2016年8月末にGoogleがGoogle+上で発表し、徐々に反映していたアカウント単位でのサイトリンクが設定可能となりました。公式のアナウンスはありませんが、9月20日現在、筆者の環境ではすべてのアカウントに反映済みです。
参考:Introducing account-level sitelinks Sitelinks show additional links to…
サイトリンク表示オプションは、広告文本体のリンクに加えてサイト内の別のページへのリンク付のテキストを広告文の下に表示できる機能で、これまでは、キャンペーン単位、広告グループ単位で設定が可能でした。
アカウント単位のサイトリンクの詳細
設定の方法自体はこれまでとほぼ同様です。
①「広告表示オプション」タブへ移動
②表示で「サイトリンク表示オプション」を選択
③「アカウント表示オプション」を選択して登録
キャンペーン単位、広告グループ単位のサイトリンクがない場合には、アカウント単位のサイトリンクが適用されます。(キャンペーン、広告グループの単位でそれぞれサイトリンクの無効化は可能)
広告表示オプションの重要性を再認識
サイトリンクを含め広告表示オプションは設定すれば必ず表示されるものではありません。例えばパソコンに表示される広告の場合には、2~6 個と表示されるサイトリンクの数は変動します。公式のヘルプ上を確認すると以下の様に複数の要因にサイトリンクの表示が影響されることが分かりますね。
・キーワードの品質と上限クリック単価
・Google 検索結果ページにおける広告の掲載順位
・広告とサイトリンクのランディング ページの関連度
・同じページに掲載される他の広告との関連度
・キャンペーンで有効になっている他の広告表示オプション
・ユーザーが入力した検索語句
引用元:広告表示オプションが表示されない場合 - AdWords ヘルプ
設定が必須でないこともあり、サイトリンクを含む広告表示オプションを十分に設定していないアカウントは決して少なくないと推察されますので、今回の仕様変更は全体の導入率を引き上げる施策の一貫なのではないでしょうか。
広告ランクは、入札単価と、広告やウェブサイトの品質に加えて、広告表示オプションによっても決まります。広告表示オプションは広告の掲載結果を向上するのを目的としているため、安い単価で同等のクリック数を獲得する助けとなります。
参考:AdWords で広告表示オプションを活用するメリットを理解する - AdWords ヘルプ
上記からも分かるように、広告表示オプションは広告主にとっても重要な位置づけの機能です。これを機にサイトリンクに限らず、広告表示オプションの重要性を再認識し、いま一度効果的な活用方法を検討することをお勧めいたします。
Google アドワーズの広告表示オプションについては、以下の記事もご参考ください。
参考:サービスによって使い分けろ!Googleアドワーズ広告表示オプションのスベテ