Google 広告、P-MAX がクリスマスや年末年始などこれからの時期に役立つ5つの機能に対応へ

Google 広告、P-MAX がクリスマスや年末年始などこれからの時期に役立つ5つの機能に対応へ
この記事は最終更新日から約1年が経過しています。

クリスマスや年末年始など、いわゆる「ホリデーシーズン」は一年のなかでも、普段とは違う買い物客の動きがみられ、多くの企業にとっても重要なタイミングです。

10月26日(水)にGoogleは、これからの時期に役立つ5つのアップデートを発表しました。

参考:New Performance Max features to help you this holiday season - Google 広告 ヘルプ

P-MAXって?という方は、まずはこちらをチェックしてみてくださいね。



1. パフォーマンス プランナー

P-MAX 向けの新しいパフォーマンスプランナーが利用可能となります。

パフォーマンスプランナーを利用すると、実際のクリック数あるいはコンバージョン数に基づいて予算プランを作成できます。クリック数やコンバージョン単価を指標として、目標の予算や平均コンバージョン単価、コンバージョン数を設定することで、どのような動向があるのかの予測を確認することが可能です。

また、季節性のあるイベントに合わせた予測を行えるため、イベントごとの増えるクリスマスや年末年始のパフォーマンス予測に役立てられそうですね。

順次展開中となり、今後数週間ですべての広告主が利用できるようになるとのことです。

2. 自動化ルール

自動化ルールを P-MAX アセット グループに追加できるようになりました。

必要に応じて任意のタイミングで、アセット グループを一時停止したり、有効化したりとスケジュールにあわせて自動的に設定を行えるようルールを設定できます。

自動化ルールの詳細は以下の記事をどうぞ。

3. 見出しの最大数を5から15へ

これまで最大数が5つだった、P-MAXのアセットグループに追加できる広告見出しの数が、5つから15個まで拡大されます。

検索広告やディスプレイ広告のレスポンシブ広告フォーマットでは、すでに見出しを最大15個まで設定できます。今回のアップデートでP-MAXにおいても、広告見出しの最大数が同じく15個まで設定可能となります。

これにより、より多くの組み合わせの中からもっとも効果的なものを選び出せる可能性が高まりますね。

4. 説明

画像引用元:説明について - Google 広告 ヘルプ

P-MAXはあらゆる面で自動化が進んでいるプロダクトである一方、なにかパフォーマンスに大幅な変化があっても要因を探ることが簡単ではないケースも多いでしょう。

効率よく掲載結果の大幅な変化の要因を特定できる機能として提供されている「説明」機能が、P-MAXでも利用できるようになります。

なお、商品フィードを用いたP-MAXの掲載を行っている場合には、「商品のステータスや、最も売れている商品、出品グループ、商品タイプ」に関する分析も「説明」として表示されるとのことです。

説明機能については以下でも解説していますので、参考にしてみてくださいね。

5. オーディエンス分析

オーディエンスについてもより詳細に分析できる機能が提供されます。

画像引用元:オーディエンス分析 - Google 広告 ヘルプ

「分析情報」タブの「オーディエンス分析」タブから以下のような分析情報をご確認いただけます。

分析情報の種類この分析情報が表示される条件
アセット オーディエンス分析アセット オーディエンス分析は、アセットベースのキャンペーンで、キャンペーンのアセットに関連性の高いオーディエンス セグメントを特定するのに十分なインプレッション、インタラクション、ユニーク コンバージョンを達成した場合に表示されます。
オークション分析オークション分析は次の場合に表示されます。指定した期間内にキャンペーンが有効になった掲載結果に大きな変化があったオークションの競合が掲載結果の変化の要因になっている
変更履歴の分析変更履歴の分析は、掲載結果に大きな変化があり、アカウントまたはキャンペーンの変更がその変化を引き起こした可能性が高い場合に表示されます。
検索語句に関する分析情報検索語句に関する分析情報は、指定した期間の関連する検索カテゴリについて十分な検索語句のデータがある場合に表示されます。
需要予測需要予測では、お客様のビジネスに関連するカテゴリのうち、今後数か月のうちに大幅な増加が見込まれるもののみがハイライト表示されます。ビジネスに関連するカテゴリが見つからない場合、この分析情報は表示されないことがあります。
診断に関する分析情報診断に関する分析情報は、キャンペーンを作成した後、キャンペーンでトラフィックやコンバージョンが発生していない場合に表示されます。
パフォーマンスの変動キャンペーンの掲載結果の移り変わりでは、エンティティ(広告グループ、アセット グループ、商品グループ、キーワード、動画など)の掲載結果に生じた大きな変化がハイライト表示されます。表示されるエンティティは、キャンペーン タイプによって異なります。
ペルソナに関するオーディエンス分析ペルソナに関するオーディエンス分析は、関連性の高いオーディエンス セグメントを特定するのに十分なインプレッション、インタラクション、ユニーク コンバージョンを達成した場合に表示されます。
検索トレンド検索トレンドでは、お客様のビジネスに関連するカテゴリのうち、前の期間と比較して大幅な増加を示しているもののみがハイライト表示されます。また、検索トレンドは、お客様のビジネスに関連するカテゴリについて過去の検索語句のデータが十分あるかどうかに応じてのみ表示されます。ビジネスに関連するカテゴリが見つからない場合、この分析情報は表示されないことがあります。
引用元:オーディエンス分析 - Google 広告 ヘルプ

「分析情報」タブの機能の使い方については以下でもまとめていますので、ぜひご覧ください。

まとめ

Googleによる今回のブログポストであらためて知りましたが、早いものでP-MAXがすべての広告主へ提供開始されてから1年が経ちます。

Googleのあらゆる広告枠をカバーするP-MAXですが、すでに活用している広告主がいる一方で、いまもまだ導入していない企業も少なくないと思います。すでに他のキャンペーンタイプでは実装されている機能も、まだP-MAXでは対応していないということも多く、1年経ったいまもまだ発展途上のプロダクトです。

しかしながら5月、7月と定期的なアップデートがなされており、Googleの注力プロダクトとして着実に機能が充実してきています。

参考:P-MAX キャンペーンのカスタマイズと改善に役立つ新機能 - Google 広告 ヘルプ

いざ利用しようと思った際に、何ができて何ができないのか分からず、十分に使いこなせないということがないよう、今のうちから情報をキャッチアップしておくのが大切ですね。

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