
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(以下、YDN)にて、2019年2月6日より「ラベル」機能の提供が開始となります。
参考:【YDN】ラベル機能の追加と、パフォーマンスデータの表示改善
ラベル機能とは、キャンペーン・広告グループ・広告に任意の語句を指定し、分類することのできる機能です。ラベル機能を活用すると配信データのフィルタリングや比較を容易に行うことができます。スポンサードサーチではすでに2018年9月5日から提供が開始されていました。
参考:Yahoo!スポンサードサーチ、「ラベル」機能の提供を開始
今回はYDNに登場したラベル機能についてご紹介したいと思います。


ラベルの活用例
ラベル機能の最大のメリットはキャンペーンや広告グループといった従来の分類とは異なる集計が可能となることです。たとえば次のよう活用ができます。
- 広告の訴求別の集計
- 広告のリンク先ページ別の集計
- 期間限定のキャンペーン、広告グループ、広告の識別
- キャンペーンをまたいだ広告グループの管理や実績の集計
他にも、YDNのレスポンシブ広告では、同じ訴求を使う場合でも300×300、1200×628各サイズごとでの入稿が必要です。そのため広告ごとでの集計作業などには手間がかかっていましたが、ラベル機能を活用することによってその手間も減らせることができそうです。
すでにラベル機能が実装されているGoogle 広告やスポンサードサーチでの使い方もご参考ください。
参考:仮説検証のスピードを加速させる、Googleアドワーズのラベル機能の使い方と設定方法
参考:Yahoo!スポンサードサーチ、「ラベル」機能の提供を開始
他にも工夫次第でさまざまな活用が可能となります。目的に応じて設定してみてください。
ラベルの使い方
ラベル機能は、キャンペーン・広告グループ・広告単位にて設定が可能です。キャンペーン・広告グループ・広告ごとにそれぞれ最大50件まで設定ができ、一つのアカウントに作成できるラベルの数は最大1,000件です。パフォーマンスレポートに「ラベルレポート」が追加され、配信結果をExcelファイルでダウンロードすることも可能です。
ラベルの設定方法
リリースによれば、以下の手順でラベルの設定が可能とのことです。
① ラベルを設定したい対象を選択② 既に作成したラベルを選択
③ ラベルを新規作成する場合はこちらをクリック
ラベル作成時には任意のラベル名を入力します。オプションで説明を追加することができここにメモなど記載しておくことが可能です。また、「色」も選択でき、設定することで管理画面上のデータが視覚的に判別しやすくなります。
インポート機能を使えばキャンペーン、広告グループ、広告別にラベルの一括設定、一括解除が可能です。また、ダウンロード機能をから出力されるファイルには「ラベル」項目が追加さるので、現在設定されているラベルのデータを確認、出力することが可能です。
シンプルだから活用方法は工夫次第
ラベル機能は、使い方次第ではYDNの管理以外でも活用することができます。
たとえば、同じくラベル機能が使えるGoogle 広告とYDNで共通の文字列でラベルを設定していれば、GDNとYDNを横断して広告の成果をラベルごとに集計する、といったことも可能です。
Google 広告、Yahooスポンサードサーチをはじめ、YDNのラベル機能もぜひ活用して、いままで時間のかかっていた集計作業の手間を軽減できるか考えてみたいですね。