Google アドワーズ、RLSAのさらなる機能向上を発表。クロスデバイス対応、有効期間の拡大、キャンペーン単位での設定が可能に。

Google アドワーズ、RLSAのさらなる機能向上を発表。クロスデバイス対応、有効期間の拡大、キャンペーン単位での設定が可能に。
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RLSAの機能がさらに向上へ

2016年9月28日、Googleはニューヨークで開催された検索エンジンマーケティングをテーマにした大規模イベント「SMX(Search Marketing eXpo)で、RLSA(検索広告向けリマーケティング)のさらなる機能向上を発表しました。

参考:Inside AdWords: Search ad innovations see strong momentum


RLSAの機能向上の詳細

今回発表されたのは以下の3点です

クロスデバイス リマーケティングの導入

先日、Google ディスプレイ ネットワークと DoubleClick Bid Manager にクロスデバイス リマーケティングを導入が発表されましたが、同機能がRLSAにおいても導入されます。

参考:マーケティングの相互作用を明らかにする新たなデジタル イノベーション - Google 広告主コミュニティ

Google アカウントのログイン情報をもとにし、同じユーザーを異なる複数の端末で捕捉することが可能になります。例えば、スマートフォンで検索を行い広告主のサイトで商品の購入を検討したユーザーが、別の機会にさらに検討しようとPCやタブレットで検索を行った際には、通常よりも掲載順位を上げてアピールするということが可能になります。

ユーザーリストの有効期間の拡大

これまでリマーケティング広告のユーザーリストの有効期間が540日だったのに対し、RLSAには180日が上限して提供されていましたが、RLSAにおいても540日まで上限日数が緩和されます。

これにより、年間を通したシーズナリティのあるキャンペーンや検討期間の長い商材でもRLSAをより有効に活用できるようになります。

キャンペーン単位でユーザーリスト設定が可能に

これまで、ユーザーリストは広告グループ単位で設定する必要がありました。管理画面では広告グループごとにデータが分割されて表示されてしまい、入札単価調整を行うにも作業効率が良くない状況でした。

キャンペーン単位でユーザーリストが設定できるようになることで、作業効率の向上とともに導入率の増加も見込まれますね。

アイデアと戦略次第で大きく成果が変わる

RLSAはアイデアと戦略次第で検索連動型広告の成果を大きく変えることが可能です。これまで費用対効果が合わなくて掲載を控えていたり、入札をしていなかったキーワードに対してもチャレンジする応用もできます。

今回のアップデートを踏まえて、RLSAを活用した検索連動型広告の戦略をいま一度考えておくと良いかと思います!

RLSA関連記事:
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「部分一致」でまだまだ広がる!マッチタイプの特性を利用したキーワード拡張による検索連動型広告の可能性 | アナグラム株式会社
※「2.ユーザーリストと掛けあわせて、特定のリストに含まれるユーザーの検索語句を広くカバーする」を参照

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