
サイトリターゲティングの機能改善
2016年10月6日、Yahoo!JAPANはYahoo!プロモーション広告のスポンサードサーチで試験提供中の検索広告向けのサイトリターゲティング機能改善を2016年10月19日に実施予定であることを発表しました。
【スポンサードサーチ】サイトリターゲティング試験提供における機能改善のお知らせ | サポート情報 | Yahoo!プロモーション広告


スポンサードサーチにおけるサイトリターゲティング機能は試験提供として、2015年7月22日に開始されました。機能としてはGoogle アドワーズにおける検索広告向けリマーケティング(RLSA)と同様です。既に1度はウェブサイトを訪問したことのあるユーザーに対して配信されるため、多くの場合コンバージョン率も高く、広告費用対効果も高い傾向があります。
Google アドワーズのRLSAについては下記をご参考ください。
参考:「どのキーワードに出す?」から「誰に出す?」で大きく成果が変わる、検索広告向けリマーケティング(RLSA)の解説と設定方法 | アナグラム株式会社
複数のターゲットリストを関連付け可能に
これまでキャンペーンや広告グループに関連付けが可能なターゲットリストは1つまででしたが、これにより関連付けできるターゲットリスト数の上限が撤廃され、複数のターゲットリストを関連付け可能となります。
<変更前>
キャンペーン(除外設定):1件まで
広告グループ(配信設定):1件まで
広告グループ(除外設定):1件まで<変更後>
キャンペーン(除外設定):上限なし
広告グループ(配信設定):上限なし
広告グループ(除外設定):上限なし
※1アカウントにつき作成できる、ターゲットリストの上限は1000件
です(デフォルトリストを含む)。
同じ検索語句でも、ユーザーのサイト訪問の有無やサイト内の行動(直帰した、商品まで見た、カートに入れて離脱した、離脱後の経過日数など)によって見込まれる費用対効果は異なります。今回の変更により、ユーザーの訪問履歴に合わせた柔軟な広告配信が可能となりますね。ただし、詳細すぎるリストではリーチが少なすぎてしまい、有効に作用しないので注意が必要です。(リストあたり1,000人以上の蓄積必要)
さらなる機能強化にも期待
先日、Google アドワーズにてRLSAのさらなる機能強化が発表されています。
参考:Google アドワーズ、RLSAのさらなる機能向上を発表。クロスデバイス対応、有効期間の拡大、キャンペーン単位での設定が可能に。
いずれも、まだスポンサードサーチのサイトリターゲティング機能には実装されていないものですので、今後のアップデートにも期待したいと思います!