「なんとなく」を研ぎ澄ませたアナグラムの評価制度を紹介します

「なんとなく」を研ぎ澄ませたアナグラムの評価制度を紹介します

入社する会社がどんな評価制度なのかは、多くの人が気になりますよね。どのように評価され、お給料がどう決まるかに、その会社らしさが凝縮されているともいえます。

この記事ではアナグラムの、「あえて定性評価を加える」「チームリーダー全員から評価される170度評価」といった、一風変わった評価制度を紹介します。
なおここでは、アナグラム社員の90%を占める、コンサルタントの評価に焦点をあてています。


あえて広告費用を定量評価しない

一般に、デジタル広告を扱う仕事は良くも悪くも成果を数値で測りやすいです。実際にアナグラムでは、「新規案件獲得数」「案件継続率」「ブログ執筆などの外部発信」などの定量評価を行っています。

【アナグラムで行っている定量評価】
・新規案件獲得数
・案件継続率
・ブログ執筆などの外部発信

ここでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、「扱っている広告費用の金額」は評価項目に加えていません。

扱っている広告費用は会社への売上や利益に直結するものですので、広告費用で評価することは一見すると理にかなっているように思えます。
しかし、広告費用で定量評価することは、以下の弊害があると考えており、アナグラムでは評価項目から意図的に外しています。

【広告費用で評価することの弊害】
・広告費用とコンサルタントの貢献は必ずしも比例しない
・クライアントのためにならない提案をしてしまう恐れがある

以下に、広告費用で評価する弊害について、それぞれ解説していきます。

広告費用とコンサルタントの貢献は必ずしも比例しない

広告費や粗利の大きさが、コンサルタントの能力や貢献と必ずしも一致するとは限りません。
広告費用の増減は、案件の難易度や季節要因などのタイミング、単純な運など、さまざまな要素によって変動する可能性が高いからです。

したがって、もし広告費だけで評価してしまうと、本来評価されるべき人が評価されないケースが出てきます。
例えば「難易度が高い案件に果敢にチャレンジし、着実に成果を出してクライアントの信頼を勝ち取っているけど広告費はさほど大きくない」人の評価が低くなってしまうわけです。

そのような、正直者がバカをみるような評価制度にはしたくない、という思いで、アナグラムでは広告費を定量評価対象にしていません。

クライアントのためにならない提案をしてしまう恐れがある

広告費や粗利だけで評価を決めることのもうひとつの弊害が、クライアントのためにならない提案をしてしまう恐れがあることです。

広告費が評価に直結していると、思考がどうしても運用額重視になってしまいます。評価のために行動した結果、強引な予算増額提案をしてしまう可能性も否定できません。

そういった提案は、「ウソをついてクライアントをだましてやろう」と明確な悪意を持つ人だけが行うわけではありません。善良で悪意を持たない人であっても、自分の評価がちらりと頭をよぎって強引な予算増額の提案をしてしまうことは、ありえることなのです。

クライアントの最も身近な相談役になることをビジョンに掲げ、ビジネスの伴走者を目指している私たちにとって、こういったクライアントのためにならない提案はあってはならないことです。
コンサルタントが100%クライアントの成功だけを考えられるように、アナグラムでは広告費の大きさを、原則として評価に含めていません。

定性評価から逃げず、なんとなくを研ぎ澄ませる

そこでアナグラムでは定量評価だけではなく、クライアントからの信頼・コンサルタントの貢献・チームや会社への貢献など、定性的部分も含めて総合的に評価しています。

【アナグラムで行っている定性評価】
・担当案件への貢献
・クライアントからの信頼
・チームや会社への貢献 など

広告費と異なり、これらは単純な数値で表せるものではありません。定性的である以上、すべてを客観的に表すことはできず、評価者の主観も大いに入ります。

なかには、「主観なんて適当なもので評価を決められたくない」と思われる方もいるかもしれません。たしかに、客観的でなく数値化もできない主観での評価は、突き詰めていえば「なんとなく」で評価していると言えるかもしれません。

しかし先に述べたとおり、広告費のような数値化できる指標だけでは、正しい評価はできません。主観だからこそ、社員一人ひとりの数値化できない貢献や成長を正しく評価できると信じています。

定性的に主観で評価することは、評価者にとって大きな負担となり、労力もかかります。メンバーそれぞれの働きぶり・貢献・成長などに向き合う必要があるので、評価者の人間力が試されているとさえいえます。
そんな定性評価から逃げずに、メンバー一人ひとりに向き合って、評価を決めているのです。

「なんとなく」の精度を研ぎ澄ませるための170度評価

このような考えで定性評価を取り入れていますが、単に評価者の主観で評価を決めるだけでは納得感のある評価にはなりにくいですよね。
そこでアナグラムでは、評価者の主観、突き詰めていえば「なんとなく」の精度を研ぎ澄ませ、納得性を高めるために170度評価を実施しています。

170度評価とは、被評価者よりも上の役職者全員が評価に関与することです。被評価者と同等あるいは下のメンバーは評価に関与しないので、360度や180度ではなく170度としています。

チームリーダー、マネージャー、役員、全員で一人ひとりの評価を議論する

170度評価のやり方は、以下のとおりです。

【アナグラムが行う170度評価】
・チームリーダー以上の全員が集まる「評価会」の場を設ける
・直属の上司が担当メンバーの働きぶりをプレゼンし、評価と昇給額を提案する
・提案に対してチームリーダー以上の全員で議論をかわし、最終的な評価が決定する
・これを、全社員分繰り返す
・評価が決定したら、直属上司から評価会で出た意見を含めて評価内容をフィードバックする

このように、一人の評価をチームリーダー以上の全員で議論することで、評価の正当性・納得性を高めています。

実際に評価会では、「この人はこういう働きをしていたからもっと評価は高くていい」など、直属の上司だけでは見えていなかった部分が補完されることはよくあります。

こうして評価会で170度評価を行うことで、評価者の主観と「なんとなく」の精度を研ぎ澄ませ、公平性と納得感を高めています。

より良い評価の在り方を常に模索していく

このようにアナグラムでは、定量と定性の両面から、正しい評価を目指しています。そうして一人ひとり向き合って評価を決めてきたからか、2023年7月にとった社内環境アンケートで寄せられた80以上の意見に、評価制度や給与に関する不満はひとつもありませんでした。

もちろん、100%全員が納得できる評価制度というのはありませんし、私たちも現在の制度が完ぺきとは思ってはいません。これからも、より働きやすく、成果向上に集中しやすい評価制度を模索していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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