Yahoo!スポンサードサーチ、サイトリターゲティング機能においてキャンペーンレベルでの配信設定が可能に

Yahoo!スポンサードサーチ、サイトリターゲティング機能においてキャンペーンレベルでの配信設定が可能に
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試験提供から正式提供へ

2017年7月20日より、Yahoo!スポンサードサーチのサイトリターゲティング機能において、キャンペーンレベルでのターゲットリストの”配信”設定が可能となりました。これまでは除設定こそキャンペーレベルで行えましたが、配信設定は広告グループレベルでのみ設定が可能でした。

参考:【スポンサードサーチ】サイトリターゲティング正式提供開始のお知らせ - Yahoo!プロモーション広告

また2015年7月22日から試験提供されていたYahoo!スポンサードサーチのサイトリターゲティング機能は、こちらの機能改善をもって正式提供となります。

参考:【スポンサードサーチ】サイトリターゲティング機能の試験提供について - Yahoo!プロモーション広告

キャンペーンレベルでの配信設定の詳細


「ツール」メニューより「ターゲットリスト管理」をクリックします。


次に、キャンペーンへ設定したいターゲットリストにチェックを入れ、「関連付けの設定」より「キャンペーンに設定(配信)」を選択します。


ターゲットリストを関連付けたいキャンペーンを選択し、「設定」をクリックします。

同一キャンペーン内では、キャンペーンレベルの配信設定と広告グループレベルの配信設定の併用はできず、どちらか一方での設定となるため、すでに広告グループレベルで配信対象のターゲットリストを設定している場合は、あらかじめ管理画面またはキャンペーンエディターで削除しておく必要があります。


デフォルトでは「配信対象ユーザー」が「ターゲットリスト」と、リストに含まれるユーザーのみにしか配信されない設定となり、意図しないターゲットの絞り込みには注意が必要です。全ユーザーをターゲットとして、特定のターゲットリストに含まれるユーザーに対しては入札単価調整率の上げ下げをする場合などは、設定を「全ユーザー」としておきましょう。

なお、キャンペーンエディターもアップデート(Ver. 8.2.1)がなされており、キャンペーンレベルのターゲットリストの設定も可能となっておりますが、今のところ管理画面からしか設定できないため注意が必要です。

入札単価調整をしない場合でも設定を

これまでは配信設定は広告グループ単位という細かい粒度であったため、レポートを出して集計しないとターゲットリスト毎の傾向がつかみづらかったですが、キャンペーンの粒度で設定できれば場合によっては広告管理画面側でも傾向がつかみやすくなるため、スピーディーに入札調整に活かすことが可能になりますね。ただし、調整できる単位もキャンペーン単位となりますので、キャンペーンレベルで設定するべきか広告グループレベルにするべきかは必要に応じて選択していきましょう。

また、Yahoo!スポンサードサーチの自動入札設定機能では、サイトリターゲティングのターゲットリストの設定によりユーザーがターゲットリストに含まれるかを考慮して調整されます。そのため、ターゲットリストごとに手動で入札単価の調整を行わない場合でも基本、設定しておくことをおすすめします。

参考:自動入札タイプ「コンバージョン単価の目標値」

再訪ユーザーが多いサイトなどは特にターゲットリスト毎にパフォーマンスは大きく変わってくるため、ぜひ活用していきたいですね。

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