スポンサードサーチの自動入札タイプ「検索結果ページの目標掲載位置」が提供終了へ

スポンサードサーチの自動入札タイプ「検索結果ページの目標掲載位置」が提供終了へ
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Yahoo!プロモーション広告スポンサードサーチ(以下、スポンサードサーチ)の自動入札タイプ「検索結果ページの目標掲載位置」の提供が2019年4月3日(水)に終了されることが発表されました。

参考:【スポンサードサーチ】「検索結果ページの目標掲載位置」の提供終了およびデータの自動移行について

「検索結果ページの目標掲載位置」とは

スポンサードサーチで利用できる自動入札タイプの1つです。


検索結果ページの目標掲載位置を用いると、検索広告で「1ページ目上部」あるいは「1ページ目」に掲載されるように入札価格が自動的に調整されます。それぞれの掲載位置に必要な予測値を入札価格として適用し、1日に数回、入札価格が調整されます。(広告オークション発生ごとの入札価格調整ではありません。)

また、際限なく入札価格が上昇するのを防ぐために入札価格の上限や、推定入札価格の調整(引き下げ率90%~引き上げ率900%)、品質の低いキーワードは入札価格を引き上げないオプションなどが設定できます。

次のようなケースで活用されていました。

  • 検索画面上部に表示される広告の数がPCよりも限られているモバイル端末での上位掲載
  • 費用対効果の高いキーワードでの流入機会損失防止
  • キャンペーン期間中など、上部掲載による認知の向上

データや設定は自動的に移行

提供終了後は、入札戦略タイプとして「検索結果ページの目標掲載位置」は設定できません。また、現在この入札戦略タイプを採用しているキャンペーンがあった場合、入札設定は「手動入札:個別クリック単価」に順次変更され、入札金額は自動入札を導入する前に設定していた額になります。

目的が引き続き検索ページ上部掲載の場合は、移行後に掲載順位が落ちてしまわないよう、現在の実際のクリック単価を参考にあらかじめ設定しておくことが望ましいでしょう。

さらに2019年7月以降は、「検索結果ページの目標掲載位置」に関する「自動入札レポート」が取得できなくなる予定です。また、将来的にはレポートの取得も不可能になるため、過去データも含め自動入札レポートは今のうちにダウンロードしておきましょう。

もっといい方法をつねに探そう

掲載位置を目標とするのであれば、自動移行となる個別のクリック単価で調整を行うべきですが、そもそも本当にその掲載位置を常時維持しなければならないのかは念のため見直しておいたほうがよさそうです。

たとえば、掲載位置は少し下げることで、クリック単価の低減を図れて同じ予算でも多くのクリックを獲得できる可能性があります。キャンペーンの目的が何か、それを達成するのにもっといい方法はないかを常に探していきたいですね。

コンバージョンの獲得を目標にしているのであれば、「クリック数の最大化」や「コンバージョン単価の目標値」、「広告費用対効果の目標値」など他の自動入札タイプへの切り替えも検討してみるのもオススメです。

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