2017年8月2日より、Yahoo!スポンサードサーチのレポート機能において下記3点の変更がありました。
- 地域別レポートに「地域判定の種類」が追加
- 地域ターゲティングの項目名称の変更
- 選択可能なレポートの集計単位が最大5件に増加
参考:【スポンサードサーチ】地域別レポートの機能改善について
地域別レポートに地域判定の種類が追加
レポートタブより、レポートの種類から地域別レポートを選択します。
表示切替から、[+表示項目の追加]をクリックします。
プルダウンより、[地域判定の種類]の項目を選択することができます。
地域判定の種類には以下の3つがあります。
- ユーザーの所在地
- 関心を示している地域
- その他
地域ターゲティングの項目名称が変更
キャンペーン設定の地域設定より、配信地域判定の項目において下記の通り項目名の変更がありました。
(変更前)検索キーワードに含まれる地域
(変更後)検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域
今回は単純に名称の変更のみで、変更前も実際には検索キーワードに地名が含まれていない場合でも関心があると判断されていた場合に広告は配信されていたため、この変更によって配信に影響が出ることはありません。
選択可能なレポートの集計単位が最大5件に増加
こちらはYahoo!スポンサードサーチのすべてのレポートの種類において、表示切替の集計単位を5つまで選択可能になりました。これによって、今までよりも詳細な分析が可能となります。なお選択可能な項目はレポートの種類によって異なります。
最後に
地域別レポートに追加された「地域判定の種類」の仕様はGoogle アドワーズと同様です。ターゲット地域設定ごとの違いについては以下の記事もご参照ください。
参考:店舗型ビジネスで活用できるリスティング広告のターゲット地域設定と機能の詳細
「ターゲット地域設定の比較」を参照
ターゲット地域の設定は、商材やサービス形態、その商圏などによって適切なものを選択することで、広告のパフォーマンスを高めることができます。例えば福岡県のツアー予約の広告で、配信地域を福岡県かつターゲット地域が「ユーザーの所在地」となっている場合、東京都在住でこれから福岡旅行を検討しているユーザーには広告が配信されません。現在の設定が適したものになっているか、いま一度確認してみることをおすすめします。
「地域判定の種類」ごとの数字を可視化できることで、配信対象となる地域判別の範囲を拡げたり狭めたりする際の判断を正しく行うことができますね。