「今すぐ鍵を開けたい」「早く水漏れを止めたい」といった一刻も早く問題を解決したい緊急性の高いサービスでは、電話でのお問い合わせが多く、検索結果の広告から直接電話を掛けられる電話専用広告は有効なケースが多くあります。
ただ、広告から直接電話を掛けられるがゆえ、場合によってはウェブサイトなどへ誘導する通常の広告以上に広告のテキスト情報が電話を掛けるかどうかの重要な判断材料になり得ます。
Googleの電話専用広告に、これまでに加えてさらにテキスト行を追加できるアップデートが2019年2月25日に発表されました。
参考:電話専用広告にテキスト行を追加 - Google 広告 ヘルプ
電話前により多くのメッセージを伝えられるように
今回のアップデートの変更点は、以下の通りです。
- 広告見出し1、2を追加可能に(それぞれ半角30文字まで)
- 説明文の文字数の上限を半角80文字から半角90文字へ
- 会社名の表示位置を、見出しから説明文の冒頭に変更
なお、広告見出し1、2や説明文の2行目は、追加を推奨されているものの、現時点では省略も可能な項目となっています。
これまでは広告の見出し部分には電話番号と会社名のみが表示されていましたが、会社名の代わりに広告見出しを上部に追加することができ、電話を促進するテキストを盛り込むことが可能となりました。
電話番号表示オプションと合わせて検討を
電話での問い合わせは、いますぐ解決したい問題などの場合は高い効果を発揮します。一方で、かならずしも電話での問い合わせに直接誘導するのがもっとも効果的とは限りません。
電話専用広告の他に「電話番号表示オプション」があり、通常のテキスト広告に通話可能な電話番号を表示するもできます。ウェブサイトへの誘導と電話での問い合わせとでビジネスへの貢献度が分からない場合、まずは電話番号表示オプションを利用して、どの程度使われるかを把握するのをオススメします。ただし、電話番号表示オプションは常には表示されない可能性があるため注意しましょう。
ミスマッチを生まないテキスト情報を
電話を掛けてきたお客さんの要望を叶えることができなかった場合、お客さんに手間を掛けてしまいますし、電話による問い合わせは電話対応の負担あるため、ミスマッチはお互いに不幸にしかなりませんよね。
電話専用広告を実施中の場合は、ぜひテキスト行の追加をご検討ください。また、過去にトライしたけれど成果に繋がらなかった、あるいは実施に至らなかったという場合も、新しい電話専用広告のフォーマットを利用してみてはいかがでしょうか。