実店舗アクションを促す広告施策にチャレンジしやすくなります。クーポンやセール告知といった広告訴求のテストや運用管理も容易になるため、店舗との連動や、効果判定指標の設定がクリアできれば施策の幅も広がりますね。ここ1、2年でも実店舗への来店数や売上などのオフラインデータとの連動が可能となるFacebook広告アップデートも盛んですので、これから日本でも成功体験が増えていくのではないでしょうか。

アナグラム編集部

アナグラム編集部

アナグラム株式会社 編集部です。リスティング広告やFacebook広告などの運用型広告ネタの記事を執筆・クルーの記事の編集、案出しなどを行っています。より良い、正しい記事を運用型広告運用者へ素早く届ける!事をモットーに日々編集に明け暮れております^^ 好きな仕事は「漢字の閉じ開き」です。