スポンサードサーチ、「拡張クイックリンク 」の提供開始

スポンサードサーチ、「拡張クイックリンク 」の提供開始

検索広告では基本的にランディングページをひとつ設定しますが、同じ検索語句でも場合によってはそのユーザーが商材やサービスについて知りたいことは別のページに書かれていることも少くありません。

そのようなユーザーのニーズに対して、見るコンテンツの選択肢を与えられるのがスポンサードサーチの広告表示オプション「クリックリンク」です。

参考:スポンサードサーチ、広告表示オプションの特徴から作成方法まで

これまで短いテキストのみしか入力できず、場合によってはリンク先の内容を十分に伝えるのが難しいことのあった拡張クイックですが、2019年10月16日のアップデートにより、さらに多くのテキストを追加できる「拡張クイックリンク」の提供が開始されました。

参考:【スポンサードサーチ】クイックリンクオプションの機能追加について - Yahoo!プロモーション広告

本記事では拡張クイックリンクの概要から設定方法、注意点を分かりやすく解説します。


拡張クイックリンクの仕様

拡張クイックリンクでは、これまでの短いテキスト(半角25文字)に加えて、やや長めのテキスト(半角35文字)を2行追加することが可能です。

クイックリンク説明文は以下の条件を満たす際に表示される可能性があります。

  • PC(デスクトップ)の検索結果
  • 検索結果の最上部もしくは最下部
  • 表示されるクイックリンクオプションが2本または4本のとき

設定したからと言って必ず表示されるわけではない点に注意が必要です。

拡張クイックリンクの設定方法

設定方法は非常にシンプルで、通常と同様にクイックリンクを作成する際に、新しく追加された「クイックリンク説明文」の欄へ任意のテキストを入力できるようになっています。

設定済みのクイックリンクに追加する場合

すでに設定済みのクイックリンクへのクイックリンク説明文の追加方法を紹介します。

「広告表示オプション」で[クイックリンクオプション]を選択し、「オプション一覧」タブを選択します。

クイックリンク説明文を追加したいクイックリンクオプション欄の吹き出しをクリックして立ち上がるウィンドウ内で「編集」をクリックすると、新規追加時と同様の設定画面が出てきて設定が可能となります。

なお、変更数が多かったり、共有ライブラリで管理している場合は、すでにキャンペーンエディターも拡張クイックリンクに対応していますので、こちらを利用するのがおすすめです。(広告管理画面での一括編集もできますが、多少手間が掛かるため)

クイックリンクの配信先デバイス設定の廃止

これまでクイックリンクごとに「配信先デバイス」を指定可能でしたが、こちらが廃止されます。

すでに新規でクイックリンクオプションをキャンペーンなどへ紐付ける際に配信先デバイスを選択することはできなくなっており、すでに設定済みの場合でも12月上旬頃には、自動的に「すべて」へ変更されるとのことです。

現在スマートフォン向けにクイックリンクを設定している場合には、クイックリンクの「優先デバイス」にチェックを入れておきましょう。

拡張クイックリンクの注意事項

今回のアップデートに合わせて広告掲載基準も変更が出ています。

基本的には他の規約やこれまでの内容と変わりませんが、テキストの内容とリンク先のコンテンツは必ず関連性のある必要があります。

また、他の広告表示オプションと同一のテキストも利用NGです。広告表示オプションの種類も多数有りますので、広告本体の内容を含めて、どこで何を訴求するのかあらためて整理しておくのがよさそうです。

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