YouTube 広告の下に「リードフォーム」を表示できる「YouTube リードフォーム」が追加されました。
参考:動画キャンペーンでリードフォームを使用する– Google 広告 ヘルプ
現在は、TrueView アクションキャンペーンでのみ利用できます。
TrueView アクションについてはこちらもご参照ください。
Google、ユーザーにアクションを促す動画広告「TrueView アクション(TrueView for action)」
すでに多くのアカウントで利用可能になっていますが、今後数ヶ月ですべてのアカウントに反映するとのことです。
今回は、TrueView アクションでのリードフォームの使い方をご紹介していきます。
動画キャンペーンのリードフォームとは
動画キャンペーンのリードフォームとは、TrueView アクションキャンペーンで設定できる項目の1つで、YouTube 広告の下にフォームを表示しユーザーが必要事項を入力することでサイトへ遷移せずとも簡単に「お問い合わせ」や「資料のダウンロード」などを行うことができる機能です。
Googleアカウントにログインしていて連絡先情報を登録しているユーザーの場合、1回タップするだけでフォームに情報を入力できます。
リードフォームの利用条件
利用にあたっては以下の条件を満たしている必要があります。
- Google 広告のご利用金額が 50,000 米ドル(約530万円)を超えていること
- これまでポリシーを遵守してきた実績があること
- デリケートなカテゴリやサブカテゴリ(例: アダルト コンテンツなど)は利用不可
アカウントによっては利用ができない場合があります。
参考:リードフォームの要件 - Google 広告ポリシー ヘルプ
リードフォームの設定方法と種類
YouTube リードフォームは設定画面から設定できます。
①Google 広告管理画面の動画キャンペーンの設定タブをクリック
②項目からリードフォームを選択肢「+フォーム」をクリック
③[ビジネスの名前]は、会社の名前を半角25文字(全角12文字)以内で入力します。
④[行動を促すフレーズ]は、リードフォームの目的に合わせて半角15文字(全角7文字)以内で設定可能です。
⑤[広告見出し]は、半角30文字(全角15文字)以内で入力します。
⑥[説明]は、半角200文字(全角100文字)以内で入力します。
⑦[どのような情報を要求しますか?]は、ユーザーに記入してほしい項目を設定出来ます。選択できる項目は以下です。
・メール
・電話番号
・郵便番号
・会社名
・国名
・都道府県
・市区郡
・仕事用メールアドレス
・役職
・仕事用の電話番号
⑧[プライバシーポリシーのURL]は、サイトのプライバシー ポリシーページに直接移動するURLを設定します。
⑨[送信後の広告見出し]は、半角25文字(全角12文字)以内で入力します。
⑩[送信後の説明文]は、半角30文字(全角15文字)以内で入力します。
⑪[リードフォームの種類]は、購入意向が強いユーザーかより多くの顧客かのどちらかに重点を置くかを選択します。この設定は作成したあとでも変更ができます。
ターゲットのオーディエンスが追加や削除されることはありません。
⑫[Webhook により提供された見込み顧客]は、「Webhook」という複数のWebサービスを連携するための仕組みを使用することでリードデータを社内のCRMシステムに直接送ることもできる機能です。オプション機能なので必須項目ではありません。
最後に、[利用規約]が表示されます。個人情報を取り扱う為、広告主には利用規約も事前に共有した上で同意を行う事や、不明な点があれば、広告主側の法務部門などと連携して導入を進めましょう。
上記入力完了後は「キャンペーンに追加」をクリックし設定は完了です。
なお、一度作成したリードフォームは修正することが出来ず、再作成となりますので注意しましょう。
リード情報をダウンロードする方法
リードフォームから獲得したリード情報はCSVファイルでダウンロードすることができます。
キャンペーンの「設定」タブで、「見込み顧客情報の収集」に表示される「ダウンロード」から利用可能です。
ただし、収集したデータの保存は30日間のみのため、定期的にダウンロードするように注意しましょう。
最後に
検索広告でも先行してリードフォーム表示オプションが利用可能となっていますが、ユーザーはウェブサイトに飛ばずに問い合わせなどのアクションを起こせるのは便利ですよね。
YouTube 広告で何をどのように伝えることでアクションしてもらえるか、動画の製作からリードフォームの設定を一連の流れで考えられると、ユーザーにとってより有益な広告体験になりそうですね。