
ユーザーがいままさに見ているコンテンツを、キーワードをベースに柔軟にターゲティングできるYDAのコンテンツキーワードターゲティング。
画像引用元:ディスプレイ広告(運用型) コンテンツキーワードターゲティングの提供について
これまではターゲティングが有効な配信面はYahoo!JAPANの一部サービスのみでしたが、2023年9月13日(水)より配信先が拡大されることが発表されました。
参考:【 ディスプレイ広告(運用型)】コンテンツキーワードターゲティング対象掲載面の拡大 - Yahoo!広告
※コンテンツキーワードターゲティングとは?という方はこちらをチェック


すべてのウェブページが掲載対象へ
Yahoo!ディスプレイ広告はYahoo!JAPANのコンテンツのほか、さまざまな提携パートナーサイトへも広告配信が可能ですが、コンテンツキーワードターゲティングを用いる場合、配信対象となるのは「Yahoo! JAPANの一部サービスのウェブページとアプリ」に限られていました。
今回のアップデートにより、Yahoo!JAPANに限らず配信ネットワーク内のすべてのウェブページへのコンテンツキーワードターゲティングでの掲載が可能となります。
なお、アプリ上であってもWebViewと呼ばれるアプリ内で閲覧できるWebページについても配信が可能です。
これまでターゲティングの対象となるコンテンツが少なく、配信が思うように進まなかった場合やYahoo!JAPANのサービス外でもコンテンツに合わせた広告配信が行いたかった広告主には嬉しいアップデートです。
一部の配信面は引き続き掲載の対象外
なお、一部の配信面では引き続きコンテンツキーワードターゲティングを用いての広告配信は行えません。
- アプリ面(Yahoo! JAPANの一部サービスを除く)
- Yahoo! JAPANトップページなどのインフィード面
とくにインフィード面は多様なコンテンツが読み込まれる仕様であるため、コンテンツをターゲティングすることは今後も難しい可能性があります。
インフィード面でターゲティングを用いた配信を希望する場合には、人(オーディエンス)をベースにしたターゲティング方法を検討しましょう。
変更に伴う注意点
コンテンツキーワードターゲティングの配信対象拡大によって、次のような場合には対応が必要です。さまざまなケースが考えられますが、ここではその一部をご紹介します。
Yahoo!JAPANのサービスのみへ広告を配信したい場合
今回のアップデートによりYahoo!JAPANのサービス以外も配信先となるため、そのままYahoo!JAPANのサービスのみへの広告配信を希望する場合は、これまで対象であった掲載先をプレイスメントターゲティングとして配信対象へ設定が必要です。
(アップデート後にYahoo!JAPAN以外のサービスでの成果を確認してからでもよいかと思います)
配信先の増加によるパフォーマンスの変動
今回の変更により配信先が増えることで広告のパフォーマンスに影響が出る見込みです。ポジティブに働く場合もあれば、場合によってはネガティブな結果となる可能性もあるため、パフォーマンスの変動が見られた場合にどのような手段が取れるか、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
具体的には次のような方法で調整が可能です。
- デバイスやアプリ面の除外
- プレメントターゲティングの追加・除外
- コンテンツキーワードターゲティングの除外
基本的には配信先の制限が対応方法のひとつとして挙げられます。
たとえば、アプリ面での広告配信が増えたり、デスクトップでの閲覧が多いサイトでの配信が増えたりということが考えられます。配信対象のデバイスを絞ったり、場合によっては対象となるサイトの一部を除外したりといった対応が必要となるでしょう。
まとめ
SNSをはじめとしたフィード型のプラットフォームが増えたこともあり、オーディエンスをターゲティングする手法に注目が集まりますが、どのようなコンテンツを見ているかでユーザーの感情や態度には大きな違いがありますよね。
配信先が広がることでアプローチが可能な機会が増えますので、ぜひ有効に活用していきたいところです。
